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節話§一日一句~自嘲することもなく~ [俳句]

季語は・・・初時雨

初老など ついと過ぎたる 初時雨

【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2020年10月13日付~
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時話§菊花開~七十二候~寒露 [七十二候]

寒露の次候“菊花開(きくのはなひらく)”である。

実家のあった町では、秋になると公園の遊歩道を使って菊の展示会が行われていたのだ。簡単な小屋掛けが建つ中、丹精された自慢の菊花が並ぶ様は、実に壮観なものだった。

展示の番をしていた人の中に父親と顔見知りらしき人がいて、他愛ない世間話をしていた最後に「今日は、徹夜の見張り番をする」と言ったことを鮮明に覚えているのは、それを聞いた時にけっこう驚いた記憶があるからで、今だったら、真夜中によからぬことをする輩がいないとも限らないと、すぐに思い至るが、小学生くらいでは“一晩中菊の番をするなんて……”などと、ちょっと呆れたのである。

そういえば、我が町のあちこちのお宅で、軒先に数鉢の菊を育てているのを珍しくもなく見かけたのは、そうした催しを見据えてのことだったのかと、今さらながらに理解することなのだ。

《七十二候のトピックス一覧》
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深話§尾瀬晩秋枯野彷徨[3]弥四郎小屋へ [尾瀬]

[承前]

牛首分岐までやって来た。ここから龍宮小屋まで一時間、そこから弥四郎小屋までは20分ほど。あくせくせず、のんびり歩きである。

↓毎度同じ写真を撮るのは歩行時間チェックのため
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ほどよく雲が浮かんでいて、いい塩梅である。これが雲一つない快晴の青空だけだと、何となく取り留めがないように感じてしまう。

↓これもまたいい感じの一枚
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振り返ると至仏山がいい形になってくれている。これが上田代あたりだと、左の小至仏が見えず、下田代だと小至仏からの裾野が長く伸び過ぎてバランスが悪い。ワタシ的には、中田代からの至仏山の山容が一番の好みなのだ。

↓一番いい至仏山のバランスはこのあたり
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↓衝立のような景鶴山が現れる
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↓竜宮尻は最近お気に入りのスポット
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というわけで、左に景鶴山の見つつ、竜宮尻を過ぎれば龍宮小屋。明日泊まることにしているが、とりあえず立ち寄って挨拶。コーヒーをいただいて、20分ほど世間話。

↓久々のイワナ遭遇
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↓下田代十字路の山小屋群が近づいてきた
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下田代に入り、六兵衛堀で魚が泳いでいる様子を撮影すれば、下田代十字路までは10分くらいとなり、ほどなく真正面に建つ弥四郎小屋に到着。およそ4時間ちょっとの歩程だった。

↓まさに黄金の泡清水!
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↓軽く夕焼けてくれた
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風呂上がりには、我が身へのご褒美にと生ビールを1杯ぐびぐび。そうこうしていると、この日は軽く夕焼けとなったので、恭しく何枚かシャッターを切った。この日の夕食も、7月と同じくとんかつで大満足。かくして初日は終わり、夕景一枚を締めにして布団にもぐり込んだのだ。

↓今回もおいしくいただきました
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↓暮れゆく尾瀬ヶ原
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                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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