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節話§一日一句~銀座までそぞろ歩き~ [俳句]

季語は・・・釣瓶落し

歌舞伎座がはねれば 釣瓶落し哉

【去年の今日】笛話§フルート―マイカテゴリー― [フルート]
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時話§霎時施~七十二候~霜降 [七十二候]

霜降の次候“霎時施(こさめときどきふる)”である。

10月最後の候となった。日の出は6時台へと入り、日没は16時台という早さである。

日没については11月が最も早いので、もう一か月も我慢すれば、太陽は北上へと転換してくれるのだが、夜が明けるのは1月下旬まで7時近くと、何とももどかしい遅さなのだ。

定年退職の前後から、早寝早起きになったのはいいが、体内時計が動物化をしているようで、朝については、おおよそ日の出時刻と起床がシンクロして来ているような気がする。

問題は“二度寝”で、朝まで一度も起きずにということは、トイレタイムのために起きることが習い性のゆえ、一度は起き出してしまう。そうして二度寝がうまくいくと、今度は気持よく寝過ごしてしまう。

5時から5時半頃にでも起きられればそれが一番だが、起き出して時計を見やると6時前後だったりして少しばかり慌てることになる。

何とかうまいことコントロールできないものだろうか。

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酪話§バタークリームなるもの [スイーツ]

幼少のみぎり、ケーキを食べられるのはクリスマス……そう決まっていたようだ。

だが、楽しみであるはずのケーキを根底から台無しにした存在が“バタークリーム”だったのである。言うまでもなく、ホイップした生クリームとは別物で、数十年前は高級品にのみ生クリームが使われていたのである。

ゆえに我が家の食卓にあるのは、手頃な値段のバタークリーム仕立て。食感はというと、バターを柔らかくした舌触りで、それが甘いのである。だからどうも、バターみたいなものを食べているなという感じがして、好みだとはとても言えるものではなかった。

でまあ、渋々食べるわけだが、何とか喉を通しても、その後にやって来るのは胸焼けみたいなもので、これはもう食べたことのある人間でなかったら、わかるものではないと思われる。

そうして、ずいぶん経ったところでようやく生クリームのケーキを口にできたのだが、ころぞまさに“世の中にこれほどうまいものが存在するのか”のお手本のような、この世のものとは思えない、うまさの極致であったことを鮮やかに思いだすのだ。

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