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暇話§一日一句~秋祭り済んで~ [俳句]

季語は・・・秋収め

直会(なおらい)が 済みほろ酔いで 秋収め

【去年の今日】週話§土曜粛々~勉強・・・・・・したわけでは~
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過話§霜始降~七十二候~霜降 [七十二候]

霜降の初候“霜始降(しもはじめてふる)”である。

いや、さすがに霜は降りない。屋外駐車場の車の屋根が真っ白になるのも、11月に入ってからのことであるはずだ。

朝、起きた頃の外気温は15度前後、時折だが一けた台まで下がることもあるので、寒さ対策は必要となる。軽く羽織れるカーディガンの類とか、室内用ソックスあたりをはきたくなる時期でもあるか。

気温はそうだが、室温はまだまだ震えるほどの寒さとはいえないが、それでも何か一枚というのが、頼りなさを解消させてくれるので必要なのである。

というわけで、冬は近いとは言えないが遠くとも言えない……そんな時季。

《七十二候のトピックス一覧》
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週話§日曜有閑~彼女は家を出て行く~ [ビートルズ]

ビートルズの“She's Leaving Home”は、彼らが作った中で最高傑作のアルバムと世評に高い『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の中に収録された一曲である。

デイリーミラー紙に掲載された、ある一人の少女の家出のニュースを読んだポール・マッカートニーが、記事に触発されて作詞したのだったが、詩の内容を知れば知るほどこうした日常の淡々とした出来事が歌詞になるんだと、聴けば聴くほど驚嘆するのだ。どんな歌詞であるか下手糞な訳を試みたが、間違いもありそうで……まあ、こんなものだという様子を掴んでもらえればと思う。

そして死ぬほど美しい音楽。



Wednesday morning at five o'clock, as the day begins
Silently closing her bedroom door
Leaving the note that she hoped would say more
She goes downstairs to the kitchen clutching her handkerchief
Quietly turning the backdoor key, stepping outside, she is free

水曜日の朝5時……一日の始まり
静かに寝室のドアを閉め
書ききれない思いを認めた置き手紙を残す
ハンカチを握りしめ階段を下りて台所へ
そっと裏口の鍵を回し……外に一歩踏み出せば彼女は自由

She (We gave her most of our lives)
Is leaving (Sacrificed most of our lives)
Home (We gave her everything money could buy)
She's leaving home after living alone for so many years (Bye bye)

彼女は……
(私たちは娘にすべてを捧げた)
出ていく……
(人生の大半を犠牲にしたんだ)
家を……
(お金で買えるものは何でも贖った)
彼女はずうっと孤独をかこっていた家を出て行く
(バイバイ)

Father snores as his wife gets into her dressing gown
Picks up the letter that's lying there
Standing alone at the top of the stairs
She breaks down and cries to her husband, Daddy, our baby's gone
Why would she treat us so thoughtlessly?
How could she do this to me?

夫はベッドで高鼾、妻はガウンを羽織って起き出すと
娘の置き手紙に気がつき、それを読むや階段の上で茫然自失
そして夫に向かって泣き叫んだ
「あなた、私たちのあの子が出ていっちゃったわ!」
「なぜ、こんな心ない事をするの?」
「どうして、こんな仕打ちをするの?」

She (We never thought of ourselves)
Is leaving (Never a thought for ourselves)
Home (We've struggled hard all our lives to get by)
She's leaving home after living alone for so many years (Bye bye)

彼女は……
(こんなこと考えもしなかった)
出ていく……
(私たち自身のことを考えてもいなかった)
家を……
(必死に生活することに心を砕いてきたんだ)
彼女はずうっと孤独をかこっていた家を出て行く
(バイバイ)

Friday morning at nine o'clock, she is far away
Waiting to keep the appointment she made
Meeting a man from the motor trade

金曜日の午前9時……彼女ははるか遠く
待ち合わせの相手は自動車販売の営業マン

She (What did we do that was wrong)
Is having (We didn't know it was wrong)
Fun (Fun is the one thing that money can't buy)
Something inside that was always denied for so many years (Bye bye)
She's leaving home (Bye bye)

彼女は……
(私たちは間違っていたのだ)
求めている……
(間違ってたなんて気づきもしなかった)
楽しいことを……
(楽しみとは金で贖えないこと)
長いこと彼女の心情のすべてが否定され続けてきた
(バイバイ)

彼女は家を出ていく
(バイバイ)

《クラシックのトピックス一覧》
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