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吟話§一日一句~銀色に輝いて~ [俳句]

季語は・・・小鰭(このしろ)

小鰭の 鱗生かして 酢で締めて

【去年の今日】週話§土曜諸相~準々決勝2~
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悼話§筒美京平さん(作曲家) [追悼]

グループサウンズ全盛期にヴィレッジ・シンガーズが歌った『バラ色の雲』を皮切りに、いしだあゆみの『ブルー・ライト・ヨコハマ』や南沙織の『17才』などなど、ポップで屈託のない筒美京平の作品群が昭和後半を彩った。まさに“我々の時代”の作曲家だったことを否定できるものなどではない。

個人的には平山三紀の『真夏の出来事』が、何とも不思議な魅力を持って聴こえていたことを忘れることはないだろう。享年八十

合掌

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新話§現代音楽―マイカテゴリー― [現代音楽]

そしてマイカテゴリー・シリーズは“現代音楽”へと続く。

20世紀に入るか入らないかのあたりで、ヨーロッパを中心とした、いわゆる“クラシック音楽”の状況が混沌となってきた。遠くたどれば、ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』の前奏曲冒頭の和音が端緒だったかもしれないが、その後に続く作曲家たちが影響を受けないわけはなかったのだ。

調性の破壊は、シェーンベルクの十二音技法に始まり、それ以外にも様々な試みが繰り返されてきた。

だが、個人的にはシェーンベルクの音楽は既に理解しがたい存在になっていた。ところが、我が“ゲンダイオンガク苦手”を吹き飛ばす超弩級の音楽が出現した……ストラヴィンスキーが1913年に作曲した『春の祭典』がそれである。

バレエ・リュスを主宰するセルゲイ・ディアギレフから依頼を受けて作曲されたバレエ音楽がパリの初演で凄まじい騒ぎになったことも、この曲の知名度を高めたことは想像できるが、それより何より、聴いた最初はグロテスクな音楽に顔を顰めはするけれど、二度三度と聴くにつれて、魅力に取り憑かれてしまうのだ。

とはいえ、我が現代音楽は百年以上前に作曲された『春の祭典』でとまってしまっていて、例えば日本の武満徹の音楽に対する耳は、今だに開かれてはいないのである。

もう一人、二十世紀半ばまで生きたリヒャルト・シュトラウスというミュンヘン生まれの作曲家がいるのだが、彼の話は彼のカテゴリーとして語ることにしたい。

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