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暇話§一日一句~十月三十一日~ [俳句]

季語は・・・(すさ)まじ

冷まじの中 神無月果てけるか

【去年の今日】週話§日曜粛々~自動車を走らせる~
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黒話§日本対オールブラックス[2022.10.29] [ラグビー]

国立競技場は最多入場者を記録した……65,188人である。ラグビー人気と言うよりも、明解に“オールブラックス人気”と言い換えてもおかしくない。

↓川崎対パリ・サンジェルマンの64,922人を超えた
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混雑を考えてキックオフの2時間半前には到着。3階席ほぼ正面の我が席はといえば、もちろんピッチは遠い。それだけではなく、前列との間隔が狭いので、人が出入りするのにいちいち立って通さなければならない煩わしさ。この先、国立に出入りすることがあるようなら、2階以下を考えなくてはである。

↓北側ゴール裏は陽が当たり続ける
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というわけでキックオフから11分、先制したのはオールブラックス。日本はペナルティゴールで4点差に詰めるも、さらに2トライ&ゴールで勝負あったかと早々に諦めかけたら、終了間際に山沢がキックしたボールをトライ、40分には流までボールが繋がってトライ。まさかまさかの4点差で後半へ。

白状するなら、終了後の混雑を避けようと点差が30点近く開いたら途中退出しようと考えていたが、うれしい誤算で最後まで観ることになった。

後半、ディアンズが相手のキックをチャージして初トライ、さらに姫野のトライで喰らいついたが届かず。最後は自陣ゴール前のペナルティゴールを決められ4点差で終わるところを7点差まで広げられてしまった。何というか4点差で勝つことなど許されず、少しでも点差を広げて“マウント”を取りにきたという彼らのプライドの強烈な印象である。結果は31対38。

↓“惜敗”と言っていいだろう
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戦力的には1.3軍から1.5軍というところだろうが、それでもここまで食い下がれたのは、先々に遺せるものは大きいだろう。

↓試合結果詳細
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ノーサイド後は新宿に戻り、本当に久々のラグビー→とんかつという定番のコースで帰宅。ラグビー2回、歌舞伎3回、クラシック4回、そして尾瀬行という怒濤の10月スケジュールは無事にコンプリートできたのだった。

↓おじぎ・・・・・・やっと勝ったぜ(違
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《ラグビーのトピックス一覧》
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花話§菊之助の義経千本桜[Cプロ] [歌舞伎]

尾上菊之助の『義経千本桜』三本立て公演の千穐楽を観てきた。最終日は、[Cプログラム]四段目『道行初音旅』と四の切『河連法眼館の場』である。

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よかったのは道行のほうで、ふっくら穏やかな時間が流れていった。時蔵の静御前が穏やかさの源と言えばいいか、舞台全体が、静に収斂していったと感じた。菊之助の忠信も義経千本桜の中では一番の“任”ではなかろうか。

合わせて、彦三郎の逸見藤太がメリハリのある台詞と動きで締めてくれた。

それに比べると河連法眼館は、どこか段取りが見えてしまったように感じられ、小さくまとまってしまっていたような印象がある。

理由は至極簡単で、最初に見た狐忠信が澤瀉屋の外連味たっぷりの舞台だったからである。猿之助がこれでもかこれでもかと繰り出す仕掛けとスピード感に比べれば、仕掛けも少なく品がいい音羽屋型の忠信は物足りなくなってしまう。

時に歌舞伎にカタルシスを求めたくなるわけで、そうなると澤瀉屋の忠信の宙乗りの幕切れは、それを満たしてくれる。

三人だけの悪僧も物足りず、一昨年に予定されていた小劇場ならまだしも、大劇場だったら6人くらいは出してもよかったのではないか。

父菊五郎が義経で登場。馥郁たる空気を醸し出していた。楽善の河連法眼、吉弥の法眼妻飛鳥。後半の義太夫は葵太夫……歌舞伎座昼の部との掛け持ちである。

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隼町の国立劇場は1966年に開場したが、56年を経て老朽化が進み、来秋には閉場、建て替えが行われるのだ。

《歌舞伎のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~日本酒は辛口~ [俳句]

季語は・・・湯豆腐

湯豆腐は ことりこっとり 冷やぐびり

【去年の今日】週話§土曜粛々~バス停の記憶~
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週話§日曜有閑~今年も残すところ~ [日常]

明日で10月が終わる……今年もあと2か月なのか。

11月に入れば、年賀はがきが発売される。年ごとに買い求める年賀はがきの枚数が減っていって、今は100枚ぎりぎりとなってしまった。

ここ数年というもの、毎年来ていた年賀状が途絶えてしまった人が何人かいて、それでも2年くらいは出していたのが、音沙汰のないままに、こちらからも出すのをやめたのだ。

それはもう年齢的なことで、そういうものだと考えるしかない。そして我が身も、いつ同じことがと考えてしまうわけで、あるいは年賀状終いについても考える時期が近づいているのかもしれない。

ところで、季節的なことを考えるなら、そろそろ窓ガラスに結露が出始める頃合いとなった。おおよそだが、最低気温が10度を切ってくると、結露が出るようになると見立てている。

そして、そろそろかなと考えるタイミングで結露が発生……翌日から台所のシロッコファンを最弱で回し始めるのだ。

《日常のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~気がつけばこんな時間~ [俳句]

季語は・・・暮秋

黄昏に 取り残さるる 暮の秋

【去年の今日】謎話§視聴者参加のクイズ番組が
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週話§土曜有閑~えっ、知らないの?~ [パソコン]

パソコンをいじるようになって間もなく30年が経つ。その間、何やらマニュアルのようなものを読んでということはなく、手探りをしつつ最低限の操作で良しとし続けてここまできてしまった。

だから、今だに知らないことだらけであるのは百も承知のことだが、ひょっとして、そんな機能とか動かし方が山のようにあって、それにまったく気がついていないのではないかと思ってしまう……いや、間違いないだろう。

だって、こうしてパソコンを扱っていて、何か煩わしく感じることがあっても、こんなもんだと思ってしまっておしまい。あるいはパソコンに詳しい人が後ろから、操作の様子をつぶさに眺めていてとかでなければ、自分が操作している以外の裏ワザを伝授してもらえないではないか……それはほとんど不可能である。

というわけで、ずいぶん昔にマニュアル本の類を一度だけ買った記憶があるけれど、それが役に立ってくれたという記憶は残念ながら……ない。

《日常のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~手入れ進まず~ [俳句]

季語は・・・串柿

串柿は空に 茅葺屋根朽ちて

【去年の今日】酪話§バタークリームなるもの
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過話§霎時施~七十二候~霜降 [七十二候]

霜降の次候“霎時施(こさめときどきふる)”である。

降る雨が冷たいと感じる季節である。長袖のシャツはもちろんだが、外出するのに薄手のジャンパーも必要となってきた……10月のはじめはまだTシャツでうろうろしていたことを考えると、季節の変化を如実に感じてしまう。

気がついたら、日の出は6時台に近づき、日没は16時台に入ってしまった。11月は“晩秋”だと感覚的には思っているけれど、こと太陽の出入り時刻に関しては、既に冬なのである。

さて、夏から秋にかけてなお泡盛を炭酸水で割って呑んでいたが、さすがに涼しくなったので、お湯割りでもいいかなと思うし、たまには日本酒で湯豆腐が恋しい季節となってきた。

《七十二候のトピックス一覧》
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蹟話§尾瀬冬模様[5]今朝も大霜そして帰路 [尾瀬]

[承前]

前日19時半には寝てしまったので、目覚めたのは4時過ぎ。まだ夜明け前で窓を開けようとしたら結露が凍って開けるのに苦労した。空を見上げると、満天零れるような星で久々の感動である。カメラの長時間露光を使って星空を撮ってみたが、もう少し頑張らなくてはなレベル……画像加工済。

↓クリックして拡大してみてください・・・・・・見えるかも
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そして最終日も大霜の朝となり、こんな写真やあんな写真を撮りまくったら朝食の時間となる。外気温は氷点下5度。

↓見事な大霜
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↓最終日の朝食も盛りだくさん
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龍宮小屋をおいとましたのは6時45分頃。明日には龍宮小屋も小屋閉めとなり、長い冬の間は無人となる。滑りやすい木道を用心しつつ、山ノ鼻までの尾瀬ヶ原を楽しむ。

↓さよなら龍宮小屋、また来年
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↓霜が融けないうちに歩みを進めたい
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融けた霜が枯れ草の先に露となり、それが太陽光線で様々な色に反射して見えているので撮ってみたが、画像加工してもここまでである。

↓これはレベルが高く、残念ながら・・・・・・
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ウィンドブレーカーにダウンベストを羽織っているので寒さはそれほど感じずに済んでいる。おまけにほとんど無風状態なので、逆さ景鶴に始まって、逆さ至仏、逆さ燧と撮り放題……過去何年かの芳しくなかった天気を一気に払拭してお釣りをもらえるくらい上々の天気に恵まれた3日間となった。

↓逆さ景鶴、逆さ至仏、逆さ燧でござる
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↓鴨ちゃんバイバイ
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山ノ鼻から鳩待峠までは1時間40分ほどで何とか歩き通した。

↓ラスト150m!
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最後の2枚は、小至仏山からオヤマ沢田代に下る登山道を見つけたのと、上州武尊山の雄姿をパチリ。10時55分発のバスで戸倉へ。一年ぶりの尾瀬行終了である。

↓登山道・・・・・・見えますか?
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↓勇壮な山容の上州武尊山
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                               [了]

《尾瀬のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~逃げたくても~ [俳句]

季語は・・・露寒

露寒や Jアラートは 誤作動す

【去年の今日】礼話§歌舞伎はおじぎ
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醸話§酒に弱くなりつつあるような・・・・・・ [酒]

深酒とか、大酒を呑むとか……過去の事になりつつあるというか、なってしまっている。

そうはいっても、日本酒だったら三合どまりで四合開けたことはないし、ワインはまあ、日本酒よりはいくぶんかアルコール度数が弱いおかげで、ボトル1本を空けることはできた。ゼクトやスプマンテといった発泡ワインは好物だからかどうかわからないが、やはり1本軽々と空けていた。

それはもう……今は昔となりつつある。おそらく今も、呑もうと思えばボトルを空けることはさほど難しいことではないだろう。だが残念ながら、その後を変わらず過ごせることが難しくなってしまったようだ。

酔っぱらう体力が徐々に衰えてきたことが身をもってわかる。夏が始まる頃までは、ビールの後に濃いめで2杯呑んでいた焼酎のソーダ割りだが、今はもうちょっと濃いめで1杯に留めている。

飲酒日が週に4日となっていった時点で、酒量は自然と減っていったわけだが、六十路半ばを過ぎて、さらに酒量は少なくなってきた。

個人的には、この先もまだまだ1リットルのマスジョッキを空けることができればと、このあたりが最後の願いということか(笑

《酒のトピックス一覧》
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蹟話§尾瀬冬模様[4]早朝の大霜と三角歩き [尾瀬]

[承前]

いつもと違う布団だと睡眠が浅めになってしまうのは悪い癖である。どんなところでも平然と寝られるのが一番いいのだが……尾瀬ヶ原が明るくなるのは5時半を過ぎてから。

↓真っ先に表に出て行ったのは小屋主さんでした
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明るくなりかかった頃に目を凝らすと、尾瀬ヶ原全面に真っ白く霜が張っているのが見えた。小屋主曰く「大霜、いや中霜くらいかな」ということで、いそいそと写真を撮ろうと表に出て行く。外気温は氷点下4度。バックには朝日があたりだした至仏山、湿原の霜は、太陽があたれば消えてしまう……一時間ほどの短い絶景である。

↓ほどなく融けてしまうのだ
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ひとしきり写真を撮ったところで6時から朝食。温かいご飯に味噌汁がありがたい。人心地ついたところで、朝のコーヒーを1杯。

↓温かい食事に熱々のコーヒー \(^o^)/
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7時半過ぎ、中田代の十字路を北上して左回りに牛首分岐を経由して龍宮小屋に戻る三角形のコースを歩くことにした。尾瀬ヶ原を歩く時は、おおよそ山ノ鼻から龍宮小屋を経由して下田代十字路への木道を真っ直ぐ歩くことが多く、牛首からヨッピ吊橋のルートは久しぶりに歩くのだ。

↓この日、吊橋の板が雪対策で撤去された
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いつもとは別の角度から山々が見えたりして新鮮な気分にもなってくれた。

↓イモリ池に映る燧ヶ岳
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↓牛首分岐の道標も外された
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6kmほどの距離を3時間で、午前中でこの日の“散歩”は終了。龍宮小屋に戻っての昼食は喉も渇いていたので、黄金の泡清水も忘れずに。

↓おいしい泡清水にカツサンド
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午後は小屋の近所を散歩したりして“居り尾瀬”の本領発揮……15時頃には早々と風呂をいただき、17時半からの夕食(泡清水付き)もしっかり食べて、19時過ぎには布団にもぐり込んでしまった。明日はもう帰る日なのである。

↓ちょっとした夕焼けを見て夕食の時間
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                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~一年で一番寂しく~ [俳句]

季語は・・・秋の暮

日没は 四時台もはや 秋の暮

【去年の今日】運話§我が家も通販お取り寄せ
タグ:秋の暮 俳句
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奴話§体育会的体質が死ぬほど嫌い [スポーツ]

これはもう、日本が有史以来持ってきた思想が大きく影響していることは、間違いのないことで、それがさらにマイナス方向へとベクトルが振れた悪しき伝統であろう。

体育会の体質はいつになったら治るのだろう。一年、二年の違いで、先輩と後輩と分けられ、後輩は先輩を敬い立てるような……何もタメ口で会話しろとは言わないが、ごっくごく普通に接していればいいものを、隷属的関係にまで陥って、そこにはリスペクトの欠片すらなかったりする。

それが高じて、暴力が幅を利かせるようになると、状況は悪化の一途を辿ることになってしまう。そこには日本古来よりの“美徳”としてある“礼儀”はもはや存在しない。

まさに“礼儀”を自分たちの都合のいいように利用しているのが体育会の悪しき伝統ではないか。

ついでに付け加えるなら、サッカーやラグビーといった集団球技に体育会的風土はそぐわない。ゲームの中で先輩とか後輩とかを考えているとしたら、芳しい結果は得られないだろう。

そうしたことを考えてのことかどうか、ある大学のラグビー部の合宿所においては、通常1年生の役割とされている掃除の類を、最上級生が行うという決まりを作って実行していると聞いた。そうしたことから少しでも、上級生と下級生の関係が正常なものになってくれればいいと思う。

《日本のトピックス一覧》
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蹟話§尾瀬冬模様[3]ぽてぽて龍宮小屋 [尾瀬]

[承前]

↓一年ぶり、上田代の池塘たち
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この日の目的地は尾瀬ヶ原ど真ん中の中田代に建つ一軒宿龍宮小屋。泊まるのはもう5度目となる。かつての山小屋アルバイト時代から気になる存在でずうっと泊まってみたいと思っていた。2018年に初めて泊ったが、期待を裏切ることのない、ひと夏でも過ごしたいと思わせる小屋なのだ。今回は龍宮小屋に2泊……のんびりした時間を過ごせるだろうと考えてのことである。

↓小動物にも遭遇
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収容数十名ほどと小ぢんまりとした、家族経営と言ってもいい山小屋は本当に居心地がよく、一週間くらいは、のんびりぼーっと滞在したいくらい。

↓そんな龍宮小屋の佇まい
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山ノ鼻を発ったのは12時過ぎ。尾瀬ヶ原の木道歩きは、道草して何ぼの世界ゆえ、速足であったら1時間、普通に歩いても1時間半のところを、今回も2時間ほどをかけ、立ち止まってはシャッターを切って、不遜にも自然の風景を切り取ろうと試みるのだ。

↓相変わらずヘボ写真ばかり
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世に“尾瀬病”とか“尾瀬バカ”とか呼ばれる人は少なくなく、そうした中には、鉄道オタクの“撮り鉄”よろしく“撮り尾瀬”のみなさんもたくさんいて、大型一眼レフを持ち歩いてはせっせと見事な写真を撮ってみせているのだが、そんな中にあって我が身はというと“乗り鉄”と似たようなもので“居り尾瀬”だと居直って、暗いうちから朝飯も食べずに小屋を出て、撮影に出かけていく撮り尾瀬たちを見送るばかりである。

↓竜宮尻が近づけば、龍宮小屋はすぐ
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などと、詮のないことを思いついて弄んでいるうち、龍宮小屋に到着したのだった。時刻は14時をちょっと過ぎたところ。

↓日没の頃には夕食の時間となります
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                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~上空に風流れ~ [俳句]

季語は・・・爽やか

爽やかや 巻雲伸びて 伸びきって

【去年の今日】運話§我が家も通販お取り寄せ
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仇話§芸術祭十月大歌舞伎第一部~松緑~ [歌舞伎]

先月下旬、歌舞伎座の特撰講談会で神田松鯉が務めた『荒川十太夫』の舞台を観るべく、日曜日の第一部に行ってきた。

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一本目は猿之助と幸四郎の、三代猿之助四十八撰の内『鬼揃紅葉狩』で、舞台下手に常磐津、上手に竹本、正面奥に長唄と豪華なお囃子連が並ぶ中を、いかにも紅葉の季節らしい、華やかかつ変異な一幕を楽しんだ。

そしてお目当ての『荒川十太夫』である。赤穂義士堀部安兵衛切腹の介錯を務めた十太夫は三両五人扶持の下級徒士侍。安兵衛に身分を尋ねられ、咄嗟に「物頭役でござる」と身分を偽ってしまい、それを咎められ……そんな十太夫を松平隠岐守が直々に事情を聞いてというストーリーである。

愚直で不器用と見える十太夫を松緑が丁寧に演じてくれた。身分制度の中、介錯する人間が下級武士であると知ったら、安兵衛は名誉を傷つけられただろうと思わずついた嘘だが、隠岐守はそれを忠義として、十太夫を物頭役に取り立てたのだ。

理不尽な時代にあって、嘘と忠義の狭間でひたむきに生きる荒川十太夫が丁寧に描かれた。

坂東亀蔵は口跡爽やかな松平隠岐守を務め、吉之丞が高輪泉岳寺で十太夫を見咎めた杉田五左衛門を、猿之助が堀部安兵衛を、猿弥が泉岳寺和尚長恩といった面々。

《歌舞伎のトピックス一覧》
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蹟話§尾瀬冬模様[2]尾瀬ヶ原は晩秋? [尾瀬]

[承前]

いつもより一時間以上早く鳩待峠をスタートしたので余裕である。のんびり歩いても11時過ぎには山ノ鼻に着くから、そこで昼飯を食べればいい。

時折、薄霜の降りた木道に足を滑らせそうになるので、十分に用心して歩幅小さめを心掛けて歩くようにする。

↓足元要注意
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途中、尾瀬に7人いる歩荷(ボッカ)の一人“がっちゃん”とすれ違う。小屋閉め近い山小屋の資材を下ろすべく戻るところだった。最後まで働くのだ。

↓草刈り機を担いでいきました
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↓おなじみの石
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鳩待から山ノ鼻までは70分ほど。着いたところで、山ノ鼻の山小屋で働いているSNSの知り合いと会って、しばし会話。ちょうど昼時にもなったので休憩所を使わせてもらってランチ。ヘリコプターが忙しく荷下ろしに行き来していた。

↓鳩待峠を忙しく行き来
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↓この時の外気温
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ほどよいところでおいとまし、至仏山登山口横の山ノ鼻十二山神様に詣でて上田代に。

↓実は初詣でした
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一年以上ぶりの尾瀬ヶ原は草紅葉も終わり、冬枯れの湿原になっていたが、空はいよいよ青く、ここ何年かの尾瀬行で芳しくなかった天気を一気に取り戻してくれたようだ。

↓眼の覚めるような風景
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ワクワクしつつ歩を進める。気になるのは、デジタルカメラの電池残量で、このところ100枚ほども撮影すると電池が半量ほどまで減ってしまうのだ。
                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~永遠を閉じ込めて~ [俳句]

季語は・・・芋の露

空丸き 空間となる 芋の露

【去年の今日】週話§日曜粛々~外呑みはしたいなれど~
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却話§えーと・・・・・・何だったかなあ [記憶]

我が身がまだ“ぼけ”なるものと無関係だった頃まで遡っても、パソコンを前に、ウィンドウを開けた途端に、何をするべきか、なにを検索して調べようか、肝腎なことを失念してしまうことは珍しいことでも何でもなかった。

ほんの、つい数秒前まではウィンドウズを開けてこれこれをやろうと身構えていたはずなのに、いざ窓を開けてしまったらやるべき(ToDo)をきれいさっぱりと忘れてしまっているのだ。

これは記憶細胞による、どのようないたずらというか作用であるものか……調べようと思ったら消え去ってしまうような事柄など、それほど重要な調べものだったのかどうかということもある。

いずれにしても、どうして直近の記憶を頭の中で固定化することができないでいるのか、ほんのちょっとした隙に、記憶がすっ飛んでしまうというのは何とも納得がいかない。

まあ、今の我が身に関して、検索してみようと考えてグーグルにかけてみることの9割以上が、単なる“調べようか”程度の思いつきでやっていることなので、先々の身の上にもまったく影響するものではありませんから(笑

《日常のトピックス一覧》
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蹟話§尾瀬冬模様[1]毎日が奇跡の三日間 [尾瀬]

一年ぶりに尾瀬を歩いてきた。コロナの感染者増やら足のコンディションが芳しくなかったりとかで、2回ほど断念が続いたが、小屋閉めを目前にようやくの尾瀬行である。

余裕をもって早め早めの行動をと、6時に自宅から車をスタート。登山口の片品村は戸倉に向かった。関越道を順調に走って9時前には戸倉着。9時半に戸倉からの連絡バスに乗って鳩待峠に向かう。

↓戸倉からバスに乗ったのは数名
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20分ちょっとで鳩待峠に到着。天気予報のとおりで雲一つない見事な青空。これからの3日間は晴れだと予報が保証してくれているが、今回は大丈夫と安心している。

それにしても、ここ何年かの尾瀬行は天気に恵まれていない。晴れても一日だけとか、あるいは曇り続きで、朝起きたら雨が降っていたりと、ちょっと運に恵まれない尾瀬だったが、今回はそれまでの不運を払拭するがごとくの上天気続きだったのだ。

↓至仏山もごきげん
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というわけで、身支度を整えて10時過ぎに鳩待峠から山ノ鼻へと下りを開始した。

↓尾瀬ヶ原はこちら!
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尾瀬ヶ原の西端である山ノ鼻までは一時間程度、足慣らしとして慎重に歩を進めていくのである。次回は鳩待峠から山ノ鼻、そして尾瀬ヶ原の前半くらいまで書くつもり。
                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~秋祭り済んで~ [俳句]

季語は・・・秋収め

直会(なおらい)が 済みほろ酔いで 秋収め

【去年の今日】週話§土曜粛々~勉強・・・・・・したわけでは~
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過話§霜始降~七十二候~霜降 [七十二候]

霜降の初候“霜始降(しもはじめてふる)”である。

いや、さすがに霜は降りない。屋外駐車場の車の屋根が真っ白になるのも、11月に入ってからのことであるはずだ。

朝、起きた頃の外気温は15度前後、時折だが一けた台まで下がることもあるので、寒さ対策は必要となる。軽く羽織れるカーディガンの類とか、室内用ソックスあたりをはきたくなる時期でもあるか。

気温はそうだが、室温はまだまだ震えるほどの寒さとはいえないが、それでも何か一枚というのが、頼りなさを解消させてくれるので必要なのである。

というわけで、冬は近いとは言えないが遠くとも言えない……そんな時季。

《七十二候のトピックス一覧》
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週話§日曜有閑~彼女は家を出て行く~ [ビートルズ]

ビートルズの“She's Leaving Home”は、彼らが作った中で最高傑作のアルバムと世評に高い『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の中に収録された一曲である。

デイリーミラー紙に掲載された、ある一人の少女の家出のニュースを読んだポール・マッカートニーが、記事に触発されて作詞したのだったが、詩の内容を知れば知るほどこうした日常の淡々とした出来事が歌詞になるんだと、聴けば聴くほど驚嘆するのだ。どんな歌詞であるか下手糞な訳を試みたが、間違いもありそうで……まあ、こんなものだという様子を掴んでもらえればと思う。

そして死ぬほど美しい音楽。



Wednesday morning at five o'clock, as the day begins
Silently closing her bedroom door
Leaving the note that she hoped would say more
She goes downstairs to the kitchen clutching her handkerchief
Quietly turning the backdoor key, stepping outside, she is free

水曜日の朝5時……一日の始まり
静かに寝室のドアを閉め
書ききれない思いを認めた置き手紙を残す
ハンカチを握りしめ階段を下りて台所へ
そっと裏口の鍵を回し……外に一歩踏み出せば彼女は自由

She (We gave her most of our lives)
Is leaving (Sacrificed most of our lives)
Home (We gave her everything money could buy)
She's leaving home after living alone for so many years (Bye bye)

彼女は……
(私たちは娘にすべてを捧げた)
出ていく……
(人生の大半を犠牲にしたんだ)
家を……
(お金で買えるものは何でも贖った)
彼女はずうっと孤独をかこっていた家を出て行く
(バイバイ)

Father snores as his wife gets into her dressing gown
Picks up the letter that's lying there
Standing alone at the top of the stairs
She breaks down and cries to her husband, Daddy, our baby's gone
Why would she treat us so thoughtlessly?
How could she do this to me?

夫はベッドで高鼾、妻はガウンを羽織って起き出すと
娘の置き手紙に気がつき、それを読むや階段の上で茫然自失
そして夫に向かって泣き叫んだ
「あなた、私たちのあの子が出ていっちゃったわ!」
「なぜ、こんな心ない事をするの?」
「どうして、こんな仕打ちをするの?」

She (We never thought of ourselves)
Is leaving (Never a thought for ourselves)
Home (We've struggled hard all our lives to get by)
She's leaving home after living alone for so many years (Bye bye)

彼女は……
(こんなこと考えもしなかった)
出ていく……
(私たち自身のことを考えてもいなかった)
家を……
(必死に生活することに心を砕いてきたんだ)
彼女はずうっと孤独をかこっていた家を出て行く
(バイバイ)

Friday morning at nine o'clock, she is far away
Waiting to keep the appointment she made
Meeting a man from the motor trade

金曜日の午前9時……彼女ははるか遠く
待ち合わせの相手は自動車販売の営業マン

She (What did we do that was wrong)
Is having (We didn't know it was wrong)
Fun (Fun is the one thing that money can't buy)
Something inside that was always denied for so many years (Bye bye)
She's leaving home (Bye bye)

彼女は……
(私たちは間違っていたのだ)
求めている……
(間違ってたなんて気づきもしなかった)
楽しいことを……
(楽しみとは金で贖えないこと)
長いこと彼女の心情のすべてが否定され続けてきた
(バイバイ)

彼女は家を出ていく
(バイバイ)

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暇話§一日一句~秋の夕べ~ [俳句]

季語は・・・釣瓶落とし

余韻もなく 忙しく釣瓶落とし哉

【去年の今日】醇話§休肝日のインターバル
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週話§土曜有閑~秋深まる~ [尾瀬]

尾瀬は初冬だった……たぶん一か月以上先を行っているのではなかろうか。

尾瀬でアルバイトしていた40年以上前に言われていたことは、夏の最高気温が東京より10度は低いというものだった。

標高が100m高くなるごとに気温は0.6度下がるから、標高1400mの尾瀬ヶ原では、東京より9度近く低くなるはずだから、おおよそそんな感じになる。

だから“尾瀬では最高気温が25度より上がることはない”と言われてきたのだった。だが、地球温暖化が進んだ昨今は、尾瀬ヶ原でも30度越えが珍しくなくなってきたようで、これはもう由々しき事態と言えるのではないか。

そんな高原の10月下旬は、もはや冬なのである。

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暇話§一日一句~尾瀬ヶ原二日目~ [俳句]

季語は・・・秋晴れ

秋晴れて 今日一日は 尾瀬ヶ原

【去年の今日】住話§実家の未練
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過話§備忘録的な何か~2022年10月20日付~ [備忘録]

10月6日……夏物と秋冬物の第一回入れ替えを行った。一回目は、まだ半袖物も少しだけ残しておくので交錯している。最終的には今月一杯で総入れ替えが完了する予定。

10月15日……箱根駅伝予選会が行われ、我が母校が55年ぶりに予選会を突破して来年1月2日、3日の本大会出場を決めた。

2019年から監督を務めている上野裕一郎は、2024年の出場を目標に掲げていたが、一年前倒しで出場を決めたのは、2024年は百回大会で出場校が増える前に、出場校数が現状の内に出場を決めようとモチベーションを前倒し設定して、結果を出したということのようだ。

願わくば、できればだが、復路で繰り上げスタートすることなく、大手町まで襷を途切らせることなく繋げ切ってほしい。その先には、常にシード校の仲間入りができるよう、そしていい選手を育てていってくれればと思う。

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