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吟話§一日一句~草津温泉の安宿で~ [俳句]

季語は・・・藤の花

鄙び宿 湯は硫黄泉 藤の花

【去年の今日】浮話§流行には乗り遅れるタイプ
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計話§ワープロからパソコンへ [パソコン]

仕事をしていた会社にワードプロセッサー(ワープロ)が入ったのは1984年頃だったかと記憶している。その時、珍しくも目新しいものに飛びついたのは仕事につかえそうだと思ったからである。

仕事に必要なデータを打ち込むことでキーボードの打ち方を覚えた。その時のワープロは富士通のオアシスで、親指シフトという珍しいキーボード配置だったが、覚えてみれば意外なほどに打ちやすかった。

この後、ワープロの時代が15年ほど続き、世紀が替わるタイミングで社員全員のデスクにパソコンが一台ずつあてがわれた。同時に社内LANも整備され様々な決済事がパソコンにインストールされた事務ソフトでできるようになったのだ。

自宅のパソコンのほうが会社より数年早く買って、親指シフトだったのが、今度はローマ字入力をしなくてはならなくなったが、それはまあキーボードのアルファベット配置を覚えていたので、それほど苦もなく克服できた。

このように、インターネットの発達と歩調を合わせるように、ほぼ20年……定年退職後も、パソコンは我が生活の中で一つの確固たる位置を確保していて、ある意味コントロールセンターとしての役割を果たしているのである。

《日常のトピックス一覧》
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街話§神保巷塵[70]職酒近接 [神保町]

[承前]

宮仕えの37年半を、神保町を中心としたごくごく狭い範囲内で過ごした。その経験から導き出されたのは、神保町が実に便利な町であるということだ。

仕事が終わって、さて息抜きに1杯でもと思えば、会社を出てすぐあちこちに呑める店がいくらでもある。もちろん、新宿や渋谷、六本木へと繰り出す人だっていないわけではないが、ちょいと呑んでという店には事欠かない。

↓ビアホールもあれば
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若い頃は、そうして足を延ばして呑み歩いたりしたこともないではなかったけれど、四十代、五十代と歳を重ねるごとに、ありがたく近場で済ませることばかりになってしまった。

それでも、いい酒に旨い物が出てきてくれるのだから、神保町は本当にいい町である。

↓カジュアル中華屋もあるぞ
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東京のサラリーマンのエリアといえば、大手町、日比谷、霞ヶ関というのがお約束だったりするが、それじゃあ、そのあたりに、会社がはねたらさっと入れるような気軽な店があるか?……ビルだらけのビジネス街ではないか。

そんな彼らが向かうのは、ちょっと離れた有楽町や新橋の呑み屋街だろう。あのあたりでは、仕事と息抜きの場所が分かれてしまって、そんなものだと思っているのだろうが、こちとら神保町族にとっては、渾然一体とした町が形成されているゆえに、職住近接ならぬ“職酒近接”が実現しているのだ。
                               [続く]

《神保町のトピックス一覧》
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