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吟話§一日一句~齢積み重ねて~ [俳句]

季語は・・・新緑

さり気なくいる 新緑に老夫婦

【去年の今日】凭話§寄り添う人・・・・・・全然違!
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連話§ワタシの酒肴[148]キャベツのガリバタ [酒肴]

[承前]

昨今は……というほど目新しい類ではないが、材料を用意した後は、レトルトの調味料を混ぜ混ぜして一丁上がりなお手軽で重宝なあれこれがあって、本当にありがたい。

そんな中の一つがキャベツのガリバタ炒めなるものである。材料はキャベツと豚肉。こいつらを適当に切って炒めたところに、ガリバタ調味料を入れて混ぜ合わせれば出来上がりなのだ。

なお、蛇足ながら“ガリバタ”とはガーリック&バターの略で、言われなくても料理における最強の調味料の組み合わせではありませんか。

これがあなた、酒にも飯にもメチャ合ってしまうのですよ。そして気がつけば、こんもりと皿に盛られたキャベツと豚肉は、あああぁっという間に、どこぞへと消えてなくなってしまうのであります。

簡単であるからと、ゆめゆめ侮ってはいけない。世の中には手間をかけずとも、おいしい食べ物はいくらでも存在するということなのですよ。
                               [続く]

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齢話§気がつけばどんどん年上 [日常]

小学生の頃、甲子園の高校野球に出場する選手たちが、ものすごく年上だと感じられて……何というか“おっさん”と言ってもいいくらいなのだった。

長じて、球児と同じ高校生になってみれば何のこともなく、自分もまた似たようなおっさんとなって、一人前に髭まで生やしていたのだ。

そうして、その都度その都度のマイルストーンのタイミングで、我と我が身を振り返る機会となったのである。

会社に入れば、先輩や上司を見上げて……などと思っていたら、10年ほどはあっという間に過ぎ去って、自分自身が見上げられるような年齢になってしまう“悲哀”らしきものを味わうことになってしまったのだ。

まあ、悲哀というほどに大げさなものではないけれど、定年退職から数年が経った今、ある日新聞を眺めていたら、とある大学の教授の定年退官最終講義なる記事を目にした。そんな、定年退官する教授の年齢を見れば“64歳”とあって、ああもう大学教授より年長になってしまっていたのだと思った。

たぶん人間は、我が身を年長者と年少者の間に置いて、己が身の立ち位置を塩梅しているということなのだろう。そしていつの日か、動かしていた視線の止まる日がやって来るということである。

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