週話§日曜枯寂~貧乏暮らしのこと~ [私事]
決して裕福とは感じられない実家生活を過ごした。東京で下宿暮らしをしていた時でも、ギリギリの仕送りと、あとはアルバイトでまかなっていた。
東京で職を得て、安心はしたものの、経済的余裕とやらからは、縁遠い生活が続いたが、仕事を始めて10年くらい経った頃あたりから、何とかなりそうかなと考えられるようになったのは、同居人が職を辞して専業主婦に転じた頃だっただろうか。
少しくらいは贅沢ができるんだみたいな状況になりはしたものの、それまでがそうではなかったがゆえに、相変わらず“そこそこ”どまり……羽目を外してみたいなことはしないままだった。
これが自分の身の丈という決め事があったわけではないが、ここまでで十分という留め方もまた心得ていたようだ。
気まぐれに何かバーン!と張り込んでということもほとんどなく、無謀な浪費癖など起こすことなく、どうやらここまで来たのだった。
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東京で職を得て、安心はしたものの、経済的余裕とやらからは、縁遠い生活が続いたが、仕事を始めて10年くらい経った頃あたりから、何とかなりそうかなと考えられるようになったのは、同居人が職を辞して専業主婦に転じた頃だっただろうか。
少しくらいは贅沢ができるんだみたいな状況になりはしたものの、それまでがそうではなかったがゆえに、相変わらず“そこそこ”どまり……羽目を外してみたいなことはしないままだった。
これが自分の身の丈という決め事があったわけではないが、ここまでで十分という留め方もまた心得ていたようだ。
気まぐれに何かバーン!と張り込んでということもほとんどなく、無謀な浪費癖など起こすことなく、どうやらここまで来たのだった。
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