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節話§一日一句~午後の軽い散歩~ [俳句]

季語は・・・寒林

寒林や 木漏れ日に吐く 息真白

【去年の今日】週話§日曜恬淡~冷え込み強く~
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顧話§今日の歴史~仕切りに制限時間設定~ [相撲]

1928年1月12日大相撲実況ラジオ放送開始。

その昔……昭和三十年代の情報源はラジオだった。商店の中には、日がな一日ラジオをつけたままだったりすることも珍しくはなかった。

銭湯も同様で、プロ野球のナイター中継はもちろん、夕方の早い時間に行けば、番台に置かれたラジオで大相撲中継が流れていたのである。

1928年にラジオ中継が始まったことで、その11年後に取り組まれた双葉山が安藝ノ海によって70連勝を阻まれた一番も全国放送され、当時の人たちは、こぞって受信機にしがみついていたことだろう。

かくして、ラジオ中継が始まったことで、放送時間内に取組を終了させる必要が生じたがゆえに、仕切りに制限時間が設定されることとなった。それまでは無制限だったということで、さぞや延々と仕切りを繰り返していたことだろう。

こうしてスポーツの形態がメディアによって変容するという如実なケースだが、今もって野球ばかりは試合時間が不確定で、完全中継と断らない限り、試合途中でも、アナウンサーが「残念ですが、このへんで中継を終わらせていただきます」と無情に宣告するのである。

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頭話§社長なる存在 [私事]

元より、会社に入って仕事ができればそれでよく、偉くなってやろうとか、そういった欲とか野望の類は持ち合わせていなかったと断言できる。最後も管理職の下っ端で定年退職となって、まあ自分らしいと思ったのである。

だから、役員になろうとか、ましてや社長になろうなどとは、一度も考えたことなどなかった……何百人、何千人という社員を束ねて率いるなど、滅相もないと考えていた。

昨年、古巣の会社で行われた役員人事で社長に昇格した人間は、自分よりも年下……それはそれで何とも不思議な感慨に囚われたのだ。

そして、社長という存在はどのようなものだろうか、37年半宮仕えしたが、自分の会社の社長であっても、その間に会話らしきことをしたのは、数回もなかっただろう。社員数百人の会社であっても、まあそんなものである。

社長という存在の責任について考えてみれば、社業を滞りなく進めることで社員の雇用を保証し、社会的信用を高めるというのが第一の基本であろう。

などと考えていたら、昨年も押し詰まった頃に、一国の総理大臣たる存在が国会で百回を超える虚偽答弁をしたので訂正したいと申し出るという由々しきことがあって、その折“普通の会社で、社長が百回もの嘘をついたら、辞めるのが当然”と言われても、その意味を理解しようなどとは思わずに、得意ののらりくらりを繰り返した愚か者がいて、実に不愉快になったのだ。

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