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愉話§一日一句~集まりありて~ [俳句]

季語は・・・秋の日

秋日濃く OB会の 便り来て

【去年の今日】闘話§ラグビー~日本対オーストラリア~
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謙話§科学や文化を蔑ろにする政治の不遜 [日本]

いつだったか、自らを“森羅万象”と呼ばわって、大きな失笑を買った恥ずかしい首相がいた。

どうやら、政治家という人種は、自分たちが一番で、それ以外すべてを下に置くという不遜な態度を持つ輩が多いのは、今さらながらであるが、そのことが日本という国全体を劣化へ落とし込んでいるような気がしてならない。

そうなった責任は、間違いなく政治家の不遜に由来する。科学も文化も軽視し、明らかに自分たちより下に置いて、敬意の欠片すらない。

質が悪いのは、科学や文化をろくに知りもしないくせに自分たちに都合よく使おうとする態度である。三権分立と同様に、化学も文化も、政治と同列に置かれて敬すべきもので、それを“俺様が支配する”など、もってのほか!なのだ。

残念ながら、現状においてはそうした輩の声が大きく、考えない民草の多くは、その声の大きさに易々と騙されてしまう。それだからこそ、我々は政治が全てを支配するかような、世迷い言や寝言に左右されない意識を持ち続けなくてはならないのである。

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得話§歌舞伎の苦手な演目 [歌舞伎]

思い立って歌舞伎を観始めたが、一昨年で20年が過ぎていた。歌舞伎観劇歴数十年という猛者ぞろいの中にあって、20年程度とは吹けば飛ぶよなレベルである。

そんな歌舞伎の主要演目については、ほぼ複数回を観ていると思うが、一回や二回を眼にしたくらいでは、まったく歯の立たない演目もあるし、すっと芝居に入り込める演目もあるが、そんな中で総じて苦手なのは多くの舞踊。

もちろん、道成寺であったり鏡獅子、土蜘、黒塚といった演目は、むしろ欠かすことができず、演目に入っていれば必ず出向くようにはしている。

だが、中でも“追い出し”と呼ばれる、舞踊のあれこれは掴みどころが見えにくく、踊りの巧拙がわからず、冗長にしか思えない。それなら席を立ってさっさと帰ればいいのにと思うが、そこはそれチケット代に入っているものは最後まで観てしまう……貧乏性なのだ。

芝居で苦手なものはと問われれば、まあ“子どもが死ぬとか殺される”類である。それこそ『伽羅先代萩』のように舞台上で刺し殺されてみたり、そうした場面はなくても、菅原伝授の『寺子屋』や『熊谷陣屋』のように、子どもの生首(作り物)が登場するあれやこれやである。

もちろん血なま臭かったりするわけではないが、そんな芝居に江戸時代の庶民は感じ入ること多々であったのだろうが、そうした世界とはすっかり無縁になった我々には、いささかな重荷と感じてしまう。

個人的には『天衣紛上野初花』の河内山宗俊であったり『梶原平三誉石切』の梶原平三のように、気持のいい終わり方をする芝居が好きだが、多くの人もそうではなかろうか。

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