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節話§一日一句~遅れることは承知だが~ [俳句]

季語は・・・梅二月

待ちぼうけ バスは遅れて 梅二月

【去年の今日】週話§土曜恬淡~タクシー料金改定~
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避話§呑気な日々なりき [日常]

コロナウイルス緊急事態という状況にあるが、我が家は変わらず自宅滞在度が高い。

定年退職して既に5年半。年に一回大きい旅行に出る以外は、国内旅行などはせず、都心へ行くのも演奏会と歌舞伎を観に行く程度のこと。その頻度が減ったのは不満を感じるが、それ以外は遠出せずとも、外食&外呑みしなくても、ストレスを感じることなく済んでいる。

両親とも既に逝去して既に実家も存在せず、頻繁に行き来するような親類もいないので、そのあたりも気遣いする必要はない。

SNSを眺めていたら、一家全員がコロナに感染して、父親一人だけが急逝してしまったという当事者の書き込みを目にした。感染しないよう用心していただろうが、不幸にして感染してしまったのだ。

かたや、中にはコロナ感染って何?とばかり、外へ外へと出たり、大人数で会食したり……その多くが政治家だったりするという身勝手さ。

そう、要するに身勝手ということなのだ。自分はコロナウイルスに感染するはずなどないのだという、何の根拠もなく過信のみで行動する人がいるのは理解し難い。

夫婦二人、自宅で過ごし続けても、さほどストレスを感じず済んではいるが外出せずにはいられない人は、それなりの対策を講じるべきで、繰り返すが自分自身が感染源であったり、外出している間にウイルスを浴び、帰宅して家族に感染させるかもという危険性を強く認識するべきである。

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丘話§タンホイザー~二期会~ [オペラ]

去年は、一度もワーグナー上演に接することができなかった。おおよそ2年ぶりのワーグナーである。木曜日のマチネー公演で、会場は東京文化会館。

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指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
原演出:キース・ウォーナー
演出補:ドロテア・キルシュバウム

装置:ボリス・クドルチカ
衣裳:カスパー・グラーナー
照明:ジョン・ビショップ
映像:ミコワイ・モレンダ

合唱指揮:三澤洋史
演出助手:島田彌六
舞台監督:幸泉浩司
公演監督:佐々木典子

ヘルマン:長谷川 顯
タンホイザー:芹澤佳通
ヴォルフラム:清水勇磨
ヴァルター:高野二郎
ビーテロルフ:近藤 圭
ハインリヒ:高柳 圭
ラインマル:金子慧一
エリーザベト:竹多倫子
ヴェーヌス:池田香織
牧童:牧野元美
4人の小姓:横森由衣、金治久美子、実川裕紀、長田惟子

合唱:二期会合唱団
管弦楽:読売日本交響楽団

当初、指揮をする予定だったアクセル・コーバーが入国できず、滞在していたヴァイグレに代わった。

オーケストラは、1幕こそもたついたものの、2幕以降は調子を上げて、この日はオーケストラの日と言ってもよかったと言っておく。合唱指揮は三澤洋史。オーケストラと同じく、いいハーモニーを堪能。

歌手陣について……タイトルロールの芹澤佳通は力不足がありありで、1幕と2幕は、何を歌っているのやら。辛うじて“ローマ語り”は火事場の馬鹿力で切り抜けたが、力不足は明らか。過去に聴いたタンホイザー歌手と比較しても、ここまで低水準の歌手を使わなくてはならなかったのかと呆然。

一人だけ、エリーザベトを歌った竹多倫子が安定して的確な歌声を聴かせてくれた。ヴェーヌスの池田香織はヴィブラート過剰か。

かつて、我々に“トーキョー・リング”をもたらしてくれたキース・ウォーナーの演出を期待してチケットを買ったのだが、自分的には消化不良のまま終わってしまったような気がする。

座ったのが5階席中央で、上手下手のバルコニー上が見えなかったことと、幕切れで、タンホイザーが籠状の装置を登っていって手を差し伸べたのが、エリーザベトだというのだが、それも見切れてしまって、おそらく演出における最大の見せ場がそこだったのだが、意味を受け留め切れず。

とはいえ、オーケストラと合唱がすばらしかったので“よし!”としたい。

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