SSブログ

謔話§一日一句~生き替わり死に替わり~ [俳句]

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

衾話§ペットは・・・・・・ [私事]

実家では父親がマメだったのかどうか、小動物をせっせと飼っていた。今は禁鳥として捕獲禁止になっているメジロに始まって、鈴虫、金魚などなど、一人で黙々と世話をしていたのだ。

町中の小ぢんまりした三軒長屋ゆえ、犬猫を飼うことはせずじまいだった。ゆえに、自分自身が何かを飼うみたいなことはしないままにきてしまった。

そもそも動物を飼うということ自体に興味は持てずだったし、あまつさえ、保育園の頃だったが小さな犬に追い掛け回されたというトラウマもあって、なおのこと動物を飼おうという気にはなれなかったのだ。

幸いなことに、同居人もまた動物に興味はなく、おかげで静かな生活を過ごすことができている。

そしてペットを飼わない最大の理由は“生き物”であるからなのだ。ゆえに彼らはいずれ死ぬ。死んだ時の“ペットロス”がいかばかりなのかは、飼い主の悲嘆を見れば明らかであろう。

さらに始末が悪いのは、ペットの飼育を放棄するような人間が少なからずいるということで、飼い始めはかわいいかわいいと世話をしていても、ある瞬間からかわいくなくなって、見向きもしなくなる、はては捨ててしまうなどは言語道断無責任極まりないと思うのだ。

《私事のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[186]生ハムおいしい [酒肴]

[承前]

初めて生ハムを食べたのは1970年代の半ば過ぎ、知り合いが連れて行ってくれたカジュアルなステーキレストランだった。確か国産で、たまにしか入荷しないので、口にできたのはラッキーだったようだ。

生ハムが日常の食卓にのぼるようになったのは、結婚してからのことで、実は生ハムの存在自体を忘れていた節がある。

なので、我が家での生ハム初めがいつのことだったのか、記憶にないのだ。スーパーの棚で見つけて、気がついたら酒の肴の主役の一つとして存在していたのだった。

家で食べる時は、貝割れ菜を添えてもらって、塩味と貝割れのピリ辛の合わせ技を楽しんでいる。

普段使いのスーパーマーケットで売られている国産生ハムは何ちゃって度が高く、風味には欠けてしまう。好みとしてはスペインのハモンセラーノよりは、イタリアのプロシュートのほうがよろしい。

IMG_6127.JPG
IMG_2169.JPG

そして、これまでに食べた生ハムで、一番うまかったと自信を持って言えるのは、6年前にインスブルックのスーパーマーケットの肉売り場の生ハム。その場で薄くスライスしてくれたのを、ホテルに持ち帰って夕食に食べたのだが、鮮度上々で、かつ風味豊か……そうだった、山のすぐ向こうはイタリアではないかと実感したのだった。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog