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暇話§一日一句~両国界隈~ [俳句]

季語は・・・五月場所

五月場所の 触れ太鼓過ぎ 明日初日

【去年の今日】働話§会社の設備
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別話§終活のおはなし~所有物~ [終活]

[承前]

生活するためのあれやこれやに始まって、膨大な“物”が我が家に存在している。他人から見れば何の役にも立たないあれやこれやもあるが、そんな中に、自分の趣味の領域で後生大事に集めた、ささやかなアンチック的コレクションもあったりする。

それらを買った時、自分の所有物になったという意識を抱いていたのだが、お迎えが近づきつつある今、気がついたこととして、確かに金を出して買いはしたけれど、未来永劫“自分のもの”ということはあり得ず、実は“一時預かり”のようだということなのだ。

そうして、そうした物は誰かに引き継いでもらえれば、それが理想だと思っている。

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上は17世紀の銅版画家マテウス・メリアンが作成したミュンヘンの都市図で、目下数点を額装して飾っている。それらを極楽浄土に持って行くことなど叶うはずもないから、次の預かり先を考えなくてはならない。

結局、最後の最後は自分のものというものなど何一つ存在せず、無となって我が身も何処かへと消え去っていくのである。まだ、もう少し時間は残っているとは思うけれど。
                               [続く]

《老化のトピックス一覧》
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懐話§修学旅行~高等学校編[下]~ [旅行]

[承前]

2日目は、奈良市内を出発して、薬師寺、唐招提寺、法隆寺を淡々と巡ったのである。このあたりの流れは比較的記憶しているつもりだが、雰囲気が自分にとってしっくりしていたのだと感じている。

その後、京都の旅館まで一直線に向かった。泊まったのは三条大橋に近く、修学旅行御用達と思われて、文句をつけるような旅館ではなく、食事もそこそこうまかったという記憶。

3日目は市内の北、大原の三千院、寂光院の拝観に始まり、そこから比叡山延暦寺に向かったのだが、そこで説明役の僧の態度の横柄さに何人かがキレて文句を言うという騒ぎがあった。こちら側にも非はあったと思うが、坊さんの態度が明らかに悪かったのも事実である。

比叡山から琵琶湖側に下りて昼食。そこから京都に戻って清水寺まで。

4日目は“自由行動”と称して、嵯峨野で3時間だったか“放牧”されて、300人超の詰め襟集団が、竹林の中を彷徨い歩いたのだ。

そして5日目の最終日……昼頃の新幹線に乗るまでは、三十三間堂を拝観。東京駅でバスに乗り換えて到着後、解散、帰宅。

これで、小学校から高等学校までの修学旅行についてはおしまいだが、記憶をたどって考えるなら、結局は物見遊山に終始して、そこに何か“教育的”と呼べるものがあったのかどうか、はなはだ疑問と思わざるを得ない。
                              [了]

《昭和のトピックス一覧》
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