時話§草木萠動~七十二候~雨水 [七十二候]
雨水の末候“草木萠動(そうもくめばえいずる)”である。
2月も終わりで、雨水も末候となった。明日から弥生三月だが、我が家近くにある“辛夷(コブシ)の標準木”が開花した。2月中の開花は記憶がない。
ようやく寒さの底から抜け出ることができそうだし、夜明けも6時近くまで早まり、世間の明るさがずいぶんと増えてきたようだ。
樹々に緑が戻るまでは、まだまだ時間が必要だが、いずれは窓の外から我が眼に安らぎを与えてくれるだろう。
気温はまだまだ春らしくはないが、逸る心は既に春を寿いでいるのである。
《七十二候のトピックス一覧》
2月も終わりで、雨水も末候となった。明日から弥生三月だが、我が家近くにある“辛夷(コブシ)の標準木”が開花した。2月中の開花は記憶がない。
ようやく寒さの底から抜け出ることができそうだし、夜明けも6時近くまで早まり、世間の明るさがずいぶんと増えてきたようだ。
樹々に緑が戻るまでは、まだまだ時間が必要だが、いずれは窓の外から我が眼に安らぎを与えてくれるだろう。
気温はまだまだ春らしくはないが、逸る心は既に春を寿いでいるのである。
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週話§日曜粛々~偽物? 本物?~ [日本]
2月上旬のことである。日本の著名画家の贋作版画が大量に出回っているという報道を見た。東山魁夷や平山郁夫といった人たちの作品で、デパートのギャラリーで売られたのだという。
デパートのギャラリーという場所で売られていれば、それはもう信用できると考えても無理からぬことで、ある種の保証を得たと考えるのは当然のことである。
我が家も、居間とか廊下の壁に数葉の版画を額装して飾っているとは、何度か書いたことで、17世紀前半に作成されたドイツやオーストリアの都市図が主なのだが、特に真贋について考えたこともなく、旅先の古版画の店で購入する時も、店主に「これ本物?」などと確かめたこともない。
それなりに名前を知られた版画制作者ではあるが、わざわざ贋作を作るようなことは考えにくく、一度だけだが、土産物屋みたいな店で安い複製が売られているのは見た。
というわけで、真贋鑑定のできそうな人が日本にいるとは考えられず、我が家のお宝が本物か偽物かを判断する術はないのだ。
《日本のトピックス一覧》
デパートのギャラリーという場所で売られていれば、それはもう信用できると考えても無理からぬことで、ある種の保証を得たと考えるのは当然のことである。
我が家も、居間とか廊下の壁に数葉の版画を額装して飾っているとは、何度か書いたことで、17世紀前半に作成されたドイツやオーストリアの都市図が主なのだが、特に真贋について考えたこともなく、旅先の古版画の店で購入する時も、店主に「これ本物?」などと確かめたこともない。
それなりに名前を知られた版画制作者ではあるが、わざわざ贋作を作るようなことは考えにくく、一度だけだが、土産物屋みたいな店で安い複製が売られているのは見た。
というわけで、真贋鑑定のできそうな人が日本にいるとは考えられず、我が家のお宝が本物か偽物かを判断する術はないのだ。
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