吟話§一日一句～入山を待ち焦がれ～

季語は・・・尾瀬

木道の上 歩く我 夢は尾瀬

【去年の今日】週話§土曜諸相～一週間足らずで～

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熟話§睡眠導入剤を試したこと

市販の睡眠導入剤を試したことがある。もう20年近く前のことで、直行便でドイツに飛んだ時のことである。

日本から西へと向かって飛ぶ時は、時間が伸びるような感じがするのだ……12時に日本を発つとドイツに着くのは現地時刻で17時頃(日本時間０時)で、ホテルにチェックインして荷解きをし、軽く夕食を食べれば、ベッドに入る時間が近づく。翌日からは、レンタカーをピックアップしてドライブの旅が始まるから睡眠時間の確保は必要なのだ。

というわけで、睡眠時間の確保を目論んでの睡眠導入剤を使ってみたのだ。

それでどうなったかというと……途中に目覚めることもなく朝まで眠ることはできたのだが、午後になったあたりでどうにも眠い。時差ぼけ由来なのかもしれないとは思ったが、眠さの質が微妙に違っていた。

どうやら、睡眠導入剤の成分は風邪薬のそれがほとんどで、そいつが睡眠を誘っていたということのようだった。その時は翌日から運転したわけではなかったので、本当に“お試し”だったのである。

その後、帰国便でも一度使ってみたが、特に帰国してからの時差ぼけ解消に役立ったわけでもなかったので、一度買っただけで終わってしまった。今は帰国便に限って、乗り物酔いの薬の中でも眠気を催す製品を服用していて、飛行時間およそ11時間ほどのうちの６時間ほども眠ることができているが、やはり時差ボケ解消の役には立ってくれない。

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過話§備忘録的な何か～2020年６月８日付～

５月22日……アベノマスク到着。見た目はいかにも適当な作りと見える。



はっきり書いておくが、たかが２枚のマスクで“国民の不安ががパッと消えます”と言った官邸官僚は大馬鹿である。こんなことに少なからぬ予算まで割き、おまけに不良品が続出するという……普通の会社であったら、どれほどの処分が待っていることか。日本の官僚は税金を何だと思っているのか。

碌でもない悪知恵は働くが、国民への実効性ある施策が取れない無能集団としか考えられない。安倍晋三の政権になって以来、少なくとも優秀であると考えられていた官僚が、幼稚で無能で姑息な嘘つきの首相に合わせておかしくなったのは、どうしたことだ。

我が家のマスク在庫は潤沢なので、２枚というささやかではあるが、そうしたマスクを困っている人のために配布している団体に送った。

５月24日……風呂に入るのは毎日18時半頃だが、この日は18時前に入った。浴室の窓から、燦々と西陽が惜し気もなく入ってきていたので、せっかくの賜り物はありがたく頂戴して自然光の入浴と洒落こんだ。

風呂のついでに髭を剃ったから入浴時間は30分と、いつもの倍である。浴槽に浸かっているのは10分くらいで、後は体を洗って洗髪だから、まあ15分が我が入浴時間である。

ただ、とにかく浴室が明るいのは吉！なのだ。

５月25日……オーストリアはモーツァルト生誕の地ザルツブルクで毎夏行われているザルツブルク音楽祭の開催に大幅な変更がアナウンスされた。今年は音楽祭創立100周年にあたり、７月半ばから８月一杯まで、全200公演行われる予定だったが、８月１日からの１か月間の開催となって、公演数は90と半分以下である。



世界中に数多ある音楽祭の中でも開催規模が最大であることは間違いなく、
今年ここまでの時点で、チケットの売り上げ額は30億円というものだった。

それゆえに開催の可否の判断については、相当に難しいものがあったことは理解できるが、いささか、どっちつかずで中途半端な決定ではなかったかという気がしないでもない。おそらくはヨーロッパ外のアメリカや日本の客は来ないであろうことを見越してのことだろうか。

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