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愉話§一日一句~好き勝手に行くことは~ [俳句]

季語は・・・青時雨

鹿柵に 行く手阻まれ 青時雨

【去年の今日】紡話§エベーヌ弦楽四重奏団[紀尾井ホール]
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表話§尾瀬で写真を撮ること [尾瀬]

かつて、もう半世紀近く前。尾瀬でフィルムカメラの時代を過ごした。山小屋のアルバイトで7月半ばから9月上旬まで、ほぼ2か月を、毎日せっせと働いていたのだ。

毎朝4時過ぎに目覚め、夜は21時頃には就寝。掃除、宿泊客の世話、その他雑用諸々と立ち働いている合間、ほんの2時間くらいの休憩時間が撮影タイムなのだった。

そのために、一番安い標準レンズだけの一眼レフを手に、尾瀬に入山する直前、既に西新宿にあったヨドバシカメラでフィルムを買うのだが、好き放題というわけにはいかず、自分で決めていたのは36枚撮り10本である。当時は不遜にもリバーサルフィルムを使っていて、もっぱらコダクロームと、気まぐれにエクタクロームを2本ほど……深い意味などはない。

フィルムカメラは、一枚一枚、1シャッターが勝負なのだくらいは、ど素人でも理解できることで、だからそれなりに写真を撮る時は色々な意味で集中らしきものはしている。

そして、どのように撮れたのか、山から下りて写真屋に現像に出し、それが戻ってくるまでわからないのだ。

かくして“一シャッター入魂”でこれは!と思いながら撮影を試みはしたものの、現像されて仕上がった“力作”を見やれば・・・・・・・・・・・・で、脱力してそっと片づけるのだった。

《尾瀬のトピックス一覧》
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繋話§前橋と高崎~例えば拮抗する二都市~ [日本]

いくつかの県の中に、2つの都市が競合して張り合っているというところがある。例えば長野県長野市と松本市、今は合併してさいたま市となったが、かつての埼玉県浦和市と大宮市といったあたり。

中でも最初に挙げた長野市と松本市の犬猿の仲ぶりは他県の我々にまで轟いてきて、何をそこまで張り合わずともと思ってしまわなくもない。それにしても浦和と大宮が“恩讐を越えて”合併したのには腰を抜かした。いかなる計算がそれぞれに働いたものか。

そうして我がグンマー!では群馬県前橋市と高崎市が犬猿の仲、もといライバル関係にある。簡単に説明しておくと、県庁所在地は前橋市にあり、高崎は商業都市として発展してきた。そのあたりは、かつての浦和&大宮と似たところがあって、どちらも県庁所在地ながら、浦和にも前橋にも新幹線は停車しない。

大宮は東北新幹線と上越新幹線が分岐する駅だし、高崎は上毛かるたで“関東と信越つなぐ高崎市”とあるように、今は上越新幹線と信越新幹線の接続駅でもあるし、在来線も数多く高崎を始点、終点とされている。

高崎と大宮はそうした交通の要衝ということを誇りにしている一方、前橋と浦和は県庁所在地という県政の中心地を誇ってきたのだ。

そんな2大都市の“争い”を眼にしつつ、3番手は特に何をするわけでもなく泰然としていたのだが、気がついたら5番手都市まで落ちてしまっていたというのもいとをかし。

さて、そうは言いながら羨ましかったことがあって、それは前橋高校と高崎高校という県一二を争う進学校の雄が毎年“前高高高定期戦”を行っていることで、こうしたところから、いやでも対抗意識が芽生えるのだろうなとは電車で一時間ほどの、当時三番手だった高校の我が身は思っていたことだ。

《日本のトピックス一覧》
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