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暇話§一日一句~気がつけば居眠り~ [俳句]

季語は・・・秋の日

秋の日や ふと束の間の 白昼夢

【去年の今日】節話§一日一句~尾瀬ヶ原逍遥~
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悼話§六代目三遊亭圓楽さん(落語家) [落語]

日本テレビ『笑点』の凋落が止まらない。原因がメンバーの高齢化にあるのは明らかに過ぎることで、新しく桂宮治を一人入れたところで、テコ入れができたとはとても思えない。

動画チャンネルで、先代圓楽や歌丸が司会していた時の様子を見ると、多少のハチャメチャはあるが、活気があって勢いが感じられた。歌丸が司会をしていた時は、特に座布団のやり取りにメリハリがあって、それがいいリズムを産んでいたが、今の昇太にはそういう“座布団芸”のようなものはない。

『笑点』はこの先どのような道をたどるのだろう。木久扇は既に……だし、メンバー一新という大鉈を振るうことがあるだろうか。というか、今それをしないと、既に手遅れも同然なのだが。

そんなことを考えながら、9月末日に亡くなった圓楽を思う。享年七十二

合掌

追記:確か1966年に放送された『笑点』第1回を見ているはずで、司会は故人となった立川談志である。

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頂話§歌舞伎の山あり谷あり[上] [歌舞伎]

ぽつりぽつりと散発的に観ていた歌舞伎……本格的に参戦したのは21年前、中村勘三郎(当時は勘九郎)が2000年にスタートした平成中村座2回目の公演『義経千本桜』の知盛編と権太編を観たのがそもそもの始まりだった。

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なので、歌舞伎鑑賞歴はようやく20年を過ぎたばかりで、鑑賞歴数十年超がゴロゴロいる世界では新参者でしかない。そんな、20年程度ではあっても、歌舞伎の消長をつぶさに見てきたような気がしている。

月に一度か二度の歌舞伎座通いを始めた頃、菊五郎、仁左衛門、吉右衛門、團十郎といった世代は五十代の終わりから六十代と盛りに入りつつあり、その下を勘三郎、三津五郎が存在感を示しつつあって、歌舞伎全体に元気な空気が溢れていたようだ。

それから10年、歌舞伎座が建て替えられるまでは、輝ける時代だったと考えていいかもしれない。とりわけ、歌舞伎座閉場まで行われた公演は、見事な舞台続きで、それはたかだか鑑賞歴10年くらいの人間であっても強烈に感じられたのである。まさに“最後の光芒”という言葉にふさわしい……だが、それはまた不吉な予兆でもあった。
                               [続く]

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