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麦話§スパゲッティ・ナポリタン [B級グルメ]

いかなる動機があったのか今となっては記憶の外となってしまったのだが、上京して下宿暮らしを始めた最初の2年間くらいは、朝食にスパゲッティ・ナポリタンを作っては食べていた。

親が送ってくれた仕送りは月2万円。そこから家賃と交通費を引いた残りは1万円かそんなもので、そこから食費を捻出していたのだ。下宿近くの食料品店やスーパーマーケットを回って導き出されたのが、朝はスパゲッティ・ナポリタンだったのである。

とにかく、できるだけ安い食材を使って簡単に満腹できるのが、乏しい頭で考えついたナポリタンだったということだろう。

パスタ以外に使った具はウィンナソーセージかベーコン、それに玉葱。それからケチャップを使うのだが、ベタベタ真っ赤のケチャップ大量は口に合うことがなく、味がついて軽く色づく程度が好みの仕上がりだった。合わせて牛乳をグラスに1杯……それで食い繋いでいたのだ。

今だったら、より手軽に作って食べられる食材がいくらでもあるが、半世紀近く前、インスタント物はラーメンの類、ようやくレトルトカレーが登場した、そんな時代だった。

だから今でも、外食でスパゲッティ・ナポリタンを注文することはない。どこの店で出してくるナポリタンも、なべてケチャップたっぷりのペタベタなのである。

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腿話§厚いハムカツはNO! [B級グルメ]

昔から、ハムの類は分厚いものよりは、5ミリ足らずのペラペラな厚さを好んで食べていた。

ゆえに、ハムカツもハムの厚さが1センチあるようなやつよりも衣と合わせて1センチくらいで十分なのだ。そうするとハムの厚さは5ミリくらいか。

自分自身が持つ食感からすれば、ちょうどいい塩梅で、分厚いハムの具合が悪いのは、おそらく揚げ衣とのバランスの問題ではないかと気がついたのである。

揚げ物の類は、中身と揚げ衣のバランスが重要で、口の中で渾然一体となることが望ましく、ハムカツの場合は、そのバランスにB級感覚とかチープな感覚が加わっているのではなかろうか……このことは、たった今気がついたことなのだが。

ハムカツは、衣を食べる“ついで”にハムが付いてくる。何十年もの間、気がつかなかったことが、人生の終わりを迎えるような頃になって気がつくこともあるのだ。

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仮話§町中華という括り [B級グルメ]

いわゆる“本格中華”の店に食べに行くなど……数年に一回もないだろう。

結局、暖簾をくぐってしまうのは、このところ世間で呼び方が定着したと思われるカジュアル感満載の“町中華”の店ばかりである。

個人的にはもう、定食居酒屋系という捉え方をしていて、焼き餃子などを肴にひとしきりビールや紹興酒を呑んで、締めにラーメンとかチャーハンを食べてお勘定をするというものだ。まあ、赤ちょうちんで焼き鳥や冷奴を肴に酒を呑み、焼きおにぎりで締めるのとは、また別のバージョンと考えればいいだろう。

そんな町中華が性に合っていたこともあり、まだまだ食べ盛りだった頃は、焼き餃子だけでなく、野菜炒めとかもやし炒めも肴に追加して平らげたりもしていたし、締めに食べるのも半チャンラーメンとか、炒め野菜がたっぷりのった味噌ラーメンだったりと、モリモリと健啖な時代もあったのだった。

何を言っても、町中華の敷居の低さは圧倒的で、しかも昼から晩まで通して営業しているというのもあっぱれである。

神保町時代、たまたま通い詰めていた町中華が白山通りの三幸園で、それが気に入ってしまっていたがゆえの気楽な居酒屋遣いだったのだろう。

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旨話§グルメとはとてもとても [B級グルメ]

実家があった町にある鄙には稀なフランス料理店が、オーナーシェフの高齢により3月一杯で閉店すると知った。メートル・ドテル(給仕長)をしているのは息子で、彼とは保育園以来の後輩だったりする。

一度は食べに行ってみたかったが、なかなか機会に恵まれず……そしてまあグルメなどとはお世辞にも言えない我が身ゆえ、というのも理由であるか。

大学を出て37年半、ほとんど神保町エリアの同じような空間で生きてきたわけだが、それにしては店のレパートリーが少ない。

会社生活のおよそ後半になって、ようやく午前中の出社となり、昼飯も神保町で食べ続けたのだが、横着といえば横着な性質(たち)につき、さっさと手軽に食べられる店にばかり行っていた。

手軽といえばカレーだし、神保町交差点近くには、利根そばという立ち食い蕎麦屋伝説のインディーズ店があって、週一くらいで食べていた。もちろん座って食べる店の蕎麦とは自ずと違っているのは当然だが、三百円でお釣りが来るたぬきそばに握り飯や稲荷寿司を合わせれば、十分満足だったのだ。

味覚音痴だとは思わないが、同居人と比べても明らかに舌の感覚は鈍いようだし、いくら気取ってみても、早晩“お里”は知れるに決まっている。

気がつけば、七十年近くをB級感覚で生きてきたということだ。

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B話§天かすの奇跡 [B級グルメ]

主にタヌキそばのトッピングとして愛されているのが“天かす”である。揚げ玉というのもあるが、天かすは天麩羅を揚げた後の残りであるのに、揚げ玉は、溶いた小麦粉を小さい粒状に揚げたものである。

ゆえに、天かすのほうが、様々な天麩羅の種の旨味を含んでいるので、味わいは圧倒的にあるのだ。

我が普段使いのスーパーマーケットの棚にも、有名天麩羅屋の天かすが置かれていて色々と重宝させてもらっている。

まずはもちろん、蕎麦やうどんのトッピングに使う。それからいかようにも応用範囲は広い。

ごくごく単純なのは、大根おろしの上に適量かけて、醤油や唐辛子でいただくのだが、これが酒に合ってくれるし、締めのご飯の上にのせて食べても、実においしくいただける……言わばタヌキ丼なのだ。

そして鍋物のトッピングに危険な味わいをもたらしてくれる。特におすすめなのがキムチ鍋で、小碗に取り分けたキムチ鍋の上から、天かすを軽くまぶしてやるのだが、これが恐ろしくうまい。キムチ鍋が持つ味わいに加えて、天かすの得も言われぬ旨味が食欲を持ち上げてくれるのである。

まさに“天かす恐るべし!”なのだ。

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旨話§食通でもグルメでも・・・・・・ [B級グルメ]

何かおいしいものでも食べに行きませんか?……という欲求があまりない。もちろん、まずいものよりはうまいものを食べたいと思うのは当然のこと。だが“うまいものを食べに行こう”という衝動は希薄になってきている。

それは三十代より四十代、五十代、六十代と歳を重ねるうちに、いよいよのこととなったようだ。

四十代に入った頃から、健啖とは縁遠くなっていって、何より量を食べられなくなった。だからコース料理の類だと、どれほどの量なのかがわからず、それゆえにアラカルトのほうが安心して注文できてしまう。

アラカルトとはいっても、既に“西洋料理”については既に除外されているようなもので、外での食事といえば、天麩羅定食だったり、とんかつにご飯と味噌汁が付いてというもの、後は居酒屋であったりビアバーで、小皿をつまみながらがせいぜいだから、有名グルメの店などはるか彼方の話である。

↓写真はイメージです
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そりゃあもちろん、じぶんなりに“これはうまい、これはまずい”といった好き嫌いのの基準らしきものは持ち合わせているつもりだが、仮に何ちゃらレストランに行って料理を出されても、それがうまいのかどうかわかるとは思えない。

食べる量そのものが減っているので、おいしいものを少しだけ食べられればそれでよしなのだ。

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週話§日曜粛々~かつサンド~ [B級グルメ]

かつサンドを初めて食べたのがいつのことだったか、まったく記憶にない。

たぶん社会人になってからのことであろうとは想像できる。大学生の頃などあれこれ選択肢に悩むほど経済的余裕があったわけではなく、贅沢などできようはずもなかった。

長じて、Mというとんかつ屋のかつサンドを気に入って食べている。ヒレ肉を叩いて揚げたかつは柔らかくて、サンドイッチによく合っているようだ。

ロース肉だと脂身があって、普通にとんかつ定食でご飯に合わせるのであればいいのだが、何となくパンには合わないような気がしている(個人の感想

利用するのは、歌舞伎の幕間とかラグビー観戦のランチとしてで、Mのかつサンドであれば、3切れ入ったパックで、けっこう腹持ちがいいのだ。

最近は観劇や観戦の合間にアルコール摂取することがめっきりなくなってしまったが、こいつがビールの最強の友の一つであることは言うを待たない。

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愉話§呑藝春秋[79]焼きそばと日本酒 [B級グルメ]

[承前]

……個人の感想です……

ごくごく当たり前のソース焼きそばが好物である。家で作ってもらう時は、豚コマとキャベツのみ、もやしは水気が出るようで使わないが、それで十分である。

それで、焼きそばと日本酒の話だが、二十代前半だったか、新宿の思い出横丁の街中華の店で、ビールを呑み呑み餃子をつまんだ後、締めにソース焼きそばを注文。ふと思い立って日本酒を追加した。

そのソース焼きそばをつまみながら日本酒を口にしたら、これが合うのだ。当然ながらの先入観で、ソースと日本酒など合うはずがないと思い込んでいたのが、ソース焼きそばのソース味と油っぽさを、辛口の日本酒がうまいこと緩和してくれたのである。

なるほど、しめしめと思ったが、そうそうしょっちゅう焼きそば日本酒を楽しむ機会はなかった。

定年が近くになったところで、神保町に一軒の値段手頃な居酒屋を見つけて入ったら、超が付くくらいカジュアル度が高くて、その極めつけが一時間に1回ソース焼きそばタイムがあり、その時はもちろん頼んで日本酒一合ほどでやっつけるのだ。
                               [続く]

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伊話§スパゲッティ・ナポリタンの流儀 [B級グルメ]

スパゲッティ・ナポリタンの話である。日頃、外国人が料理する日本料理について、散々に文句を垂れているのだが、ひょいと我が身に翻ってみると、イタリア人に申し訳ない所業をしていることに気がついてしまう。

“スパゲッティ・ナポリタン”である。諸説由来はあるようだが、日本が発祥であることに間違いはない。どうやら終戦後の横浜で生まれて、進駐軍をターゲットに供していたらしい。

イタリアには“スパゲッティ・アッラ・ナポレターナ”なるパスタ料理が存在するが作り方はまったく違っている。

日本のナポリタンは、ベーコン、玉葱、ピーマン、マッシュルームとパスタを炒め合わせ、ケチャップで味付けした、かなりB級グルメ度高めの食べ物で、確かにイタリアのパスタ料理とは一線を画しているのではなかろうか。

日本在住の外国人が日本について語るテレビ番組の中で、イタリア人が顔をしかめながらナポリタンを腐しているのを見て、我々が海外でのトンデモな日本料理を苦々しく思うのと同じようなものだと大いに反省したのだった。

個人的な話をするなら、ナポリタンは好きである。ただし、自分で作る時はケチャップを少なく使って炒めている。ケチャップたっぷりの、べたついた仕上がりは好きではなく、ケチャップを少なく使うことで甘味が抑えられ、さっぱりと食べることができるのだ。

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連話§ワタシの酒肴[157]ハムカツは薄いが吉 [B級グルメ]

[承前]

本来、ハムカツは肉屋の店先でお惣菜の揚げ物のとして売られていたのが、B級系居酒屋の佳き酒肴として御品書に載るようになった。

そんな居酒屋で懐かしいと思って注文するのだが、出てきたハムカツの厚さにがっかりさせられることになってしまう。中にはわざわざ厚切りハムカツなどと麗々しい表現を使ったりもしている。

かつての肉屋で揚げられていたのは、高級なロースハムではなくて、むしろチョップドハムとか呼ばれていた安価なハムが主で、我々の世代にしてみれば、それこそがハムカツなのだった。

だから、厚切りだとかロースハムだとか……ハムカツに高級感を醸し出してどうするのかと毒づきたくもなってしまう。それこそ、5ミリ厚のハムでも厚いくらいで、2ミリか3ミリで十分なのだ。

それくらいの厚さであるからこそ、ハムと揚げ衣が渾然一体となってハムカツの醍醐味が味わえるのであって、ハムが厚かったら、その醍醐味が失われ台無しになってしまうのである。

繰り返しになるが、ハムカツは決して“高級”な存在ではなく、チープ感を楽しむ食べ物なのだ。あくまでもハムカツを食べるのであって、間違ってもハムを食べるわけではない。
                               [続く]

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豚話§メニューには情報を [B級グルメ]

若い頃には考えもしなかった状況が粛々と進行している。などと、大げさに書き始めたが、外食する時の話である。

食事をするのに店に入って、料理の量がどれほどなのかが気になりだして久しい。同じ料理を注文しても、店によってはけっこうな違いがあったりするのだ。

一番に考えるのはとんかつ屋に入る時で、このところ食べられる肉の量といえば、100gくらいがおおよその目安になっていて150gとなると自信がなくなってしまう。それゆえに、店よっては、御品書に何gと謳ってくれているのは実にありがたいが、グラム表示のある店は半分もないような気がする。

ステーキの店なら200gとか300gといった表示をしてくれる店は多いのだがとんかつ屋でグラム表示をしてくれている店がさほど多くないことは残念。

最初に戻るが、若い頃はとんかつの肉の量など考えもしなかった。神保町時代に愛用していたのは、とんかついもやだったが、皿一杯で草鞋ほどの大きさがあって200g近くはあったはずだが、四十代前半までは苦もなかった。

かくて六十代後半となった老夫婦二人、とんかつ屋に入ると御品書を睨み、二人合わせて200gほどのとんかつを注文し、何とか食べきるのである。

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肥話§豚丼は危ないの・・・・・・ですよ [B級グルメ]

去年の秋頃だったか、同居人がショッピングセンターの小規模な北海道展で“十勝ピリ辛豚丼のたれ”なるものを見つけて一瓶買ってきた。

早速と、豚肉を炒めてたれをまぶし、ご飯にのせ、丼仕立てにして食べたらこれがめちゃくちゃうまい。しかもご飯が超進んでしまう。別にメーカーの回しものではないが、下の写真がそれである……北海道は帯広が豚丼発祥と聞いた。

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最初に食べた時は、単に炒めた豚肉をご飯にのせただけだったが、ふと思いついて、ご飯と豚肉の間に千切りキャベツを挟んでみたら、これがうまさを暴力的に誘発して、あっという間に食べてしまったのだ。

年齢も年齢ゆえに、日々きちんと食べるために食欲を喚起することは非常に重要なことである。ただし、そこには悩ましい問題が一つだけ潜んでいて、食欲を喚起するものは“味が濃い”ということなのである。

はてさて、そのあたりの兼ね合いをどうつけるべきなのかと、前期高齢者は考えるのだが、濃い味もまたエネルギーの源であるとポジティブに考えるほうが、糞まじめなマイナス志向を展開するよりは健全だと考えるのは楽観に過ぎるだろうか。

とはいえ、我が家において豚丼を食べるのは週に一度のことで、それ以上の頻度で食べることをしないのは我々のなけなし自制心であるのだ。

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涼話§B級冷やし中華いまだし [B級グルメ]

5月頃から10月初めくらいの間は冷やし中華である。普通のラーメンも食べるが、やっぱり涼やかな冷やし中華のほうが、食欲がそれほどない時でも食べやすいので重宝してしまう。

我が家のスーパーには、実に真っ当な冷やし中華が置かれていて、もう長いこと、そればかりである。麵と酢醤油タレだけなので、具は適当なあれこれをのせる……もっぱら安いハム、錦糸卵、胡瓜千切りがデフォルトで、食べる時に、炒り胡麻、紅生姜、和辛子を添えてやる。

もうこれで十分満足。日頃は酢の物系の料理を苦手にしているが、季節が季節ということに加えて、何となく身体にいいんじゃないのという思い込みも加わっているのは否定できない。

ドイツやオーストリアあたりを旅行していて認識した大きなこととしては、我々が米を“主食”と捉えているように、彼の国の人たちは、米や麦の類を主食とは捉えてなどはいないということである。

そして冷やし中華を食べながら思い至ったことは……彼の国の人にとったらこれは“サラダ”ではないかということで、まさにヌードル・サラダではないか。同様に、酢飯を使った寿司もまたサラダという認識であるのだろう。

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麵話§スパゲッティ・ナポリタン [B級グルメ]

パスタなどと何となく気取った言い方を始めるよりもずうっと以前、東京に出てきて自炊生活をスタートした時から、スパゲッティは欠かせない食べ物だった。

限られた仕送りの中で朝と晩は自分で何かしら作って糊口をしのいでいた。夜は米を研いで炊いていたが、朝食として食べていたのは、ほとんど毎日がスパゲッティ・ナポリタンだったのは、値段も安くボリュームもあったからではなかっただろうか。中の具はベーコンかウィンナソーセージの安いの、それに玉葱で、予算に余裕がある時は、缶詰のホールコーンも加えたのだ。

ほぼ毎日、よくも飽きなかったものだと今思い出しても思うことだが、飽きずに食べていたコツのようなものとして、ケチャップを過剰に使わなかったことがあるのでは思われる。

色付け+αくらいにとどめておくことで、ケチャップの甘みが消え、あっさりさらさらと食べられるように工夫していったのだ。

だから町場で出てくるナポリタンの濃厚さにはいささか辟易しそうなので、あえて注文することはしない。まあ、自宅で好き勝手に作るのとは違って、商品として出すからには、それなりの付加価値が必要なのである。

それにしても、パスタをケチャップで炒めるなど……とあるテレビ番組で、イタリア人が“ありえない!”と嘆いていてことを思い出す。

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炒話§無性にチャーハン~結局半チャーハン~ [B級グルメ]

何やら無性にチャーハンを食べたくなることがある。そもそもが米っ喰いであるからして、米に味がついて何やら具が入って油で炒められたチャーハンを口にするのは至福といってもいいかもしれない。

とはいえ、単品でチャーハンを注文することなどはない。いわゆる中華飯屋に昼飯で入ることは少なく、入ってもほとんどの場合はラーメンを注文するから、チャーハンは夜の食べ物である。

中華飯屋に夕方入れば、ビールタイムであるがゆえに、ビールを注文しつつ当然ながら餃子あたりをつまみに所望して、ビールから紹興酒とひとしきり酒盛りに興じてから、ようやくお食事タイムへと移るのだ。

でまあ、ラーメンを啜るかチャーハンにするかの葛藤があって、おおよそだが7対3でチャーハンに軍配が上がる。ただし、どうしても決めきれない時は、苦渋の選択として“半チャンラーメン”を嬉々として(矛盾)注文していたが、五十代半ば頃には、それすら選択することが叶わなくなった。

行きつけの中華飯屋に半チャーハンはあっても、半ラーメンはなく、それでさすがにフルサイズのラーメンは無理だから、半チャーハンを注文するが、それがまあ、量的にもほどよくて、しかも自分的にチャーハンを食べた感をそこそこ満足させることができるのは不承不承ながらありがたい。

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