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暇話§一日一句~ぐいっと一口~ [俳句]

季語は・・・薄暑

ソーダ水 しかめっ面の 薄暑かな

【去年の今日】街話§神保巷塵[84]店は開き・・・・・・店は閉じ
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過話§蚯蚓出~七十二候~立夏 [七十二候]

立夏の次候“蚯蚓出(みみずいずる)”である。

順調に夏への階段を上がっているが、春を待ち望むような感覚を夏に対して持ち合わせているわけではなさそうだ。

待つのは穏やかな季節であるのは言うまでもなく、夏や冬など厳しい季節を待望するようなことは考えられない。

できれば、一年中が今現在の季節でいてくれればと願わないでもないが、そんな変化のない時間など、人間が呆けてしまうに決まっているではないか。

季節の変化に刺激を受け、穏やかな季節と厳しい季節が入れ替わりにやってくるのに対応することで、人は緊張を保つことができると思うのである。

緊張と弛緩……伸びきった輪ゴムはあっという間に劣化するが、緩めてやることで、長持ちするというのは、人間も同様ではなかろうか。

《七十二候のトピックス一覧》
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懐話§修学旅行~中学校編~ [旅行]

[承前]

中学1年の修学旅行には行っていない。何か体調が悪かったようで、申し出てやめることにした。行き先は埼玉県長瀞の日帰りだった。

2年は日光日帰り、東照宮を見た後は中禅寺湖に上がって華厳の滝を見て、金精峠を抜けて帰ってきたが、この時のクラスの雰囲気が最悪で、思い出すたびに不愉快になる。

というわけで3年がまた泊りがけとなり、伊豆半島2泊3日だった。しかも宿泊したのは、伊東温泉と修善寺温泉……温泉ツアーではないかと揶揄されたようだ。

現地までは国鉄の電車に乗ったのだが、どこで降りたのか、初日に何を見て回ったのか、さっぱり覚えていない。記憶は伊東の旅館の夜から。

翌日は、伊豆半島を南下して下田あたりから西海岸へと向かうのだが、そのあたりの道路が未舗装だったことをおぼろげに覚えているが、この日もどこを回ったのか、さっぱり覚えていない。

どうやら修善寺で宿泊したのは何やらな老舗旅館のようだが、それにしてもこれを修学旅行と呼んでいいものか……はなはだ疑問でしかないのだが。

そして最終日。これは覚えているぞ。修善寺を発って向かったのは、江川太郎左衛門が建てさせた韮山の反射炉で、国の史跡である。だが、建っている反射炉を見上げても、何の感慨も出てくることはなく、あとは沼津から国鉄で帰るばかり……いくら感動しにくい性質とはいえど、あまりにも情けない記憶に涙が出てくるばかりかな。
                               [続く]

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