告話§ビッグイシュー399号発売中! [ビッグイシュー]
ビッグイシュー399号は1月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。伊藤詩織が表紙。
表紙&スペシャルインタビュー 伊藤詩織
リレーインタビュー 中村航(小説家)
特集 『PFAS』永遠の汚染
焦げつかないフライパン、米粒がくっつかない炊飯器釜、撥水効果のある洋服や靴……。
便利なものですが、これらの多くには熱や水、油に強く、壊れにくいという化学的な性質をもつ「PFAS」(ピーファス)が使われています。
「PFAS」は5千種もある有機フッ素化合物で、自然界での分解に数千年もかかることから「永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)」とも呼ばれます。1930年代に米国で開発が始まり、世界中で数えきれない製品に使われましたが、地球の土壌や空気、川や海を汚染し、微量でも人体に健康被害を及ぼす恐れがあります。
その危険性から欧米政府はすでに規制を始めていますが、日本ではまだほとんど知られていません。
「PFAS」汚染に詳しいジョン・ミッチェルさん(ジャーナリスト)、小泉昭夫さん(京都大学名誉教授)、そして健康被害を受けている沖縄や東京・多摩地区の住民の方に取材しました。「PFAS」汚染を知るための、最初の特集。
新春インタビュー 梨木香歩
[国際記事]
移民女性25人、祖国の思い出を綴ったレシピ本出版
『羊飼いと風船』ペマ・ツェテン監督
[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス 救世主が疫病神化する時
コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット
ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
お金はありませんが、親孝行したい☆しらすと卵のおかゆ☆
春を待ちながら、タンポポの秘密に迫る
池内了の市民科学メガネ 数を数える動物
販売者に会いにゆく イギリス『ビッグイシュー英国版』マケンジー
[その他]
《ビッグイシューのトピックス一覧》
表紙&スペシャルインタビュー 伊藤詩織
リレーインタビュー 中村航(小説家)
特集 『PFAS』永遠の汚染
焦げつかないフライパン、米粒がくっつかない炊飯器釜、撥水効果のある洋服や靴……。
便利なものですが、これらの多くには熱や水、油に強く、壊れにくいという化学的な性質をもつ「PFAS」(ピーファス)が使われています。
「PFAS」は5千種もある有機フッ素化合物で、自然界での分解に数千年もかかることから「永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)」とも呼ばれます。1930年代に米国で開発が始まり、世界中で数えきれない製品に使われましたが、地球の土壌や空気、川や海を汚染し、微量でも人体に健康被害を及ぼす恐れがあります。
その危険性から欧米政府はすでに規制を始めていますが、日本ではまだほとんど知られていません。
「PFAS」汚染に詳しいジョン・ミッチェルさん(ジャーナリスト)、小泉昭夫さん(京都大学名誉教授)、そして健康被害を受けている沖縄や東京・多摩地区の住民の方に取材しました。「PFAS」汚染を知るための、最初の特集。
新春インタビュー 梨木香歩
[国際記事]
移民女性25人、祖国の思い出を綴ったレシピ本出版
『羊飼いと風船』ペマ・ツェテン監督
[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス 救世主が疫病神化する時
コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット
ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
お金はありませんが、親孝行したい☆しらすと卵のおかゆ☆
春を待ちながら、タンポポの秘密に迫る
池内了の市民科学メガネ 数を数える動物
販売者に会いにゆく イギリス『ビッグイシュー英国版』マケンジー
[その他]
《ビッグイシューのトピックス一覧》
転話§雉始雊~七十二候~小寒 [七十二候]
小寒の末候“雉始雊(きじはじめてなく)”である。
酒が健康にいいか悪いか……食べ物と同じで過ぎたるは及ばざるがと思っているのだが。まあ、お休肝日も律義に守っているし、日々呑むときの酒量も
(のり)を越えず――七十而從心所欲不踰矩――の齢七十も近いのである。
それで、財布に優しい値段なのと“糖質ゼロ!”という売り文句に惹かれ、ここ何年かは、ビールの後に焼酎や泡盛を呑むようになった。
夏場は、もっぱら炭酸水で割って呑んでいるが、冬はやはりお湯割りがありがたい。炭酸水で呑むこともあるが、この時期はお湯割りなのだ。
カップにおおよそ一合ほどを入れ、電子レンジで温めたところに熱湯を落として割る。アルコール度数30度の泡盛なので、同量の湯で割ってやれば、日本酒換算二合ほどと、実にいい塩梅の量なのである。
でまあ、それで晩酌は打ち留めとなるのだが、酔ったと感じるほどでなく、呑めばまだ呑めるところを、深追いしないのが老人の知恵ということだ。
3月くらいまで、お湯割りと炭酸割りのどちらかを、適度に楽しむ酒の日々である。
《七十二候のトピックス一覧》
酒が健康にいいか悪いか……食べ物と同じで過ぎたるは及ばざるがと思っているのだが。まあ、お休肝日も律義に守っているし、日々呑むときの酒量も
(のり)を越えず――七十而從心所欲不踰矩――の齢七十も近いのである。
それで、財布に優しい値段なのと“糖質ゼロ!”という売り文句に惹かれ、ここ何年かは、ビールの後に焼酎や泡盛を呑むようになった。
夏場は、もっぱら炭酸水で割って呑んでいるが、冬はやはりお湯割りがありがたい。炭酸水で呑むこともあるが、この時期はお湯割りなのだ。
カップにおおよそ一合ほどを入れ、電子レンジで温めたところに熱湯を落として割る。アルコール度数30度の泡盛なので、同量の湯で割ってやれば、日本酒換算二合ほどと、実にいい塩梅の量なのである。
でまあ、それで晩酌は打ち留めとなるのだが、酔ったと感じるほどでなく、呑めばまだ呑めるところを、深追いしないのが老人の知恵ということだ。
3月くらいまで、お湯割りと炭酸割りのどちらかを、適度に楽しむ酒の日々である。
《七十二候のトピックス一覧》