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愉話§一日一句~神保町の老舗~ [俳句]

季語は・・・ビール

定年の 日やランチョンの 生ビール

【去年の今日】呟話§一言つぶやき~円安狂騒曲~
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異話§梅子黄~七十二候~芒種 [七十二候]

芒種の末候“梅子黄(うめのみきばむ)”である。

祖母が達者だったこの時期、縁側で梅干しを作るのが年中行事だった。平らなざるに梅の実を広げて干し、あれこれ手間をかけて最後は甕に入れて一年分を保存するのだ。

残念ながらあの酸っぱさが耐えられず、祖母の梅干しを口にすることはなく終わってしまったが、梅干しと季節季節の糠漬けをせっせと作っていた祖母の様子は今でも映像としてくっきり残っている。

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顧話§今日の歴史~鉄のカーテンを越えて~ [バレエ]

1961年6月16日、ソ連のダンサーであるルドルフ・ヌレエフが亡命。

厳しい監視の目をかいくぐって、ルドルフ・ヌレエフが西側に亡命したのはもう60年以上前のことになってしまった。

それがどれほどの監視であったのか……想像するだけで、実際にどのようにして亡命に成功したのか、後日彼をモデルにしたフランス映画で、その時の様子が描写されていた。それが事実に近いのであれば、ギリギリの一発勝負としか思えず、それが成功したがゆえに、ヌレエフは西側で広く知られることになったのである。

彼が踊るのを一度だけ観ている。1983年だったか、エトワールに指名されて昇進したシルヴィ・ギエムの相手役として『白鳥の湖』の王子だったが、残念ながら、そこに往年の面影を見ることはなく、10年後エイズに感染して、54歳で死去したのだ。

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邂話§尾瀬で出会う人たち [尾瀬]

山に登っている時、すれ違う人たちと挨拶を交わし合うということは、尾瀬に初めて入った時に覚えたことだった。そういえばオーストリア・アルプスの端っこで本当に軽い山歩きをした時にも“ハロー!”とか言い合ったのは当然のことだった。

山で人に出会うというのは、なかなかに楽しいことで、ごくごくたまにだが山小屋で知り合った人たちと仲良くなることがあるが、これは望外の楽しみと言えるだろう。

先月の尾瀬で同宿だったご夫婦は、ほぼ同い年であることと、近いところで生まれ育ったことがわかり、それはまたかなりちょっと得をした気分にさせてもらったのだ。

もちろん、そんな偶然などそうそう転がっているわけではなく、たまたま同じ共同体験をした同士ということもあって、会話が気安くはずむのだろう。

そうして翌日には、それぞれの写真を撮り合って、送るということも今時であれば、メイルに添付すれば、簡単に送ることができ、山旅の思い出もまた倍加してくれるということだ。

《尾瀬のトピックス一覧》
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