顧話§今日の歴史~リヒャルト・シュトラウスの傑作~ [オペラ]
1911年1月26日、歌劇『ばらの騎士』がドレスデンで初。
最後に『ばらの騎士』を観たのは、2019年6月のベルリン・コーミッシェオパーだった。今時の演出だったが、何だかなあという舞台が多い中にあって自分なりに納得できた。何よりアンサンブルが充実していたのが楽しめた理由である。
海外旅行中に観た『ばらの騎士』は合わせて5回。そのうち4回は『ばらの騎士』を演奏させたらこの3つの歌劇場という、ウィーン、ミュンヘン、ドレスデンで一通り観ることができた。
その中でも楽しめたのは、2006年6月のバイエルン国立歌劇場。オックスがジョン・トムリンソン、元帥夫人がフェリシティ・ロットというサー&デイムの、まさに“貴族”な顔合わせ。
何度観ても、楽しみながら色々と考えさせられるオペラなのである。
《歴史のトピックス一覧》
最後に『ばらの騎士』を観たのは、2019年6月のベルリン・コーミッシェオパーだった。今時の演出だったが、何だかなあという舞台が多い中にあって自分なりに納得できた。何よりアンサンブルが充実していたのが楽しめた理由である。
海外旅行中に観た『ばらの騎士』は合わせて5回。そのうち4回は『ばらの騎士』を演奏させたらこの3つの歌劇場という、ウィーン、ミュンヘン、ドレスデンで一通り観ることができた。
その中でも楽しめたのは、2006年6月のバイエルン国立歌劇場。オックスがジョン・トムリンソン、元帥夫人がフェリシティ・ロットというサー&デイムの、まさに“貴族”な顔合わせ。
何度観ても、楽しみながら色々と考えさせられるオペラなのである。
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呆話§失われた時~人それぞれ~ [コロナウイルス]
オミクロン株が日本でも爆発的な流行を展開していて、昨日の全国における感染者は6万2千人を超えた。
コロナ禍も三年目に入った。欧米では年末に感染者が激増、それに続いて、日本の感染者の増加……新しい波に対して、用心に用心を重ねるつもりである。
はっきり“空白の二年”と言ってよく、そのブランクは世代世代でそれぞれ違った影響が出ているのではないだろうか。学齢期にある人たちは、学校に行くことができず、リモート授業で人と会えないままの日々が続くし、宮仕えの人たちは、会社の業績が気になる。そうして我々のような“高齢者”は感染のリスクを案じつつ、老い先を考えてやっておきたいことができずのまま……。
そうしてまさに無為の二年が過ぎ、さらに続くと考えたほうがいいだろう。やりたいこと、やったおかなくてはならないこと、そうしたことができず、徒に時間だけが過ぎていく。こうしたことだって災害とか災禍と呼ぶことができるだろう。失われた時間を取り戻すなど、到底不可能なことで、それによって失われたあれやこれやを贖うことなどはもちろんできない相談なのである。
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コロナ禍も三年目に入った。欧米では年末に感染者が激増、それに続いて、日本の感染者の増加……新しい波に対して、用心に用心を重ねるつもりである。
はっきり“空白の二年”と言ってよく、そのブランクは世代世代でそれぞれ違った影響が出ているのではないだろうか。学齢期にある人たちは、学校に行くことができず、リモート授業で人と会えないままの日々が続くし、宮仕えの人たちは、会社の業績が気になる。そうして我々のような“高齢者”は感染のリスクを案じつつ、老い先を考えてやっておきたいことができずのまま……。
そうしてまさに無為の二年が過ぎ、さらに続くと考えたほうがいいだろう。やりたいこと、やったおかなくてはならないこと、そうしたことができず、徒に時間だけが過ぎていく。こうしたことだって災害とか災禍と呼ぶことができるだろう。失われた時間を取り戻すなど、到底不可能なことで、それによって失われたあれやこれやを贖うことなどはもちろんできない相談なのである。
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