愉話§呑藝春秋[77]恐るべき酒屋さん [日本酒]
[承前]
地元――といっても車は必要だが――に、とんでもない酒屋がある。常時、1000種類以上の酒を取り揃えていて客を待っているのだ。
とりわけ日本酒の揃いは驚異的で、有名無名を問わず、店主がいい酒だと思えば取引をして棚に並べるのだという。
休日だけでなく、平日でも客足が途絶えることなく、目当ての酒を求めて、開店前から客が並ぶこともあると聞いた。
さすがにそこまで“これが!”という日本酒があるわけでもないから、年に一度か二度、うまい酒が呑みたくなった頃を見計らって車を走らせるのだ。
とはいえ、何を基準に選んだらいいか迷うほど、棚には日本酒がずらりと並んでいるし、冷蔵保存が必要な酒は、巨大な冷蔵ショーケースにしっかりと保管され、コンディションを維持している。
というわけで買ったのは、秋田の“雪の茅舎”純米吟醸生酒の一升瓶で……帰宅して冷蔵庫に収めたのは言うまでもない。
[続く]
《酒のトピックス一覧》
地元――といっても車は必要だが――に、とんでもない酒屋がある。常時、1000種類以上の酒を取り揃えていて客を待っているのだ。
とりわけ日本酒の揃いは驚異的で、有名無名を問わず、店主がいい酒だと思えば取引をして棚に並べるのだという。
休日だけでなく、平日でも客足が途絶えることなく、目当ての酒を求めて、開店前から客が並ぶこともあると聞いた。
さすがにそこまで“これが!”という日本酒があるわけでもないから、年に一度か二度、うまい酒が呑みたくなった頃を見計らって車を走らせるのだ。
とはいえ、何を基準に選んだらいいか迷うほど、棚には日本酒がずらりと並んでいるし、冷蔵保存が必要な酒は、巨大な冷蔵ショーケースにしっかりと保管され、コンディションを維持している。
というわけで買ったのは、秋田の“雪の茅舎”純米吟醸生酒の一升瓶で……帰宅して冷蔵庫に収めたのは言うまでもない。
[続く]
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連話§ワタシの酒肴[156]魚肉ソーセージ [酒肴]
[承前]
ソーセージを食べた初めては“魚肉ソーセージ”だった。わかる人にはわかるが、ピンクに着色した柔かい蒲鉾だと思えばいい。だが、めでたいことにそいつを本物のソーセージだと疑いもなく思い込んでいたのだ。
高校は給食がなかったので弁当を作ってもらっていたが、おかずの定番のひとつが“魚ソ”の醤油炒めだったりした。なので、豚肉由来のソーセージを食べたのは東京に出てきて以降のことになる。
なので、40年以上のいうもの魚ソとは縁のないままだったが、ちょっと気になる存在なのは、いつだったかネットで酒のつまみを眺めている時に、魚ソを山葵で食べるというのを見て、これは一度は試してみたいと思ったのだ。
要するに“板わさ”と似たようなものだと思えばいいのだが、読んで以降、なかなかチャンスに恵まれていない……まずかろうはずなどはないことも、わかっている。
というわけで未体験のこの酒肴については、年内には忘れず試してみたい。
[続く]
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ソーセージを食べた初めては“魚肉ソーセージ”だった。わかる人にはわかるが、ピンクに着色した柔かい蒲鉾だと思えばいい。だが、めでたいことにそいつを本物のソーセージだと疑いもなく思い込んでいたのだ。
高校は給食がなかったので弁当を作ってもらっていたが、おかずの定番のひとつが“魚ソ”の醤油炒めだったりした。なので、豚肉由来のソーセージを食べたのは東京に出てきて以降のことになる。
なので、40年以上のいうもの魚ソとは縁のないままだったが、ちょっと気になる存在なのは、いつだったかネットで酒のつまみを眺めている時に、魚ソを山葵で食べるというのを見て、これは一度は試してみたいと思ったのだ。
要するに“板わさ”と似たようなものだと思えばいいのだが、読んで以降、なかなかチャンスに恵まれていない……まずかろうはずなどはないことも、わかっている。
というわけで未体験のこの酒肴については、年内には忘れず試してみたい。
[続く]
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