時話§桃始笑~七十二候~啓蟄 [七十二候]
啓蟄の次候“桃始笑(ももはじめてさく)”である。
桃の節句も終わり、ずいぶんと春めいてきた。樹々の緑はまだだが、辛夷が花開いたりして、春が急ピッチで動き出しているようだ。
さすがにウールのセーターは暑く感じてしまう頃合いとなって、またもや着るものに考え込む季節になってしまった。
空の青さはずいぶんと埃っぽくくすむようになって、地平線は大陸から飛んできた黄砂で薄ぼけている。
気温はまだまだ低い日もあるが、世間の風景は春のそれに近づきつつあるということだ。
《七十二候のトピックス一覧》
桃の節句も終わり、ずいぶんと春めいてきた。樹々の緑はまだだが、辛夷が花開いたりして、春が急ピッチで動き出しているようだ。
さすがにウールのセーターは暑く感じてしまう頃合いとなって、またもや着るものに考え込む季節になってしまった。
空の青さはずいぶんと埃っぽくくすむようになって、地平線は大陸から飛んできた黄砂で薄ぼけている。
気温はまだまだ低い日もあるが、世間の風景は春のそれに近づきつつあるということだ。
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悼話§パトリック・デュポンさん(エトワール) [バレエ]
21歳の最年少でパリ・オペラ座バレエ団のエトワールになったパトリック・デュポンが亡くなった。エトワールに指名されてほどない1983年に来日し、モーリス・ベジャール振付の『ボレロ』を踊っているのを観たのが最初。
何度も何度も彼が踊るステージを観ているが、まさに天馬空を翔けるが如くの、闊達で自由奔放といった舞台姿を楽しませてもらった。
31歳でバレエ団の芸術監督となった後は、様々なトラブルに巻き込まれて、数年で監督を辞任。それからは滞在していたモーリス・ベジャールの別荘で火事騒ぎを起こしたり、後半生はお騒がせな存在になってしまったようだ。享年六十一
合掌
《追悼のトピックス一覧》
何度も何度も彼が踊るステージを観ているが、まさに天馬空を翔けるが如くの、闊達で自由奔放といった舞台姿を楽しませてもらった。
31歳でバレエ団の芸術監督となった後は、様々なトラブルに巻き込まれて、数年で監督を辞任。それからは滞在していたモーリス・ベジャールの別荘で火事騒ぎを起こしたり、後半生はお騒がせな存在になってしまったようだ。享年六十一
合掌
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