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謔話§一日一句~未来はあるか~ [俳句]

季語は・・・九月尽

我が古稀の 一里塚過ぐ 九月尽

【去年の今日】週話§土曜枯寂~おっと・・・・・・九月終了~
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莫話§かつ丼が食べたいぞよ [B級グルメ]

本題の前にひとしきり……“とんかつ”か“トンカツ”かどっちだろうと、かねがねのお悩み問題である。

普通に考えれば、とんは豚で、かつはカツレツだから“とんカツ”と表記するのが正しいのかもしれないが、どうも和食的扱いが主流と思われて、だから“とんかつ”というのが現状では優勢のような気がするので、拙ブログも“とんかつ”表記を基本として、それなりに弾力的運用でいこうと思う。

さて本題……久しく“かつ丼”を口にしていないような気がする。最後に食べたのがいつのことだったか、ちょっと思い出せない。突然、無性に食べたくなるのがかつ丼で、それは蕎麦屋あたりで出てくる揚げ置きを使った丼でも一向にかまわない。

ただ、昔よくあった肉が固く噛み切れないみたいな“あれ”は遠慮したい。ほどよく柔らかい肉で、油切れよくカラリと揚がって、溶き卵やタレのついていないところのフライがカリッとしていると尚よし!である。

何も高級なとんかつ屋で麗々しい設えで出されるのは……そこまでの要求はしないけれど、きちんとまっとうに作られたカツどんを口にしたいものだ。

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秋話§長月九月終わりますよ [日常]

真夏とほとんど変わらない暑さのままの9月が今日で終わる。

そして、地球温暖化がもたらす雨の多さは、さすがに人間にとっての想定外の量で、あちらこちらで激しく増水した結果、下水道から地上に溢れ出てみたり、地下鉄出入口の階段を川のように流れ落ちたり、はては住宅の床下浸水、床上浸水と、今夏はそんなニュースを頻繁に見たようだ。

雨が降るから地盤が緩み、それが長引けば崖崩れや、もっとひどい土石流を生じさせて甚大な被害をもたらす。

家屋だけではなく、様々なインフラ施設なども破壊されて、復旧に多大な費用と時間をかけなくてはならない。

そんな豪雨被害がとりわけ多かった、そんな今年の夏だったということか。

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週話§日曜流転~携帯電話がなかった時代~ [携帯電話]

携帯電話の契約をしたのは1998年くらいだったか。その頃は個人的に電話で会話することが激減していたから、わざわざ手にする必要などなかったのだが、もしもの時の自宅との連絡用に“保険”の意味合いとして契約した。

それでは“携帯電話以前”はどうだったのか……ひょっとしたら、30歳くらいの年齢の人たちでも覚えていないのではないかと驚いているのであるが、外出先で何か連絡をしようと思ったら、電話ボックスや煙草屋みたいな店先に置かれた赤電話(ピンク電話)のお世話になるしかないのだ。

さらに、喫茶店によっては“呼び出し電話”のようなサービスをしてくれる店もあって、あらかじめその店にいると知らせておくと、先方から電話を掛けてくれば取り次いでくれる。

とにかく、ひとたび外に出てしまった時の連絡手段といえば、その程度でしかなかった。そして駅の改札口付近には、伝言を残せる黒板があって、待ち合わせでのメッセージを残せるようになっていた。

間違いなく今の若い世代は、連絡手段を持たずに外出することなど想像もできないのではないか。待ち合わせをしていて、相手が一向にやって来ず、だからといって待ち合わせ場所から離れるわけにもいかず、にっちもさっちもいかない経験などしたことなどないのだろう。

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謔話§一日一句~あとは卒業検定~ [俳句]

季語は・・・走り蕎麦

仮免の 路上修了 走り蕎麦

【去年の今日】独話§ビルケンシュトック愛用中
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行話§雷乃収声~七十二候~秋分 [七十二候]

秋分の次候“蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)”である。

9月も終わりに近づいて、いよいよ“秋深まる”とはまったく見えない……秋が見えてきてくれない。

秋はどこへ行った? ちょっと前に書いたことだが、今や夏が半年近くで、冬が3か月、春と秋が一か月半ずつという季節構成になってしまったのだ。つまり……

春:3月後半~4月
夏:5月~10月
秋:11月~12月前半
冬:12月後半~3月前半

……ではないか、まあ、極端な話だが。

それでも、世紀が変わったあたりはまだそうでもなかったような記憶だが、この10年ちょっとの間に、地球温暖化が劇的に進行したように感じる。

自分たちの世代が生きている間に、この進行が止まるとか、元に戻っていくとか、そういうことは考えられず、後の世代にツケを残してしまうことは、申し訳ないことだと思う。

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週話§土曜流転~自分の会社~ [ビール]

某ビール会社に勤めていた高校の同級生がいた。もちろんビールが好きで、呑むのは自社のビールだけという愛社精神の持ち主である。

そんな彼と酒を呑む時は、意識して別のビール会社……自分の好きなブランドのビールを出す店に行っていたが、それはもちろん了解事項だったのだ。たまには他社のビールも呑ませなくてはためにならぬと考えたからだ。

そうして“他社のビール”を一緒に呑みながら考えたことは、これがもしも出版社だったらどうだろうということで、さすがに自社出版物だけを買って済むわけにはいかず、これは愛社精神云々の問題ではない。ビールという嗜好品と出版物とは、よって立つところが違うのは言うまでもないが。

まあ、仮にもしも自社のビールが好きではなかったらどうなっていただろうとは思うけれど(笑

ずいぶん昔に雑誌のインタビューで、オーディオメーカーの社長が登場して「他社の製品も自宅に置かれているんですね」という問いに「どうして?他の会社の製品の性能を知らなくては、自社製品に反映できないでしょ」と答えていて“そのとおりだよなあと”肯いたことを思い出す。
 
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謔話§一日一句~AMラジオ~ [俳句]

季語は・・・野分

野分来る 気象通報 ノイズあり

【去年の今日】解話§英語的発想なるもの
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喋話§外国の言葉を話したかった [英語]

……というほど強烈な願望があったわけではないが、中学校に入って英語の勉強を始めた時、心の片隅で“英語が話せるようになれば……”と考えた。

その時は、ただそう考えただけで、じゃあ何のために?という問いに答えはなく、単に漠然とした短慮でしかなかったと言えなくもない。

幸運なことに、中学校の通学路沿いにカトリック教会があり、そこにアメリカ人神父が常駐していたのだ。そんな彼が町中を歩いているのを見つけて、話しかけようと試み……中学2年の時である。

話しかけられることなど珍しくもなかったのだろう、何ともにこやか、かつ丁寧に応対してくれた。話したのは二言三言程度で、何を話したかまったく覚えてはいない。

そんな程度で気をよくしたのかどうか、特に意識したわけでも何でもなく、英会話が普通にできるよう心掛けるようになったのだ。

そうして、まあぼちぼちとだがそれが役に立つようになったのは年に一度の海外旅行の場のことだった。そうして、年に一度のことゆえ、毎回毎回錆びついた語学力が元に戻るまで2日か3日はかかり、弱点であるヒアリングが戻るのに一週間近くかかり、ようやく相手が何を喋ってるのか、感覚的にわかるようになったのである。

そうして我が英語は、4年前にその役目を終えたのだ。

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援話§パトロネージュの欠如 [日本]

“パトロネージュ”とは、損得勘定で行うものではない。

それをしみったれたように、しかも見返りを期待してというさもしい行為はパトロネージュとは呼べるものではないのではないか。特に昨今の日本におけるパトロネージュの欠如は情けないを通り越したような状況である。

……日本だってその昔は“旦那衆”なるものが存在していて、それぞれの贔屓に対しての援助は惜しまなかったと聞いている。贔屓からの見返りを期待していたわけではなく“私はこういう人を贔屓していますよ”とアピールするためで、それ以上の見返りを求めていたかどうかはわからない。

21世紀の今、とりわけ公的機関のパトロネージュ思想の貧弱さは眼を覆うばかりで、文化事業に対する理解度の低さは、とても先進国とはいえない状況である。

昨年秋に閉場した隼町の国立劇場は、今だに新劇場を建築する業者の入札が不調で、宙に浮いたままという恥ずかしさに、さすがに関係者からの批判も聞こえてくるが、その声をもっと大きくする必要がありはしないか。もっとも、文楽なんか消えてなくなってもかまわないと、とんでもない暴言を吐いた府知事もいたが。

ここ10年、政治の劣化は留まることを知らず、そんな行政を行っても、文句を言わないだろうと見越しているのだろうが、いい加減に国民も目を覚まして大きな声を上げる時ではないか。

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謔話§一日一句~伸びる並木~ [俳句]

季語は・・・

ぶらぶらと 用水沿いは 午後の秋

【去年の今日】偽話§プラセボ?・・・・・・それとも?
タグ:俳句 日常
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突話§ゴリラ鯨雨・・・・・・ん? [天気]

ゴリラ鯨雨……もといゲリラ豪雨である。今年は本当に各地でゲリラ豪雨に見舞われた。やれ、あちこちで道路冠水だ、マンホールの蓋が吹っ飛んだ、床下床上浸水だと騒ぎを聞かない日はなかったのではないか。



我が家のあたりも数回はゲリラ豪雨がやって来て、それなりの雨を降らせて去っていったが、昨今の猛暑では、一時間足らずのゲリラでは思ったほどに気温は下がってくれず、雨上がりの鬱陶しい湿気にうんざりするのだった。

本当は一日おき、早い夕方に一雨降ってくれればと思うが、雨雲レーダーをチェックしていても、けっこうな雨雲が発生しても、我が家の上空にやって来るのは3回に一回もなく、そこはそれ“こっちに来いや!”と願っても、思い通りにはいかなかったのである。

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それでも、今はネットで降雨情報を手軽にチェックすることができるので、ゲリラの不意打ちを受けて干した洗濯物に累が及ぶこともほとんどなくなった。

そして出かける時は布バッグの中に必ず折り畳み傘を携行しているから、出先で降られてもあわてることはないが、それにしてもと思うのは、あれほどスマホを手離せない人たちが、そうした情報をチェックしないのかどうか、傘なしで慌てる光景をしばしばテレビのニュースで見かけるのである。

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無話§毎日電車に乗っていた [鉄道]

宮仕えして定年退職するまでの37年半というもの、月曜から金曜まで毎日毎日電車に乗って通勤していた(遠ひ眼

帰宅は不規則で、電車に乗って帰ることのできない境遇だったし、ラッシュアワーに乗る必要もなかったから、普通の勤め人よりは楽な通勤形態で過ごしていたのだ。

そんな37年半から、週に一度も電車に乗ることのない退職者の我が身だが、改めて振り返ってみるならば、よくもまあ淡々と通い続けていたものだと思う。

まあ、そりゃあ“行きたくないなあ”みたいなことを考えたこともなかったわけではないけれど、それはまあ、休み明けの月曜日だったり、夏季休暇の旅行から帰ってきた直後だから無理もなく、それ以外は別段出社拒否みたいな大ごとにはならずに通っていたのである。

それはもう、働かなければ干上がってしまうわけで、寝転んでお手当てが飛んでくるなど考えたこともなかったのは当然だ。

おかげで、大きな病気で穴を開けることもなく、何とか牛後に引っかかって引きずられての宮仕えをまっとうできたことについては、自分をほめたいと心の底から思いながら、古稀の日々を歩み始めたのである。

《鉄道のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~陽射しは弱めで~ [俳句]

季語は・・・秋日傘

爽籟(そうらい)や 躊躇いがちに 秋日傘

【去年の今日】健話§おやつとラジオ体操
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懐話§昭和四十年代~懐メロと現役と~ [昭和]

[承前]

もはや“懐メロ”という言葉が存在していないのではないかと考えてしまうのは、半世紀も前の歌手&シンガーが現役でバリバリと歌っていることからわかる。

もちろん、終戦直後の『リンゴの唄』などのような“まさに懐メロ”として存在し続けた歌もあった。もちろん、その頃の世代の人たちは姿を消してしまったが。

だから、半世紀前のヒット曲であっても、明らかに現役としてライブも行えば、作詞作曲など創作活動まで行っている歌手も少なくはない。だから既に懐メロという概念は……気がつけばこの世界から消え去っていたのではないか。

それは例えば、中島みゆきであり、(3人とは同い年の)アルフィーであり、歌手生活50年になろうとする人たちが珍しくもなくゴロゴロ存在しているのである。様々な意味で、彼らの活動は驚異的なのである。

そうして考えたのは、創作活動は終わっていて、過去のヒット曲でライブやテレビ番組に出演する人たちは懐メロ歌手と呼べばいいのではないかと思い至ったのだった。
                               [続く]

《昭和のトピックス一覧》
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鍛話§歌舞伎の通し上演が少ない [歌舞伎]

歌舞伎座で最後に『仮名手本忠臣蔵』の通し上演が行われたのは2013年のことで、11月と12月に、同じ大序から大詰までを役者を替えての不思議な上演だった。ちなみに国立劇場では2016年に全段上演が行われている。

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それにしても間隔が開きすぎではないか。5年ごとくらいに上演していかないと、若手へ引き継いでいけなくなるではないか……歌舞伎は、歌舞伎役者という生身の人間が、若い次世代の役者に自分が培った膨大な情報を、新しい皮袋に移して熟成を待つ作業を営々と続けているのだ。

大看板、ベテランから若手へとしなくてはならない作業が遅れているのではないかとずうっと考えていた。そうこうしているうち、團十郎(十二)が早々と逝去、吉右衛門(二)も亡くなって、今残っている大看板で、矍鑠と舞台に立っているのは仁左衛門(十五)ただ一人で、白鸚(二)と菊五郎(七)はもはや覚束ない。

早くしないと間に合わないではないかと、しがない客が心配するのも無理はないが、ここにきてようやく松竹歌舞伎座が重い腰を上げたようで、来年の3月に『仮名手本忠臣蔵』を、9月に『菅原伝授手習鑑』と10月に『義経千本桜』の通しを一挙上演してくれる。

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ああやれやれ……遅いくらいだが、とにかくこの上演が若手のための修練の場になってくれることを期待したいのだ。くどいようだが、こうした通し上演を繰り返さないと、歌舞伎の体力は確実に落ちていくのだ。

《歌舞伎のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~引っ込み思案~ [俳句]

季語は・・・昼の虫

おずおずと 所在はなくて 昼の虫

【去年の今日】週話§日曜枯寂~旅行中の通院3回~
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顧話§今日の歴史~いずこへ?~ [鉄道]

1965年9月24日、国鉄が「みどりの窓口」を開設。

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およそ60年前にコンピューターによる予約チケット発券システム「みどりの窓口」が営業を開始した。スタートした当初は“マルスM型”という、今は京都鉄道博物館に展示されているシステムが使われていた。

↓これを操作していたのだ~京都鉄道博物館~
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すぐ目に入るのは線名と駅名が書かれた厚いノートのようなものをパタパタと探して、発駅と着駅にピンを差し、指定席券や特急券、急行券を発券させていたのだ。

開設した頃は、駅の窓口が開くのは10時、繁忙期には希望の座席を求めて長い列ができることもあったのである。

20世紀の間、数は少なかったがみどりの窓口を利用して、特急券や指定席を買い求めていた。21世紀に入ったら、ぱったりと国内移動をしなくなって、気がついたら、みどりの窓口がどんどん閉鎖されて問題になっていると聞いた。

時代はあっという間にインターネットを使っての予約になってしまっていて窓口を縮小しても問題ないと考えたのであろうが、今度はインバウンドの客が押し寄せて、窓口を維持する必要に迫られたのである。

そして、詳しくはわからないが、国鉄時代はともかくも、民営化された今、JR各社での統一&連携がなされていないとか聞いている。そうした縦割りの影響がどれほど出ているのだろうか。いずれにしても、窓口対応とネットとバランスよく運営してほしい。誰でもネットを操作してチケットが買えるわけではないのだ。

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演話§歌舞伎の年齢~芯の人たち~ [歌舞伎]

本格的に歌舞伎を観始めたのは2001年秋の平成中村座からだから、ようやく観劇歴20年を超えたばかり。まだまだ“ひよっこ”だ。

その頃には“前世代”と言えばいいか……十七世勘三郎、二世松緑、六世歌右衛門といった名優たちは既に亡く、舞台の中心にいたのは1940年代前半に生まれた、菊五郎(七)、白鸚(二)、團十郎(十二)、仁左衛門(十五)、吉右衛門(二)が五十代半ば過ぎて最盛期に入りつつあり、女形には、1950年生まれの玉三郎(五)、そして前世代最後であろう四世雀右衛門が踏ん張っていた。

そして彼らの後には、1950年代半ばに生まれた十八世勘三郎、十世三津五郎が虎視眈々と後を窺っていたのである。

そして2024年の今、團十郎、吉右衛門、勘三郎、三津五郎は亡くなり、菊五郎、白鸚も衰え、仁左衛門が孤軍奮闘しているような状況だ。次世代の芯となるべき役者としては、幸四郎(十)、菊之助(五)、松緑(四)、勘九郎(六)あたりを考えればよく、四十代から五十代に入って脂がのりつつあるはずだ。

問題は女形で、彼らの世代の女形といえば七之助(二)が四十代、彼に続くのが、まだ三十代の時蔵(六)、壱太郎(初)、新悟(初)、米吉(五)で、まだまだ未知数で、あと10年は熟成を待たなくてはならないだろう。

それなりに脇の人材は育ってきていると思われるが、我々にしてみれば、團十郎以下、脂の乗り切った芯の役者の死が及ぼした影響と空白は、あまりにも大きいのだ。

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杓話§外呑みの件 [居酒屋]

何やら新橋の呑み屋街で、店の外に椅子やテーブルを出して外呑みをしているのを防災上等の問題があると取り締まりの対象になっているらしい。

そんな野暮なことと思わなくもないが、あの狭い路地にそんな設えをされたら歩きにくくてしかたがないだろう。

それじゃあドイツあたりでは、普通に外呑みができるではないかと思うが、あっちは歩道の幅も広いし、よく見ると店側の歩道には一定の幅でテーブルや椅子をおけるエリアがあることがわかる。つまりそもそも、そうできるようになっているようなのだ。

日本の歩道にはそうしたエリア分けなどはないから、規制されるのは当然のこと。道幅の問題さえなければ、外呑みができるように設えればいいのだがそれをクリアするのは難しい話なのだろう。何より行政の腰が重くて、何のかんのと理屈をこねて実行に移そうとしないであろうことは間違いないところである。

そのあたり、ちょっとしたアイデアで解決しようとするのがあちらの国で、規制&取り締まりした結果“イタチごっこ状態”になるのが我が国なのだ。

旅行中に外で食事するのは、店の中で呑み食いするよりも解放的と感じて、大好きである。

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画話§ユーチューバーなる・・・・・・ [インターネット]

小学生の“小学生なりたい職業ランキング”で去年と一昨年と、2年連続で“ユーチューバー”が1位に輝いたらしい……まあ、ランキングを眺めてみれば、小学生の考えることではあるが、インターネットの時代なのである。

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そしてユーチューバーになるには、1000人以上のチャンネル登録者が必要となり、さらに審査を経て“収益化”の入口に立てるのだ。その先どれほどの収入になるのか……何やら手続きが色々と複雑で、蚊帳なる外の人間からは窺い知れない。

ただ、1000人程度のチャンネル登録者では、ユーチューブで食っていけるわけではないということらしいのだが。

もちろん、よほどバズる映像をアップしない限り、チャンネル登録者が増えるはずもない。アイデアだけでなく、運と継続する力も必要とされるのだ。

小学生が考えていることだから、誰でも簡単に何万人もの登録者を擁して、易々と日々の収入が得られるはずなどないではないか。世の中そんなに甘くはない。

何人か、10万人単位の登録者を持っているユーチューバーの映像を見ることがあって、まあ……楽ではないと見受けられるのだが。

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謔話§一日一句~尾瀬の秋深まる~ [俳句]

季語は・・・虫の闇

漆黒の 湿原の闇 虫の闇

【去年の今日】眠話§時差ぼけ辛い
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行話§雷乃収声~七十二候~秋分 [七十二候]

秋分の初候“雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)”である。

はい、秋分ですよ。秋……なんですよ、秋! それなのになぜ暑いのかなあ。さすがに蝉の声よりも夜のコオロギたちのほうが元気に鳴きだしていて、見た目は秋なのだが、やっぱり……暑い。

もちろん半袖の日々はまだまだ続くだろう。5年前のラグビーワールドカップ日本大会の準々決勝、日本対南アフリカは10月20日に行われたが、その時も半袖で味の素スタジアムに出かけている。だから10月一杯は半袖で過ごしていたのではなかったか。

かつては体育の日だった10月10日あたりを目安に半袖から長袖に入れ替えていたのだが、それが2週間くらい遅くなってしまった。

だから、今や日本の夏は、5月から10月までの半年となり、春と秋が圧縮されたような感じがしてならない。

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週話§日曜流転~米は足りているか~ [米]

先月はじめ、一週間おきに2kgずつ届いている白米が足りなくなったので、最寄の米屋に行った。その店は玄米から精米してくれる。

コロナ禍以来、外食度が減少した結果、家で食べる米の量が増えたことで、時折だが届く米だけでは足りなくなることがある。それで最寄の米屋に頼るのだが、店に入って驚いた。

いつもであれば30kg袋に入った10種類以上の銘柄米が並んでいて客を待っているのに、5種類ほどの米袋が寂しそうに並んでいたのである。確かに去年の米の収穫量は平年並みとはいかなかったが、それにしてもこんな状態になるとは……どこかで出荷調整でもしているのではないかと勘繰ってしまう。そこまで米の在庫がひっ迫しているのかと思った。

そして新米が出回りだして落ち着きを取り戻しつつあるが、米の価格も顕著に値上がりが進んだ。

《日本のトピックス一覧》
タグ: 日本 天気
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謔話§一日一句~純米銘酒~ [俳句]

季語は・・・良夜

いそいそと 吟醸冷やす 良夜かな

【去年の今日】嗚話§病院通いが・・・・・・
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週話§土曜流転~古稀を迎えて~ [私事]

古稀を迎えて最初の土曜日である……何の意味もないが。

古稀の日に書いたように“オマケ”の日々が始まった。ストレスなく、できるだけ楽しく日々を過ごしていきたいと思う。

それにつけても、10年後は――生きていれば――80歳である。さすがにもう想像の外で、自分が80歳になった姿を思い浮かべることすらできない。さてどのように老いさらばえているものだろうか。

そして一日にエントリー一つでもブログをアップし続けているだろうか。ちなみにこのペースで続けていくとしたら、5年後にはアップしたエントリーが1万を超え、2005年からの古いアーカイブと合わせて2万エントリーを超えるのだ。

なので、せめてもの目標として“目指せ2万エントリー!”を掲げておく。

人間……何がなしの、他人から見ればどうでもいいようなことでも目標設定しておくことが必要で、以前にも書いた他愛ないことだが“連続ドラマの続きが見たい”みたいなことでも生きるモチベーションになるんじゃないのと考えていたりする、そんな古稀三日目である。
 
《私事のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~ペーパードリップで~ [俳句]

季語は・・・秋の蠅

珈琲を 淹れて惹かれて 秋の蠅

【去年の今日】利話§レンタカーで空港へ
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呟話§一言つぶやき~夫婦別姓~ [つぶやき]

夫婦別姓にすると、家族が崩壊するとか、あれやこれや訳のわからない……

……ことをうだぐたと並べて、一向に前に進もうとしない現政権だが、そんな現政権を構成するメンバーの中にも、同姓でありながら既に家庭崩壊した人たちがいることを我々は知っていて、だからなぜ頑なに実施へと向かわないのか、そうする意味がわからないのだ。

《つぶやきのトピックス一覧》
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