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病話§三月大歌舞伎~仁左衛門休演~ [歌舞伎]

昼過ぎには家を出て歌舞伎座に向かおうとしていた午前、同居人が歌舞伎座のホームページで仁左衛門休演の告知がされていることに気がついた。

↓歌舞伎座のあちこちに休演の掲示が
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去年逝去した吉右衛門と同い年で、この14日には78歳を迎える。先月には、平知盛の一世一代を務めたばかりだったので、まだまだ疲れが残っているのではないだろうか。しかも、2月から3月、4月と、3か月連続の歌舞伎座出演は、本人の負担も大きいのではないか。先々、無理せず御身大切で舞台に出てもらいたいものである。

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というわけで『河内山』だが、河内山宗俊は中村歌六が代役を務めることになった。質見世の場では台詞は入っていたようだが、後半の玄関先あたりでは、背後に黒衣がプロンプターで入っていたが、黙阿弥の台詞劇を堪能するには至らず。何より歌六の声が3階からは小さく聞こえてしまったが、やはり手探りということか。さらに高木小左衛門に役を振られた坂東亀蔵は台詞が入っておらず、プロンプターの助けを借りても、あちこちで間が空いてしまったのはやむを得ないことか。

残念ながら芝居を楽しんだとは言えず、いかに休演代役がバタバタの状態であるものかを思い知ったのである。

二本目『芝浜革財布』は、安定の菊五郎劇団のほのぼのとしたお芝居。こちらもすっかりリラックスして楽しんだ。

終演は5分押して17時40分。18時前には歌舞伎座を出たが、首都高が渋滞で高井戸まで一時間……帰宅したのは19時過ぎ。

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