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吟話§一日一句~大清水から尾瀬沼へ~ [俳句]

季語は・・・秋の末

一ノ瀬へ 径だらだらと 秋の末

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【去年の今日】考話§ラグビー雑感~用語とか観方とか~
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懐話§昭和三十年代~掛け売り~ [昭和]

[承前]

けっして裕福とはいえなかった我が実家だったが、日用の買い物についてはずいぶんと律義だったような記憶がある。

スーパーマーケットができたのは1960年代後半のことで、それまでは個々の店で買い物をしていた。まずは八百屋だが、家々を回って注文取りに来てくれていた。なので、わざわざ店まで買い物にいくことはなかった。そして、代金は掛け取りになっていて“通い帳”に購入した野菜類と値段が記載されていた。そうして月末に代金を支払うようになっていたのだ。

他に、味噌、醤油、酢の店があって、量り売りになっていた。醤油や酢は、樽に入っているのを店の人が桝に汲んで、持ってきた瓶に入れてくれたのを買った。味噌は経木か何かに包んでくれたのではなかったか。

そうして、いくつかの店を回りながら日常の買い物を済ませていたわけだ。実家から歩いて数分のところにスーパーマーケットが開店したのは東京オリンピック前後のことで、そこに行けばあらかたの用が足りてしまったので、八百屋や味噌、醤油の店とは縁遠くなっていったのである。
                               [続く]

《昭和のトピックス一覧》

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川話§バッハ―マイカテゴリー― [バッハ]

マイカテゴリーで“お題”を出されることで、筆の進みがそこそこ順調であるようだ。調子に乗って引き続き……ヨハン・ゼバスティアン・バッハについて。

頻繁に聴いたのは大学生の頃。フルートを吹いて遊んでいたこともあって、まずはフルート・ソナタを、それから無伴奏のチェロ組曲、ヴァイオリンのソナタとパルティータから、ブランデンブルク協奏曲あたりをもっぱら聴いていた。

マタイ受難曲へはなかなか腰が上がらなかったが、それでもスコアを買ったことで、まじめに聴くようになった記憶である。

時を経て、最近はマタイ受難曲は重いと感じるようになって、このところ聴く回数が多いのは“ゴールドベルク変奏曲”だろうか。チェンバロのために作曲されたが、聴き初めがグレン・グールドのピアノ演奏だったので、今だにピアノのほうがしっくりしてくれるのだ。

古典派からロマン派と様々な作曲家の様々な作品を聴いているが、戻っていく先は、常にバッハである。

《クラシックのトピックス一覧》


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