糯話§餅喰う人 [餅]
初めて餅を食べたのが何歳くらいのことだったか、記憶は残っていないが、大人の食べ物を普通に食べられる頃には食べていて、以来ずうっと好きが続いている。嫌いになったことなど一度としてない。
今年も、12月半ばにはうまそうな餅を取り寄せて、せっせと食べているが、どのように食べてもうまい。その一番は、言うまでもなく焼いた磯辺巻きで醤油と海苔のバランスが、永遠に食べ飽きることがないようだ。
それから“汁”に入れた焼き餅だろうか。元旦の雑煮に始まって、味噌汁に入れても抜群にうまい。これも食べ飽きしない。
さらに麵類に入れてもよろしい。うどんなら力うどん、蕎麦だったら力蕎麦で、さらにラーメンに入れてもうまいのは誰だって知っているだろう。麵類という炭水化物の中に、さらに炭水化物を投入するのはいかがなものかと、顔をしかめる人がいるかどうかはわからないが、そんなこと気にするはずはないではないか。
ああ、まだ残っていた……辛み餅である。これはやっぱり、搗きたての熱々やわやわで辛めの大根おろしでいただくのが圧倒的だが、これは実に危険なやつで、エンドレスで口の中に入っていってしまうのだ(若い時の話
《年末年始のトピックス一覧》
今年も、12月半ばにはうまそうな餅を取り寄せて、せっせと食べているが、どのように食べてもうまい。その一番は、言うまでもなく焼いた磯辺巻きで醤油と海苔のバランスが、永遠に食べ飽きることがないようだ。
それから“汁”に入れた焼き餅だろうか。元旦の雑煮に始まって、味噌汁に入れても抜群にうまい。これも食べ飽きしない。
さらに麵類に入れてもよろしい。うどんなら力うどん、蕎麦だったら力蕎麦で、さらにラーメンに入れてもうまいのは誰だって知っているだろう。麵類という炭水化物の中に、さらに炭水化物を投入するのはいかがなものかと、顔をしかめる人がいるかどうかはわからないが、そんなこと気にするはずはないではないか。
ああ、まだ残っていた……辛み餅である。これはやっぱり、搗きたての熱々やわやわで辛めの大根おろしでいただくのが圧倒的だが、これは実に危険なやつで、エンドレスで口の中に入っていってしまうのだ(若い時の話
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新話§三が日終了 [年末年始]
頭の中で“三が日、三が日~♪”と唱えてはいるが、元旦の翌日には、普通の日常に戻っている……まあ、1月1日も夜になったら平常営業なのだが。
我が家の内においては、あまりハレの類に執着があるわけではなく、さすがに正月飾りの類は松の内まで飾ってはおくけれど、頭の中から“正月”は、すっかり抜け落ちてしまっている。
残っている正月の抜け殻といえば“おせち料理”の残りとか、餅であるとかそんなあたりだろうか。おせち料理も、賞味期限の早い生鮮系が多いので、三が日中には食べ切ってしまうべく、せっせと酒の肴として消費するのだ。
近くのスーパーマーケットも、元旦と2日は休むが、3日には営業を始めてくれるので、日常の食料品買出しに出かけてしまうし、年末年始に少しだけ緩めていた“お休肝日”も元へと戻る。
子どもの頃は、いつまでも正月気分を引きずっていたが、まだまだ現実逃避の意識が強かったということか。今はもう、見事にさばさばあっけらかんとしたものだ。
《日常のトピックス一覧》
我が家の内においては、あまりハレの類に執着があるわけではなく、さすがに正月飾りの類は松の内まで飾ってはおくけれど、頭の中から“正月”は、すっかり抜け落ちてしまっている。
残っている正月の抜け殻といえば“おせち料理”の残りとか、餅であるとかそんなあたりだろうか。おせち料理も、賞味期限の早い生鮮系が多いので、三が日中には食べ切ってしまうべく、せっせと酒の肴として消費するのだ。
近くのスーパーマーケットも、元旦と2日は休むが、3日には営業を始めてくれるので、日常の食料品買出しに出かけてしまうし、年末年始に少しだけ緩めていた“お休肝日”も元へと戻る。
子どもの頃は、いつまでも正月気分を引きずっていたが、まだまだ現実逃避の意識が強かったということか。今はもう、見事にさばさばあっけらかんとしたものだ。
《日常のトピックス一覧》