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暇話§一日一句~オーシンツクツク~ [俳句]

季語は・・・法師蝉

我が田舎 オーシンと鳴く 法師蝉

【去年の今日】油話§ガソリンエンジン終了・・・・・・
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流話§次世代へという縁(えにし) [歌舞伎]

異なる世代が一つの社会となって機能していくべきであるのは言うまでもないことだが、それこそが簡単な話ではなく次世代へと繋げていくような努力も必要だと常々思っている。

だが、できるだけ“現場”にいたいからなのかどうか、次に引き継いでもらうのを快しとしない、あるいは躊躇する人たちが少なからずいるのもまた、事実で、それは様々な意味で妨げとなるのではないかと考えるのだ。

そういう行為こそが世代間の断絶を招くのではないかと危惧を抱くのだが、そうして自分たちの持つ価値観を後生大事にしたいというのは大きな弊害であろう。

歌舞伎という舞台芸術は、役者一人一人が伝承者となって、次の世代へそれぞれの“型”を次世代に遺していく役目を背負っていて、一人一人がメソードという存在でもある。

先達の世代がいなくなる前に、後継者へ後継者へと引き継いでいってもらわなくては、興行が成り立たなくなってしまうから、遺す世代も引き継ぐ世代も必死で、そうした同方向のベクトルを持つ集団こそが持ち得る利害一致の共通認識ということだろうか。

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品話§オーセンティックなバー [クラシック]

ちょっと財布に余裕があった時、夕食の後にもう1杯くらいでもと、シックなバーまでハシゴする……回数はそれほど多いわけではない。

店に入ると、小さな音量でクァルテットとかトリオのジャズの録音がかかっていて、個人的には“オーセンティック”なバーなどと呼んでいたりした。

もっとちゃんとしたオーセンティックなバーだったら、あるいは音楽などは流れていなかったかもしれない。

そんな、オーセンティックなバーという思いを根底から覆すような出来事があったのは、もう10年近く前のことである。ふと手に取った小説をペラペラ斜め読みしていたところ、首を傾げるような表現があって、何というか……

とあるオーセンティックなバーに入ると、ラフマニノフのピアノ協奏曲が流れていた。



……といった記述がなされていたのだ。ラフマニノフのピアノ協奏曲といえば、ピアノもオーケストラもどしゃめしゃの大音量で、これでもかこれでもかと攻めてくる、はっきり言えばやかましい音楽である。そんな音楽を落ち着いた雰囲気のバーで流すことなどあるだろうか。

まずもって、そんなことあり得ない話だし、仮にラフマニノフが流れてくるのが漏れ聴こえてきたら、扉を開ける前でUターンするかもしれない。

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