SSブログ

暇話§一日一句~寝坊の常習犯~ [俳句]

季語は・・・朝顔

朝顔や 始発のバスに 走る人

【去年の今日】淡話§異国で生きる人たち
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

過話§綿柎開~七十二候~処暑 [七十二候]

処暑の初候“綿柎開(わたのはなしべひらく)”である。

涼しい秋風が吹き始めるというのが“処暑”だが、夕方にほんの気持ちばかり涼風が吹いたりすることもあるが、その先はなしのつぶての残暑である。

年ごとに状況は異なるが、10月に入っても30度超えの真夏日は珍しくなく、もうそろそろ半袖の夏物と長袖の入れ替えをしようかと考えている人たちを悩ませることになるのだ。

というわけで、我が家のワードローブはまだまだ一か月半以上は、変わることなくTシャツ&ハーパンで過ごせるはずで、それはまた洗濯物の少なさを表してもいる。

夏の太陽光線のおかげで、朝干した洗濯物は昼過ぎには完全に乾いてくれていて、気持よく取り込むことができる……同居人は「冬もこれだったら、洗濯が楽ちんなのに」と常に嘆くことになるのだが。

《七十二候のトピックス一覧》
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

戯話§八月納涼歌舞伎第二部~猿之助代役!~ [歌舞伎]

SHOW Must Go On!

松本幸四郎&市川染五郎親子がコロナ感染者と濃厚接触者になってしまった
ので、第二部もとんでもない配役変更があった。

2208_kabukiza.jpg

何と第二部メイン『安政奇聞佃夜嵐(あんせいきぶんつくだのよあらし)』の
主役青木貞次郎を務める幸四郎が休演となり、その代わりに市川猿之助が務
めるという変化球が飛んできたのだ。しかも何とこの日が代役初日である。

第一部『新選組』の配役変更は、同じ芝居に出演している勘九郎や七之助が
務めたが、猿之助は完全にゼロからの代役で、どう務めるのだろうと思って
いたが、さすがは“負けず嫌い”の猿之助だ。

これまた台詞は完璧に頭に入っているようで、淀みなく芝居は進み、大詰で
は、捕り方数人を相手に立ち回りまでやってみせたのだ。台詞は必死に覚え
ればある程度はこなせるだろうが、立ち回りはいつの間に自分のものにした
のだろう。

……島抜けをした、青木貞次郎(猿之助)と神谷玄蔵(勘九郎)が、最後に信玄
の埋蔵金を前に仇相手の玄蔵と果し合いをするのだが……という、明治初め
に起きた実際の島抜けを題材にしての舞台は、いかにも歌舞伎らしい設えと
なっていて、第一部の『新選組』と好対照を見せていた。

個人的に『新選組』は鮮度の新しい若々しい舞台と感じ『安政奇聞佃夜嵐』
は、いい具合に熟成した舞台と感じたのである。

二本目は澤瀉十種の内『浮世風呂』で猿之助の三助、なめくじは團子が務め
るところ、コロナ感染で休演となり、市川笑野がなめくじを代役で。一本目
とは打って変わった軽やかで陽気な舞踊。

とにかく、土曜日の歌舞伎座で“歌舞伎脳”の凄さを見せつけられたのだ。
終演後は、劇場近くの焼き魚が売りの居酒屋へ。30分一本勝負で帰宅した。

《歌舞伎のトピックス一覧》
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:blog