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吟話§一日一句~午後の陽射し~ [俳句]

季語は・・・晩秋

晩秋に 多摩丘陵や 影長く

【去年の今日】顧話§今日の歴史~世界恐慌の始まり~
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和話§日本?~ジャパン?~ヤーパン? [日本]

もう20年も同じオーストリア・アルプスの端っこを目的地に旅行している。泊まるホテルも10年以上変わらない。

スイス人やイギリス人、ドイツ人と、何組かの顔見知りもできて、年に一度の邂逅を楽しんではいるが、我々が遠来の客人であることはわかっていても日本に対する興味とかはほとんどないし「日本すごいね」などという賛辞の類を聞いたことなどない。一度だけ、2011年の東日本大震災の後に訪れた時にはお見舞いの言葉をもらったくらいである。

言うまでもなく彼らにとって、日本は特別な国などではない。かつて隆盛を誇ったソニー、ニコン、ホンダといった単語が彼らの口から出ることなく、時折だが若い兄ちゃんが「カヴァサキ、ヤマハ」と自分が乗るオートバイのメーカー名を連呼するくらい。

携帯電話は元より、IT関連も韓国や中国に引き離されて……うーん、何があるものかと考えるが、辛うじてユニクロ、日本車が頑張っているくらいだろうか。

はるかヨーロッパの人間にとって日本は“ワン・オヴ・ゼム”でしかない。我々日本人とて、それではスイス、イギリス、ドイツの何をどこまで知っているかと問われて、即座に答えられる人間は多くなどはなく、それこそ“お互い様”なのである。

《日本のトピックス一覧》
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古話§伝統芸能―マイカテゴリー― [伝統芸能]

本格的に歌舞伎見物に通うようになったのは2002年……四十代も終わり近くなってからのこと。遅ればせながら観に行けば、これがおもしろい。しまった!もっと早くから行っておけばよかったと思っても、遅かりし由良之助。

歌舞伎が一人一人の役者の円熟を見届けるものであるとするならば、20年足らずの鑑賞歴では到底間に合わず、せめては三十代の初めあたりから観ていれば、六代目歌右衛門や二代目松緑、十七代目勘三郎を眼にできたのだが。

というわけで、日本の伝統芸能に親しむためには何が必要なのかといえば、自分とともに生きていく役者とその芸なのであると痛感したのだった。

そんな伝統芸能だが、今のところは歌舞伎程度で収まっている。他の、例えば文楽も行かないわけではない。年に一度程度は国立小劇場におもむいてはひとしきり観るのだが、これは歌舞伎以上に難物で、年一といった頻度では歯が立ってくれない。というわけで、現在は“保留中”といったところだ。

もう一つ、能と狂言については、四半世紀くらい前に一度だけ公演を一通り観たことはあったが、途中から何が何だかわからなくなって、これはもう、狂言はともかく、能はこれ以上観ても、死ぬまでわからないと思った。

《伝統芸能のトピックス一覧》
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