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愉話§一日一句~バスを待つ間に~ [俳句]

季語は・・・秋雨

キオスクで 夕刊一部 秋の雨

【去年の今日】街話§神保巷塵[93]餃子三幸園の在りし日
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湿話§夕立は降らずで・・・・・・ [天気]

7、8、9月と、夕立らしい夕立がほとんど降らなかった、そんな夏だったように思う。

気温が高過ぎるかかどうか……そんなことはないだろう。現にゲリラ豪雨はあちこちで降っているわけだから。ゲリラ豪雨は暑さ由来ではないか。

関東平野端っこで実家暮らしをしていた真夏の夕方近く、一日おきくらいに必ず夕立に見舞われていたという記憶である。

その頃は、最高気温は30度そこそこどまりで、35度まで上がることなどはなく、ほどほどの気温だったがゆえなのか、お約束のように夕立が降ってくれた。

そんな夕立には雷が付き物で、関東平野で熱せられた上昇気流が雷雲を発生させ、雷のならない日はないくらいだったのだ。

そして、その雷がまた半端なものではなく、東京あたりだと、低い音だけで「ゴロゴロゴロ!」と迫力少なめで鳴るところ、我々が住んでいた地域では最初に高く乾いた「カラカラカラ!」という音に始まり、それから「ゴロゴロゴロ!」ときて、最後「ズッシーン!」でおしまい。それは半端な鳴り方ではなかった。

そしてその頃は、落雷した場所によっては停電というのも定番コースに組み込まれていて、20分、30分は復旧しなかった。当時使っていた電気製品などたかが知れていて困ることなどほとんどなかったが、今の状況を眺めれば、かなり不安なところを感じてしまう。

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異話§読んだ本の内容が・・・・・・変化している [小説]

恐れ知らずにもトーマス・マンの小説を読んだことがある。最初に読んだのは『魔の山』で、こいつは途中で訳がわからない問答が始まって、まじめに読んでも理解できそうにないと、その場面は完全にすっ飛ばして、何とか読了に漕ぎつけた。どれほど理解できたかはわからない……というか、理解したうちには入ってなどいないだろう。

2冊目に『ブッデンブローク家の人びと』を読んだ。北杜夫の『楡家の人びと』は、この小説に触発されて書かれている。

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一つの家族の興亡を描いた年代記的小説ということで、こっちのほうは、それほど苦労せずに読み通すことができた。

おかしいのは、その先である。読了からずいぶん経った頃、もう一度読み返してみようかと2回目を読み始めたのだ。読みながら、おかしい……何だか筋が変わっていやしないかと。だが、最初に読んだ時と、まるでストーリーが違っていたのだ。

今さら、どこがどう違っていたのか説明することなどできないが、これほど記憶と齟齬をきたしたのは初めてのことである。というわけで、記憶の悪戯による、何とも珍妙な自分的騒動のお粗末。

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