街話§神保巷塵[71]酔の助閉店 [神保町]
[承前]
昨日をもって、神保町1丁目北側路地裏の名物居酒屋“酔の助(よのすけ)”が40年の歴史を閉じた。
開店した1979年頃は、神保町からちょっと離れたところで仕事をしていたので、存在を知らなかった。10年後くらいに神保町に戻ってきて存在を知ったのだが、その当時から建物はくたびれていて、場末感満載と感じたのは、上階にあったゲームコーナーのうらぶれた様子がイメージを増幅させていたがゆえのことであろう。
ちなみにゲームコーナーは、今世紀になった頃には既に店仕舞いをしていたはずである。
元地元民として超意外なことに、この酔の助は“ロケの聖地”として広く知られているのだ。最近では、ドラマ『逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)』で使われて、聖地巡りの存在になったようだし、あのタモリ倶楽部でもしばしば登場することは知っていた。そういえば、話題になった映画『新聞記者』にも登場していたのだった。
自分はというと、なじみの店にばかり通っていたので、酔の助に入って呑んだのは2回か3回……そのくらいではなかったか。確かにユニークな存在であったのは間違いない。
[続く]
《神保町のトピックス一覧》
昨日をもって、神保町1丁目北側路地裏の名物居酒屋“酔の助(よのすけ)”が40年の歴史を閉じた。
開店した1979年頃は、神保町からちょっと離れたところで仕事をしていたので、存在を知らなかった。10年後くらいに神保町に戻ってきて存在を知ったのだが、その当時から建物はくたびれていて、場末感満載と感じたのは、上階にあったゲームコーナーのうらぶれた様子がイメージを増幅させていたがゆえのことであろう。
ちなみにゲームコーナーは、今世紀になった頃には既に店仕舞いをしていたはずである。
元地元民として超意外なことに、この酔の助は“ロケの聖地”として広く知られているのだ。最近では、ドラマ『逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)』で使われて、聖地巡りの存在になったようだし、あのタモリ倶楽部でもしばしば登場することは知っていた。そういえば、話題になった映画『新聞記者』にも登場していたのだった。
自分はというと、なじみの店にばかり通っていたので、酔の助に入って呑んだのは2回か3回……そのくらいではなかったか。確かにユニークな存在であったのは間違いない。
[続く]
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