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愉話§一日一句~檜枝岐に秋近く~ [俳句]

季語は・・・蕎麦の花

蕎麦の花 出作り小屋に 老夫婦

【去年の今日】戯話§八月納涼歌舞伎第二部~猿之助代役!~
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異話§綿柎開~七十二候~処暑 [七十二候]

処暑の初候“綿柎開(わたのはなしべひらく)”である。

処暑の候となった。

暑いことに変わりはないが、日の出時刻が遅くなり、日没時刻が早まってきて、何となく世間が落ち着いたと感じるのだけれど。

“夏疲れ”という言葉があるかどうかわからないが、暑さに慣れることもないし、いつまで続く猛暑ぞと思いつつ、うんざりしながら日々を過ごしている。

もちろん我々は、この暑さがまだ一か月以上続くことを知っているから、隠忍自重でうんざりを奥にしまい込んでいるわけだが。

学校の夏休みもあと一週間……まだあるまだあると思って遊び惚けているうち、時間はどんどん過ぎて、眼の前のやり残した宿題の山にげっそりして、やる気を出そうにも出せないでいることだろう。

《七十二候のトピックス一覧》
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過話§上京五十年~広い通りだとばかり~ [昭和]

地方小都市のど真ん中に暮らしていた。広い表通りから入った先の道は狭いものだが、半世紀以上前のことゆえ、まだまだ車の通行もさほど多いわけではなかった。

だが、小学生や中学生だった身にしてみれば、そんな道でも十分に広いのだという認識をしていたが、帰省するごとに実家付近の道の見た目がどんどん狭くなっていくように見えてしまうのである。

南北に並行して走っている2本の道があるのだが、そこは高校に通うのに自転車を飛ばしていった道で、車も行き交っていたいたはずだが、我が物顔で漕ぎまくっていたのだ。だが、その道は想像していた以上にずっとはるかに狭い道だったのだ。

そんな道が、それぞれ一方通行の狭い道だと気がついたのは、もう20年以上前のことで、それをグーグルのストリートビューで確認してみれば、車一台がやっと通れて、歩行者が肩身の狭い思いをするように道だったのである。

十代の視線と二十代以降の視線がどれほどの差異を生み出していたものか、しみじみと実感した道の風景なのだった。

《東京のトピックス一覧》
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