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節話§一日一句~ぽつんと天空に~ [俳句]

季語は・・・寒昴(すばる)

月は西 見下ろしてをり 寒昴

【去年の今日】週話§土曜恬淡~一月最終土曜日~
タグ:俳句 寒昴
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転話§水沢腹堅~七十二候~大寒 [七十二候]

大寒の次候“水沢腹堅(さわみずこおりつめる)”である。

年が明けて、東京都心の最高気温は15度まで達することなく、最低気温もまた5度より上がることのない日々が続いている。

各地で豪雪がというニュース報道があって、車が動かなくなったり、雪下ろしで事故に遭うケースも相次いで、毎冬のことながら日本海側に住む人たちの苦闘を慮ることしかできない。

かつて“コンピュータ付きブルドーザー”と呼ばれた越後出身の総理大臣が「上越国境の山々をなくして平地にすれば……」という構想を持っていたと聞いたことがあり、もちろんさすがに乱暴な話として、それ以上のこともなく終わったわけだが、あの豪雪が少しでも緩和されればと思う気持ちは理解できる。

そうして2月に入って春が動き始めると、今度は南岸低気圧が発達して、関東周辺に雪をもたらす。それがたかだか10cmかその程度の積雪でも、雪慣れしない太平洋側の社会は混乱をきたすのだ。

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煽話§陰謀論 [アメリカ]

何が嫌いといって“陰謀論”ほど怖気をふるうものはないだろう。いかなる根拠も確証も存在しない何かを熱狂的に信じる人たちを見ると正気ではないと思わざるを得ない。

1月6日、アメリカ連邦議会に乱入したのは、トランプが吐きまくる根拠皆無の陰謀論に踊らされた愚かな支持者たちである。

普通に常識的に生きている人間であれば、一笑に付してしまうような真っ赤な嘘を、支持者と呼ばれる人間は信じ込んでしまうのだ。トランプは明らかな粘着質ゆえ、同じ嘘を何度も何度も執拗に繰り返す……最初は首を傾げていたような人間も、そのリフレインの中で信じるようになってしまうという不思議。

思い返せば、トランプのおぞましさを最初に実感したのは2016年の大統領選討論会の場で、ヒラリー・クリントンの後ろに立つという奇妙な行動を見た時である。それ以前から、トランプなど信じるに足らない、いやむしろ危険な存在だと思っていたが、それを見せつけた4年間なのだった。そんな悪夢の4年間が過ぎ去ってほっとしたのは紛れもない事実だ。

あんな人間が大統領職にあったということ自体が正気の沙汰ではなかったしアメリカ国内だけでなく世界中を混乱状態に陥れた元凶なのである。心底、ホワイトハウスの主人が変わったのは変化の兆しと期待したい。

民主主義の危機といえば、まさにそれであるが、こうして他国のことを書きながら、まったく誉められたものではない我が国の現状を見つつ。せめては一人、また一人と陰謀論に加担するのをやめる人間が増えていくのを祈るばかり。

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