SSブログ

吟話§一日一句~昼の部がはねて~ [俳句]

季語は・・・釣瓶落とし

歌舞伎座や 釣瓶落として 人そぞろ

【去年の今日】便話§横浜国際競技場と東京スタジアム
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

転話§霎時施~七十二候~霜降 [七十二候]

霜降の次候“霎時施(こさめときどきふる)”である。

霜降……霜降り牛肉と同じ漢字だったのか。というわけでお肉のお話。

焼き肉屋に入っても、ちょっと前までは“上カルビ”を注文していたが、寄る年波には勝てず、並カルビを注文するようになった。あの霜降り状にさす脂に負けてしまうのだ。まあ、値段はぐんと安く、財布には優しくなってくれたのはよかったが。

とんかつ屋ではロースかつを注文する。さすがにヒレは脂がなさ過ぎるのでほとんど注文することはない。そしてロースであっても、昨今は脂身を過剰に残している店はそれほど多くないので問題はない。

牛肉に関して、欧米では赤身肉が主流でサシが細かく入った霜降り肉はほとんど存在せず、日本に旅行した彼らが霜降り肉を食べると、一様に感嘆の声をあげるが、その後に「でもこれは肉じゃない」と呼ばわるのである。

ちなみに、このところのお気に入りは北海道は帯広発祥の“豚丼”というやつで、タレがなかなかにうまく、これで炒めた豚肉をのせたご飯が絶妙にうまくて危険なのだ。

《七十二候のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

笛話§フルート―マイカテゴリー― [フルート]

フルートを吹いていたことがある。

高校生から大学、社会人になって少しばかりだがレッスンも受けてみたりしたが、あまり上達することなく終わってしまった。それでも就職した記念にと、村松フルート製のいい楽器を奮発してローンを設定し、購入したのだ。

元よりフルート独奏曲が好きで、ヘンデルやバッハのソナタに親しみつつ、ドビュッシーの『シリンクス』のような無伴奏の曲まで、脈絡なく手当たり次第に吹いていた……いや、吹いていたなどとはおこがましい。ただ単に、表面をなぞっていたにすぎなかったとしか言えない。

吹く機会などもちろんなかったが、ベートーヴェンの交響曲第7番やドヴォルザークの交響曲第8番などではフルートが大活躍して、木管楽器の中でも際立った存在だと思っている。

一つ不思議なことは、ワーグナーがフルートに冷たかったと思われるのことで、ほとんど大活躍する場が与えられていなかったとしか思えないのだ。せいぜい『ニュルンベルクのマイスタージンガー』前奏曲のソロ部分くらいしか出てきてくれず。

ちなみに、オーケストラ楽器の中にあって、フルートほど経済的にも身体的にも優しい楽器はないのではなかろうか……普段のメンテナンスも、キーの部分に油を注す程度で済むし、オーボエやクラリネットのようにリードを削る必要もない。

ヴァイオリンなどの弦楽器は、しばしば弦の張り替えをしなければならないし、金管楽器に至っては、トランペットのように違う形状の楽器を用意する必要がある。

身体的という部分だが、ヴァイオリンのような少しばかり不自然なポーズで演奏したり、ピアノのように思いきり鍵盤をひっぱたいて腱鞘炎になることもあるが、フルートに関する限り、身体に何か悪影響を及ぼすこともない。

とはまあ屁理屈のようでもあるが、本人はまじめに思い込んでいることだ。

《クラシックのトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog