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暇話§一日一句~早々と~ [俳句]

季語は・・・時雨月

欠礼の 葉書届きて 時雨月

【去年の今日】週話§日曜粛々~床屋の洗髪~
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顧話§今日の歴史~しばらく様子を・・・・・・~ [歴史]

1690年11月14日、水戸藩の徳川光圀が隠居。

水戸黄門(徳川光圀)が日本中を回って悪人を成敗したという話は、もちろんフィクションでしかなく、光圀自身は、江戸と国元の往復や領内を見廻ったのがせいぜいだった。

いかなる経緯で、隠居後に日本中を歩いて回る仕儀と相成ったものか……思いついた人はたいしたものである。

まあ、そうした逸話とは別に『大日本史』の編纂に着手したり、自分のやるべきことをわきまえて実行していたようだ。

ちなみに助さん格さんのモデルはいるようだが、テレビに登場してくる風車の弥七、うっかり八兵衛、かげろうお銀といった面々は、モデルはおろか、登場してくる動機すら不明であるとしか思えない。

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三話§平成中村座十一月大歌舞伎~唐茄子屋~ [歌舞伎]

先週末、平成中村座十一月大歌舞伎第二部を観てきた。久々に内外の観光客が終結したとんでもない人並みの浅草を地下鉄駅から浅草寺裏の中村座へ。そこまで歩くだけで人疲れしてしまった。猿若町発祥180年記念とのことだ。

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第二部は宮藤官九郎作・演出の『唐茄子屋~不思議国之若旦那~』と『乗合船恵方萬歳』の二本立て。

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まず新作の『唐茄子屋』から。落語『唐茄子屋政談』を元にクドカンが台本を書いての上演だが、原作のよさを殺してしまったような印象。人と人との繋がりが理解しにくく、もう少し何とかならなかっただろうか。

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幕開け、舞台の祭り群衆が取り留めなく、そこに大人計画の荒川良々が登場するも、彼の役の存在というか役柄が見えて来ないまま、本筋に入っていくが、若旦那(勘九郎)に唐茄子を売らせて立ち直らせようと尽力する八百八の性格が見えてこない。幕開けで登場した良々の“変な人”としか思えない演技のおかげで、八百屋のおじさんがいい人のはずなのに、それが殺がれてしまった。

加えて、傾城桜坂とお仲を七之助二役にしてしまったことで、ストーリーが交錯してしまった。喜劇として笑いどころが少ないわけでもないが、枝葉末節が絡み過ぎて本筋が見えにくくなってしまったのはクドカンの芸風なのかどうか、そのあたりはわからない。もっと個々の役者を活かす工夫を探るべきと思ったのである。

休憩後は30分ほどの踊り『乗合船恵方萬歳』が、打って変わって小気味よく佳き追い出しとなってくれた。

終演は18時半。食事時とて、浅草は観光客のカオスで食べ損ねるのではと恐る恐る浅草寺あたりを歩けば、観光客の引けは早く、かねてより食べてみようと目論んでいた老舗とんかつ屋も、路地裏の裏のゆえか、あっさりと入ることができて、無事にビールでロースかつ定食を楽しんだ。

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さて来週は第一部である。

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