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吟話§一日一句~バウンドは不規則に~ [俳句]

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【去年の今日】世話§ラグビーワールドカップ・プール戦[4]
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平話§十月大歌舞伎『梶原平三誉石切』 [歌舞伎]

台風14号が遠ざかってもなおぐずついた天気の中を歌舞伎座へ。四部制が続いているが、今月は第三部の『梶原平三誉石切』一本を観てきた。

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初めて観た“石切梶原”は2003年、仁左衛門が務めた時のことで、それ以来久々に仁左衛門の梶原を観るとは意外なことだった。2回か3回は観たように思っていたのである。

何より、演じるほうも観るほうも、機嫌よく気持ちよくという演目なのだ。そんな期待に違わぬ仁左衛門の梶原だった。

気合が入る場面が三か所……刀の見立て、試し斬り、石切とあったが、一番の気合は見立ての場面ではなかっただろうか。客席をぐっと引き込む緊迫感は17年ぶりの梶原とは思えず。他二つの場面も悪かろうはずはなかったが、気合の乗りは見立てに軍配をあげたい。

そして周りで演じる役者も充実していた。特に歌六の六郎太夫、男女蔵の俣野は、それぞれニンにあって舞台を締めていた。孝太郎の梢、出だしはいささか大げさでアンサンブルからはみ出ていたように感じたが、徐々にこなれていった。

一点気づいたところ……吉右衛門の梶原は、試し斬りする時に木鞘に滑り止めの白い細引きを丁寧に巻いていたが、仁左衛門は木鞘そのままである。

終演は17時半。新宿に戻り、買い物と食事をして20時過ぎに帰宅。

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墺話§オーストリア―マイカテゴリー― [オーストリア]

“マイカテゴリー活用”のシリーズは、なおも続いて“オーストリア”だ。

1980年秋のウィーン国立歌劇場日本公演に刺激されて、現地でオペラを観ようと試みた初海外旅行の目的地がオーストリアのウィーンだった。それだけのことである。

ガイドブックはいくつかあったが情報量は極めて少なく、劇場やコンサートのチケットの予約は、今のようにネット経由ではなく、郵便で予約を依頼、取れたと連絡があったチケットを、現地の前売りセンターで引き取るという悠長なものだった……海外旅行はそれほどに手間がかかるものだったのだ。

さすがに単独での旅行は心細く自信もなかったので、予備校時代の知り合いに声を掛けたら一も二もなく「行くぜ」で、野郎二人の無粋な旅行となったのである。

12月末、仕事納めのタイミングでルフトハンザのモスクワ経由便に乗って、フランクフルトでウィーン行きに乗り換えて向かった。飛行機が着陸態勢に入ったところで、機内に『美しく青きドナウ』が流れた時は、何とベタな!と思いながら、不覚にも涙をこぼしそうになったのは秘密だ。

というわけでウィーンで観たのは国立歌劇場で『こうもり』を2回、フォルクスオーパーで『メリー・ウィドウ』とオペレッタを3回、そして偶然にも取れたウィーンフィルのニューイヤー・コンサートも聴いている。

付記:ちなみに『地球の歩き方』が発刊されたのは1979年からのことで、格安航空券が市中に出回るようになったからであろう。

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