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愉話§一日一句~卒業式~ [俳句]

季語は・・・春寒

春寒や 袴姿が 躓いて

【去年の今日】病話§三月大歌舞伎~仁左衛門休演~
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異話§桃始笑~七十二候~啓蟄 [七十二候]

啓蟄の次候“桃始笑(ももはじめてさく)”である。

2月の半ば頃あたりだったか、表に出ると太陽の光を暖かいと感じたのだ。

もちろん年によって違いはするけれど、そうか“春の日差し”は立春とともにやってくるということかと思った。

ちょっと出かけるのにバスに乗ろうと停留所で待っていたら、思わぬ角度から太陽が背中に当たってありがたかったが、そういえば似たような時間でも冬の間は建物が太陽の邪魔をして、まったく陽当たりがなかったのである。

だから待つ間は、日なたに出てバスを待っていたのだ……あと10日もすれば春分がやって来て、いよいよ春本番。

我が家の“勝手に標準木”の辛夷(コブシ)も白い花が満開となった。

《七十二候のトピックス一覧》
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週話§土曜枯寂~東日本大震災十二年~ [地震]

2011年3月11日14時46分18秒に発生した東日本大震災の地震が東京を襲ったのは、およそ1分後のことだった。あの時から12年が経過した。

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改めて、12年前の自分のツイートを辿ってみると「地震!」とつぶやいたのは、発生からおよそ1分半後とツイッターに記録されている。完成して数年ほどと新しい9階建てのビル最上階にいて、凄まじい横揺れが続いた直後のツイートだが、よくキーボードに向かって叩いたものだ。

そして20分後には大きめの余震が起きたことをツイート。その後首都圏の鉄道が徐々に運行中止したことなども細かくツイートしていた。

あまりに事態が大きすぎたからかどうか、当人の頭は冷静だったような記憶だが、そうではなくて軽い思考停止状態に陥っていたと考えるのが正しいような気がする。

鉄道が運行中止したことで考えたのは、当然ながら自分は帰宅できるだろうかということだが、地震の規模、そして被害がわかるにつれ、状況はどんどん深刻なものになっていった。

そうした時に考えるのは我が身と同居人の安否で、同居人とは連絡が取れて無事が確認できた。そうなればあわててもしかたがないと腰を据えるしかない。

鉄道が運行をやめた直後から、徒歩で都心から帰宅を始める人たちが増えていたけれど、我が家まで30km以上の道のりで、徒歩10時間はかかるに決まっているのだから、夕方から歩き始めようものなら、到着は日付が変わってからになってしまうのは必定である。

ゆえに、徒歩帰宅は諦めて夕食をとるべく、歩いて帰宅する人たちの流れに抗ってランチョンに行ってみたりしたが、会社で時間をつぶしているうち、22時過ぎに都営新宿線と京王線が運行を再開すると知り、神保町駅のホームに行ったら、すぐに電車がやって来たのだった。

そうして徐行と停止を繰り返した、およそ2時間後に最寄駅に着き、停留所で待っていたバスに乗って自宅に帰り着いたのだ。

以上、同内容のエントリーを毎年書いているのは、2011年3月11日をいつまでも記憶に留めおくためである。

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