説話§短語は語る~12月25日製造終了~ [健康]
赤チン
昨年末、世田谷区に本社を構える製薬会社が“赤チン”の製造を終了した。
↓三栄製薬のページより
昭和四十年代くらいまでは、赤チン(マークロキュロム)とヨードチンキが傷
口消毒薬の主流で、家庭薬として必ずどちらかが常備されていたのである。
そんな、赤チン&ヨーチン全盛期も1971年に発売を始めた“マキロン”のよ
うな透明な消毒薬の登場で、次第に影が薄くなっていったのだ。
加えて“製造工程で水銀化合物を含む廃液が発生する”という理由で、1998
年のアメリカを皮切りに、徐々に製造を停止する国が増えていき、遅ればせ
ながら、ようやく日本でも製造終了の運びとなった。
時代が進むにつれて、様々な物が使い勝手よく、そして質が高くなっていく
のは世の常で、赤チンもまた淘汰されるリスト入りとなったのである。
それにしても、小学校の頃はしょっちゅう擦り傷を作っては保健室に駆け込
んで赤チンを塗ってもらったのだが、いつしか擦り傷にも縁がなくなってい
たことに気がつく。
《日常のトピックス一覧》
昨年末、世田谷区に本社を構える製薬会社が“赤チン”の製造を終了した。
↓三栄製薬のページより
昭和四十年代くらいまでは、赤チン(マークロキュロム)とヨードチンキが傷
口消毒薬の主流で、家庭薬として必ずどちらかが常備されていたのである。
そんな、赤チン&ヨーチン全盛期も1971年に発売を始めた“マキロン”のよ
うな透明な消毒薬の登場で、次第に影が薄くなっていったのだ。
加えて“製造工程で水銀化合物を含む廃液が発生する”という理由で、1998
年のアメリカを皮切りに、徐々に製造を停止する国が増えていき、遅ればせ
ながら、ようやく日本でも製造終了の運びとなった。
時代が進むにつれて、様々な物が使い勝手よく、そして質が高くなっていく
のは世の常で、赤チンもまた淘汰されるリスト入りとなったのである。
それにしても、小学校の頃はしょっちゅう擦り傷を作っては保健室に駆け込
んで赤チンを塗ってもらったのだが、いつしか擦り傷にも縁がなくなってい
たことに気がつく。
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散話§理髪店~通い慣れた店~ [日常]
今の床屋さんは、もう四半世紀近く通い続けている。通い始めた頃は、まだ四十代はじめ、一か月ちょっとに一回くらいの間隔で切ってもらっていたのが、五十代になると二か月に一回となり、この2、3年は三か月に一回までペースが落ちた。
髪の毛の伸びが格段に遅くなったのだ。二か月もすると、耳にかかるようになって、ちょっと鬱陶しくなるが、頭頂部はほとんど伸びることなく、ズルズルと三か月が経ってしまう。
というわけで、前置きが長くなってしまったが理髪店の話である。四半世紀通っているというのは、66年の人生の中でも一番に長いお付き合いである。
たいした髪型でもないので、どこでもよさそうに思うかもしれないが、それはそれ。今の店では“カルテ”を作っていて、常連客の髪型や切り方を記録している。常連だからといって、客それぞれの切り方を覚えきれないのは、当然のことだろう。ゆえに、毎回“ほぼほぼ”な様子になってくれるのだ。
とはいえ、独りで奮闘している店主も我が身も歳を取った……はてさて、あと何年切ってもらえるものかと思いを馳せるのだが。
《日常のトピックス一覧》
髪の毛の伸びが格段に遅くなったのだ。二か月もすると、耳にかかるようになって、ちょっと鬱陶しくなるが、頭頂部はほとんど伸びることなく、ズルズルと三か月が経ってしまう。
というわけで、前置きが長くなってしまったが理髪店の話である。四半世紀通っているというのは、66年の人生の中でも一番に長いお付き合いである。
たいした髪型でもないので、どこでもよさそうに思うかもしれないが、それはそれ。今の店では“カルテ”を作っていて、常連客の髪型や切り方を記録している。常連だからといって、客それぞれの切り方を覚えきれないのは、当然のことだろう。ゆえに、毎回“ほぼほぼ”な様子になってくれるのだ。
とはいえ、独りで奮闘している店主も我が身も歳を取った……はてさて、あと何年切ってもらえるものかと思いを馳せるのだが。
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