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週話§土曜有閑~出生率~ [日本]

今月はじめ、厚労省が日本の出生数を発表した。昨年一年間に日本で生まれた子供は81万1604人。前年より約3万人、6年連続の減少となった。出生率は1.3%である。

このまま減少が続くと四半世紀後には日本の人口が1億人を割り込むことになるのだ。

あまりにも予想したとおりの結果に、一向に国が少子化対策を正面から捉えてこなかったことが如実に理解でき過ぎて、笑うに笑えない。

理由は簡単で、政府の施策――そんなものあるかどうか――が子どもを産もうという意欲を掻き立てるものではないからではないか。

産んでも育てにくく、子どもが成長しても先行きが不透明にしか見えない社会では、産みたくても産めないというのが“本音”ということを、はっきり数字が見せつけている。政府の無策と断ずるしかない。

国は曖昧な言葉ばかりで及び腰の姿勢から、言葉どおりに有効な具体策を打ち出そうとしない限りは、国がジリ貧になっていく。さもなければ、他の先進諸国が実行しているのと同じく、積極的に外国人を受け容れていくしかなく、いい加減に意図せざる鎖国政策とすっぱり訣別するべき時ではないか。

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