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暇話§一日一句~売り出されて~ [俳句]

季語は・・・秋の末

来る年の 暦求めて 秋の末

【去年の今日】週話§日曜粛々~日没五時近く~
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呟話§一言つぶやき~味音痴なものですから~ [つぶやき]

身も蓋もないほどの味音痴であるなどとは、微妙な味付けの機微ごとき……

……露ほども感じることができず、薄味は見事に理解の外で、甘い、辛い、しょっぱいがはっきりしてさえいれば、それで満足というレベルで“雀の魂百まで”とは、このためにあるような表現ではないかと自嘲するのである。

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神話§ブロムシュテット&N響~マーラー~ [クラシック]

6月終わりに転倒負傷して、体調が危ぶまれた95歳のブロムシュテットだが袖からコンサートマスター篠崎史紀に支えられて登場。客席からのここまで怒濤のような拍手を聞いたのはいつ以来だっただろうか。

flyer202210_2.jpg

ブロムシュテットが指揮台の椅子に座ったところでチューニングが始まるという変則スタイル。

そしてマーラーの交響曲第9番……元より、マーラーは苦手で、この交響曲も一回しか実演を聴いていないし、録音も何日か前から泥縄で聴きはしたが掴みどころのない音楽を捉えかねてした。

乱暴な感想をというなら“1楽章と4楽章でいいじゃん”という傲岸不遜なものだが、1楽章が始まり、弦の音が聴こえてきた時に不覚にも涙を流しそうになった。苦手なマーラーであるにもかかわらずである。

実演で聴く9番は、当然ながら録音とは別物で、演奏するオーケストラが眼の前にあって、例えば対向配置の弦楽器群の音が移ろう様は何とも興味深いものがあった。

奇を衒うことのない演奏で、淡々として、あるいはもう少し粘りがあってもと感じなくもなかったが、九十五翁のマーラーはこういうものなのだ。

マーラー自身が終楽章の最後に“Ersterbend(死に絶えるように)”と書き込んだとおり、音楽が消えて“死に絶えて”なお30秒ほどの静寂の後に拍手が湧き起こったのだ。演奏時間は85分ほど。

blom - コピー.jpg

ブロムシュテットの体調を考えてカーテンコールは短め。今シーズンからはカーテンコール時の客席からの写真撮影がOKとなったので、3階席最後列から目一杯で試みたのが上の写真である。

img.jpg

追記:3階席最後部の壁がこんな木組になっていた。そうした“改善”のおかげかどうか、アコースティックが以前よりはるかによくなっていると感じた。そしてN響も豊かな響きになったと感じた。合わせて、開演前には男子トイレ恒例の“マーラー・ブルックナー行列”が発生。女子トイレは閑古鳥だったとは同居人からの報告。

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