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謔話§一日一句~そうなるとわかっていた~ [俳句]

季語は・・・夏休み

目標は 形骸化して 夏休み

【去年の今日】週話§土曜枯寂~持久力はついたか~
タグ:俳句 夏休み
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愁話§故郷とは・・・・・・根無し草 [地震]

故郷(ふるさと)とは何なのだろうと、老境の身は考える。1月1日、能登半島を大地震が襲った。おびただしい家屋が倒壊し、長期にわたって断水が続いた地域も少なくなかった。

そんな中、自分の故郷を守ろうと奮闘する人たちは数多くいる。そして改めて“故郷”なるものを考えることになったのである。

自分はといえば、実家のあった町は好きであると自信を持って言うことはできるけれど、そこに定住しようとは思わなかった。そして東京住まいを始めて半世紀が過ぎた。半世紀の中で引っ越ししたのは、今で7軒目……まさに根無し草と言っていいだろう。

そうして引っ越しを繰り返している間に“故郷ロンダリング”が行われたようで、故郷に対する愛着はあるが、故郷に対する執着といったものは存在などしていない。

同じことを、地震の被災者の人たちにあてはめることは本当に難しい。もはや住み続けることが叶わなくなった自分の住処を前にしてもなお、そこに住み続ける道を模索し続けることは、膨大なエネルギーを使うことではないかと考える。執着と断念……どちらを選んでもそれは苦しい道である。

そうして、死ぬまで根無し草の我が身であるが、もちろん、どこに行こうが“住めば都”などとは思いもしていない。

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通話§電線の地下化とインフラ整備 [日本]

日本における地上の電柱から電線を地下に埋設する普及率が遅々として進まずのままである。2022年時点で、何と!日本全体で0.3%というものである。

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上はいくつかの都市における直近の電線地中化率のグラフ(調査年不明)だがごらんのとおりの体たらくで、電線の地中化はメリットが大きく、例えば多くの災害についても強いとされていて、電柱のメリットは浸水に強いという程度でしかない。

つまり、多くの災害に関して、電柱という存在は脆弱そのものということになる。災害ばかりではなく、無電柱による様々なメリットとしては、景観の良好改善化が大きく、電柱があることによって歩行者の通行に不便をきたすなどなど、デメリットばかりが目立ってしまうのだ。

ではなぜ普及が進まないのか。答えは単純で、電力会社と行政の怠慢でしかない。彼らの言い訳としては、ここまで都市化が進み、様々なインフラが整備されてきた中にあって、電線地中化のタイミングを失ってしまったということを言い立てるのではないか……だがそれは何の理由にもならない。

日本で遅れている分野の中に予防医学があると聞いているが、同じことが電線地中化についても言えるのではないか。

今住んでいる“ニュータウン”と呼ばれる地域でも、地中化はほとんど進んではいない。本来であれば、1970年代に開発が始まった時点で、地中化は実現できたはずだが、そもそもそうした発想がなかったようで、しかるべくな整備が実現した中に地中化はないまま、電柱が無神経に林立しているばかりなのである。日本におけるインフラは、20世紀のままで一歩として進んではいないのだ。

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