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節話§一日一句~枯れた晩秋に~ [俳句]

季語は・・・色なき風

拠水林 色なき風の 過ぎ行けり

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【去年の今日】新話§現代音楽―マイカテゴリー―
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悼話§柳家小三治さん(落語家) [落語]

飄々とした語り口の、いかにも落語家落語家らしい人だった。

大好きなエピソードに、噺家として伸び盛りにあった頃、師匠の小さんから「いつまでも小三治じゃ何だろう」と改名を勧められた時「それだったら、大三治がいい」とか言ったら「大きな事故じゃあるまいし」と叱られたとか聞いたことがあって、この人らしいと思った記憶である。

クラシック音楽にも造詣が深く、音楽関連雑誌にもしばしば登場していた。享年八十一

合掌

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活話§赤ちゃんの寝返り [日常]

動画サイトで頻繁に見かけるものに赤ちゃんのあれやこれやがあって、その中に生後数か月に達した赤ちゃんの“寝返り”動画がたくさん存在する。

中身はどれも同じようなもので、仰向けの赤ちゃんが体を動かして寝返りするまでという他愛ないものばかりだが、寝返りが成功するまでの過程が、おおよそ同様のものであることに気がつく。

最初は足をバタつかせていたのが、ある瞬間に、意を決したように全身をひねって寝返ろうとするのだが、当然ながら何度も何度も失敗する。元の仰向けに戻ると、意のままにならない自分に腹を立ててかグズったり泣いたりするのだ。

何度か失意のチャレンジを繰り返し、そのうちに体が反転するところまでたどり着くのだが、身体の下の腕が抜けずに失敗……うまくいかないもどかしさに全身で我が身の不甲斐なさに腹を立てているのだが、まさにそれは自我の発露ではないだろうか。

そうしてとうとう体の下の腕を抜いて寝返りが成功するのだが、成功したその直後の赤ちゃんは、ほぼ全員がきょとんとした表情になっている。おそらくそれは、初めて目にする“新しい世界”への驚きとも取れるような気がしているのである。そしてドヤ顔の笑みを見せ、かくして赤ちゃんは、成長の階段を一つ登ったのである。

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