黒話§日本対オールブラックス[2022.10.29] [ラグビー]
国立競技場は最多入場者を記録した……65,188人である。ラグビー人気と言うよりも、明解に“オールブラックス人気”と言い換えてもおかしくない。
↓川崎対パリ・サンジェルマンの64,922人を超えた
混雑を考えてキックオフの2時間半前には到着。3階席ほぼ正面の我が席はといえば、もちろんピッチは遠い。それだけではなく、前列との間隔が狭いので、人が出入りするのにいちいち立って通さなければならない煩わしさ。この先、国立に出入りすることがあるようなら、2階以下を考えなくてはである。
↓北側ゴール裏は陽が当たり続ける
というわけでキックオフから11分、先制したのはオールブラックス。日本はペナルティゴールで4点差に詰めるも、さらに2トライ&ゴールで勝負あったかと早々に諦めかけたら、終了間際に山沢がキックしたボールをトライ、40分には流までボールが繋がってトライ。まさかまさかの4点差で後半へ。
白状するなら、終了後の混雑を避けようと点差が30点近く開いたら途中退出しようと考えていたが、うれしい誤算で最後まで観ることになった。
後半、ディアンズが相手のキックをチャージして初トライ、さらに姫野のトライで喰らいついたが届かず。最後は自陣ゴール前のペナルティゴールを決められ4点差で終わるところを7点差まで広げられてしまった。何というか4点差で勝つことなど許されず、少しでも点差を広げて“マウント”を取りにきたという彼らのプライドの強烈な印象である。結果は31対38。
↓“惜敗”と言っていいだろう
戦力的には1.3軍から1.5軍というところだろうが、それでもここまで食い下がれたのは、先々に遺せるものは大きいだろう。
↓試合結果詳細
ノーサイド後は新宿に戻り、本当に久々のラグビー→とんかつという定番のコースで帰宅。ラグビー2回、歌舞伎3回、クラシック4回、そして尾瀬行という怒濤の10月スケジュールは無事にコンプリートできたのだった。
↓おじぎ・・・・・・やっと勝ったぜ(違
《ラグビーのトピックス一覧》
↓川崎対パリ・サンジェルマンの64,922人を超えた
混雑を考えてキックオフの2時間半前には到着。3階席ほぼ正面の我が席はといえば、もちろんピッチは遠い。それだけではなく、前列との間隔が狭いので、人が出入りするのにいちいち立って通さなければならない煩わしさ。この先、国立に出入りすることがあるようなら、2階以下を考えなくてはである。
↓北側ゴール裏は陽が当たり続ける
というわけでキックオフから11分、先制したのはオールブラックス。日本はペナルティゴールで4点差に詰めるも、さらに2トライ&ゴールで勝負あったかと早々に諦めかけたら、終了間際に山沢がキックしたボールをトライ、40分には流までボールが繋がってトライ。まさかまさかの4点差で後半へ。
白状するなら、終了後の混雑を避けようと点差が30点近く開いたら途中退出しようと考えていたが、うれしい誤算で最後まで観ることになった。
後半、ディアンズが相手のキックをチャージして初トライ、さらに姫野のトライで喰らいついたが届かず。最後は自陣ゴール前のペナルティゴールを決められ4点差で終わるところを7点差まで広げられてしまった。何というか4点差で勝つことなど許されず、少しでも点差を広げて“マウント”を取りにきたという彼らのプライドの強烈な印象である。結果は31対38。
↓“惜敗”と言っていいだろう
戦力的には1.3軍から1.5軍というところだろうが、それでもここまで食い下がれたのは、先々に遺せるものは大きいだろう。
↓試合結果詳細
ノーサイド後は新宿に戻り、本当に久々のラグビー→とんかつという定番のコースで帰宅。ラグビー2回、歌舞伎3回、クラシック4回、そして尾瀬行という怒濤の10月スケジュールは無事にコンプリートできたのだった。
↓おじぎ・・・・・・やっと勝ったぜ(違
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花話§菊之助の義経千本桜[Cプロ] [歌舞伎]
尾上菊之助の『義経千本桜』三本立て公演の千穐楽を観てきた。最終日は、[Cプログラム]四段目『道行初音旅』と四の切『河連法眼館の場』である。
よかったのは道行のほうで、ふっくら穏やかな時間が流れていった。時蔵の静御前が穏やかさの源と言えばいいか、舞台全体が、静に収斂していったと感じた。菊之助の忠信も義経千本桜の中では一番の“任”ではなかろうか。
合わせて、彦三郎の逸見藤太がメリハリのある台詞と動きで締めてくれた。
それに比べると河連法眼館は、どこか段取りが見えてしまったように感じられ、小さくまとまってしまっていたような印象がある。
理由は至極簡単で、最初に見た狐忠信が澤瀉屋の外連味たっぷりの舞台だったからである。猿之助がこれでもかこれでもかと繰り出す仕掛けとスピード感に比べれば、仕掛けも少なく品がいい音羽屋型の忠信は物足りなくなってしまう。
時に歌舞伎にカタルシスを求めたくなるわけで、そうなると澤瀉屋の忠信の宙乗りの幕切れは、それを満たしてくれる。
三人だけの悪僧も物足りず、一昨年に予定されていた小劇場ならまだしも、大劇場だったら6人くらいは出してもよかったのではないか。
父菊五郎が義経で登場。馥郁たる空気を醸し出していた。楽善の河連法眼、吉弥の法眼妻飛鳥。後半の義太夫は葵太夫……歌舞伎座昼の部との掛け持ちである。
隼町の国立劇場は1966年に開場したが、56年を経て老朽化が進み、来秋には閉場、建て替えが行われるのだ。
《歌舞伎のトピックス一覧》
よかったのは道行のほうで、ふっくら穏やかな時間が流れていった。時蔵の静御前が穏やかさの源と言えばいいか、舞台全体が、静に収斂していったと感じた。菊之助の忠信も義経千本桜の中では一番の“任”ではなかろうか。
合わせて、彦三郎の逸見藤太がメリハリのある台詞と動きで締めてくれた。
それに比べると河連法眼館は、どこか段取りが見えてしまったように感じられ、小さくまとまってしまっていたような印象がある。
理由は至極簡単で、最初に見た狐忠信が澤瀉屋の外連味たっぷりの舞台だったからである。猿之助がこれでもかこれでもかと繰り出す仕掛けとスピード感に比べれば、仕掛けも少なく品がいい音羽屋型の忠信は物足りなくなってしまう。
時に歌舞伎にカタルシスを求めたくなるわけで、そうなると澤瀉屋の忠信の宙乗りの幕切れは、それを満たしてくれる。
三人だけの悪僧も物足りず、一昨年に予定されていた小劇場ならまだしも、大劇場だったら6人くらいは出してもよかったのではないか。
父菊五郎が義経で登場。馥郁たる空気を醸し出していた。楽善の河連法眼、吉弥の法眼妻飛鳥。後半の義太夫は葵太夫……歌舞伎座昼の部との掛け持ちである。
隼町の国立劇場は1966年に開場したが、56年を経て老朽化が進み、来秋には閉場、建て替えが行われるのだ。
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