行話§雉始雊~七十二候~小寒 [七十二候]
小寒の末候“雉始雊(きじはじめてなく)”である。
年明けて、松の内の間はちょっと暖かい日があったりしたが、ここにきて寒さが戻って来たようだ。
朝方、戸外の駐車場に並んだ車の屋根が霜で真っ白……それだけではなく、フロントガラス全面が真っ白になってしまってもいる。温暖化温暖化という時世とはいえ、寒い冬はやって来るわけで、それなりの準備、心構えが必要なのは言うまでもない。
そんなことを繰り返し繰り返し、気がつけば春は近づいていた。日没時刻は年末の内に遅くなったし、日の出時刻も先日から少しずつ早まり、ようやく最遅から1分ほど早くなってきている。
寒いことは寒いが、その中にも春を見つけたような気になるということだ。
《七十二候のトピックス一覧》
年明けて、松の内の間はちょっと暖かい日があったりしたが、ここにきて寒さが戻って来たようだ。
朝方、戸外の駐車場に並んだ車の屋根が霜で真っ白……それだけではなく、フロントガラス全面が真っ白になってしまってもいる。温暖化温暖化という時世とはいえ、寒い冬はやって来るわけで、それなりの準備、心構えが必要なのは言うまでもない。
そんなことを繰り返し繰り返し、気がつけば春は近づいていた。日没時刻は年末の内に遅くなったし、日の出時刻も先日から少しずつ早まり、ようやく最遅から1分ほど早くなってきている。
寒いことは寒いが、その中にも春を見つけたような気になるということだ。
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豆話§恐怖のピスタチオ [酒肴]
宮仕えを始めた翌年の冬あたりのことだった。
車でスキーに連れていってくれる人がいて、助手席に座ったらミックスナッツを出してくれた。ひとしきりポリポリしているうち、何やら硬い殻が口の中に入ってきて、何じゃこれは?とガリガリ噛んでみたが、これがなかなか砕けない。
それでも頑張って何とか噛み砕けたが、さすがに顎が疲れて、硬い殻を避けて食べていたのである。夜の闇の中を走っていたのだ。だから暗くて中身がわからなかったこともあって、無理矢理に食べてしまったということだ。
後に、それが“ピスタチオ”というナッツで、当たり前ながら、硬い殻など食べるものなどではないとも知ったのだった。
そうだと知って以来、硬い殻から中身を取り出して食べているのはもちろんのことで、それでも殻のまま食べるほどアホではない。
そうして最近のこと。行きつけのスパーマーケットで、ちょっと高いがすこぶるおいしいピスタチオを見つけてしまったのである。これが……やめられず、夕食の時の酒肴として、紙の上に広げてはせっせと殻を割って食べるのである。
様々な意味で“恐怖のピスタチオ”なのだ。
《私事のトピックス一覧》
車でスキーに連れていってくれる人がいて、助手席に座ったらミックスナッツを出してくれた。ひとしきりポリポリしているうち、何やら硬い殻が口の中に入ってきて、何じゃこれは?とガリガリ噛んでみたが、これがなかなか砕けない。
それでも頑張って何とか噛み砕けたが、さすがに顎が疲れて、硬い殻を避けて食べていたのである。夜の闇の中を走っていたのだ。だから暗くて中身がわからなかったこともあって、無理矢理に食べてしまったということだ。
後に、それが“ピスタチオ”というナッツで、当たり前ながら、硬い殻など食べるものなどではないとも知ったのだった。
そうだと知って以来、硬い殻から中身を取り出して食べているのはもちろんのことで、それでも殻のまま食べるほどアホではない。
そうして最近のこと。行きつけのスパーマーケットで、ちょっと高いがすこぶるおいしいピスタチオを見つけてしまったのである。これが……やめられず、夕食の時の酒肴として、紙の上に広げてはせっせと殻を割って食べるのである。
様々な意味で“恐怖のピスタチオ”なのだ。
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