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遜話§自然を畏れよ [地震]

元旦に能登半島を中心に発生した最大震度7の“能登半島地震”では海岸線が85kmにわたって最大4mも隆起したと聞いて驚いた。これほどの地殻変動を見るなどとは想像だにしなかった。

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写真は輪島の皆月漁港で撮られたものだが、ちょっと信じられないような光景である。これがもし、半島西岸の志賀原発で起きたとしたら……大惨事は免れなかったのは間違いないとしか言いようがない。

阪神淡路大震災や東日本大震災を経験してもなお、自然を侮っているように感じられるのは、まったく反省から学んでいないとしか思えない。地震を抑え込めるほどの知恵も力などまったくないのが人類なのである。

そうして、アイスランドでも火山活動が活発になってきていて、噴き出たマグマが住宅地まで達して、大規模な火災も発生している映像を目のあたりにした。



その様子を見ていると“畏怖”という言葉がふさわしいくらいに、人智の及ばない黙示録的な何かを想起させられる。

我々が不遜にも、自然界を変えられる所業としては、ただ単に二酸化炭素を垂れ流すことで、地球を温暖化させるという“天に唾”的な悪行くらいしか思いつかないのだが……。

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別話§終活のおはなし~年下の知人が~ [終活]

[承前]

パソコン通信の時代に知り合った……昨今は年賀状のやり取りだけの知人が昨年5月に亡くなったと、年明け早々に家族からの葉書で知った。

古稀を迎える年齢となった人間にとって、10歳近く年下の人間に先立たれることほど堪えるものはない。

人間――可能であればだが――年齢の順に旅立っていくのがベターと考えるのは当然のことで、年齢を経れば経るほど、歳若い知り合いに先立たれるのは辛いことだとしみじみ思う。

せめては心安らかに天に昇っていってくれればと願うばかりである。
                               [続く]

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保話§年金を受け取る件 [私事]

夫婦して年金受給者である。定年退職した60歳満了から3か月して、厚生年金の支給が始まった。その後65歳からは、それに国民年金が上乗せされるようになったので、だいぶ楽になった。

前後して同居人も、国民年金に加えて、雀の涙ながらの企業年金を受け取るようになったのはありがたい。

37年半も宮仕えしたのだから、それなりに支給されてはいるが、それでも、しかるべく税金や介護保険料が差し引かれて、思ったほどの手取り額でないのは不満である。

せめては確定申告をすることで、払い過ぎた税金を取り戻すことにするが、申告時期も近づいてきた。

現状、生活を営むための資金は年金に頼るしかないわけで、制度の崩壊などされたらたまったものではなく、制度維持の努力を怠らないでほしいのだ。テレビのニュースショーで頻繁に年金生活者の様子が報道されるが、中には本当にカツカツの日々を送っている人もいて、切実な現実なのである。

宮仕えを始めたその日に、会社から年金手帳が配布された。受け取った時には何の実感も湧くことなどもなく、給料から天引きされる様子を漫然と眺めていただけだったが、気がつけば……五十代が過ぎた頃だったか、我が身の行く末と合わせて年金がどうなるのかを考えるようになった。

多くの人の年金に対する意識はそんなものだと思うが、生き続けていれば、年金は重要な糧になるということは肝に銘じていてくれればと思う。

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謔話§一日一句~油断することなく~ [俳句]

季語は・・・余寒

なほ余寒 ヒートテックの ありがたき

【去年の今日】過話§上京五十年~幼なじみなる・・・・・・~
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即話§町中華の実力 [B級グルメ]

“町中華”というボキャブラリーが人口に膾炙するようになったのは、いつ頃からだったのだろう。

いわゆる本格中華とは異なる、日本独自の道を歩んできたと思われるのが、町中華だと言えるわけで、そのカジュアルさであるがゆえに不思議な展開を遂げてきた。

使いやすいことは比類なく、ラーメン1杯、炒飯1皿でもよければ、中には――ワタシのように――居酒屋使いを楽しむ人間だって少なくはないのだ。

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そして、刮目するべきは、町中華の主の技量である。上のようなメニューを顔色一つ変えず、ワンオペあるいは二人くらいでやっつけてしまうことなど珍しくも何ともない。しかも、店がどんなに混雑していようが、粛々と中華鍋を駆使して、あっという間に料理を作り出してしまうのである。

ある町中華で、カウンターに座ると正面がオープンキッチンで調理する様子をつぶさに観察できるのだが、注文を受けた料理人が最初にするのは、料理に応じた食器を用意することだった。そうしておけば、自分が作る料理が何であるのか確実に把握できるということだ。

とにかく、町中華には“待たせる”という言葉は存在しない。

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危話§QRチケットの落とし穴 [日常]

今、コンサートやスポーツ観戦のチケットをネットで予約すると、コンビニで引き取るか、QRコードが表示されたやつを履歴ページからピックアップして、スマホに取り込むか、自宅でプリントして持参できるようになった。

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コンビニでチケットを引き取るよりも手数料が安い、もしくは手数料なしということもあるので、このところはQRコードのチケットを利用している。何より気兼ねがなくて助かる。

そうしたら、ふとしたことで気がついた。事情があって行けなくなった時、そのチケットを第三者に譲渡しようとしたら……もしも譲渡された人が悪意を持っていて、QRコードチケットを何枚もプリントして売ろうと目論んだら……とんでもないトラブルを引き起こす可能性を考えてしまったのだ。

もちろん、第三者に譲渡する機会などがそうそうあるはずなどないのだが、ひとたびトラブルが起きようものなら、取り返しがつかないことになる。

便利なシステムには不都合な何かがあることを承知しておかなくてはならないということか。

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謔話§一日一句~笑顔が消えていく~ [俳句]

季語は・・・恋猫

苦笑い して恋猫の 潜む闇

【去年の今日】週話§日曜枯寂~禁煙の効用~
タグ:俳句 恋猫
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信話§クレジットカード [私事]

初めて海外旅行をしたのは1980年暮れのことだったが、その時はクレジットカードは持っておらず、すべてニコニコ現金支払いだったのだ。

クレジットカードを持ったのは、およそ40年前。結婚とほぼ同時に取得して新婚旅行が使い初めなのだった。

以来、自分なりに重宝して使っていると思っている。そして、使い方としては、実にシンプルで、メインとなるカードは一種類だけ。それでほとんどを賄っている。

ある時期、最も利用している新宿駅近辺のデパートのショッピングカードを数枚持っていたこともあったが、あれこれ使い回すほど買い物をしたわけでもなく、年会費を考えて、頻繁に使う一枚だけを残してあとは解約したのであった。

結局、そうして整理も別段の不便などはなく、そういえば、チケット予約のための、ぴあカードとかセゾンカードとかも持っていたが、いつの間にか消えてなくなったのだ。

目下、メインとして使っているのはゴールドカード。年会費もしかるべくの支払いだが、海外旅行保険が付帯している。それでいちいち海外旅行保険に加入する必要もなく、加入する必要のある保険より年会費のほうが安い。

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交話§サンゴリアス対ブルーズ[秩父宮] [ラグビー]

今季初の試みとして、リーグワンの前シーズンプレイオフ進出4チームと、クラブとスーパーラグビー・パシフィックに属しているニュージーランドの2チームが来日して“クロスボーダーラグビー2024”が行われた。快晴の秩父宮ラグビー場、この日の観客は13,278人。結果は7対43と惨敗である。

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まずもってブルーズの展開の早さに驚かされるが“こんなのあたりまえ”という感じで、軽快にステップを踏み、ノールックパスを繰り出していく。

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とてもこれでは敵わない。前半15分過ぎまでに3トライを決められ、あっさり勝負が決まってしまった。サンゴリアスは30分に松島幸太朗がセンターに決めたトライとゴールの7点のみ。



クラブ対抗という初めての試みだったので、戸惑いがあったのかどうかわからないが、トライは取られ過ぎ。とにかく攻撃のオプションが多彩で、相手に翻弄されたのは明らかであろう。

再びジャパンの監督として就任したエディ・ジョーンズは、新しいチームのモットーに“超速ラグビー”を掲げているが、ブルーズの俊足っぷりを見ていると、道はまだまだ遠い。

この日座った席のあたりはリーグワンの関係者が多く、ブレイブルーパスの監督トッド・ブラックアダーが2列前に座っていたり、後ろを振り返れば、同じくリーチ・マイケル、さらにヴェルブリッツのアーロン・スミスにボーデン・バレットなどなど、賑やかな客席なのだった。

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謔話§一日一句~小料理屋の肴~ [俳句]

季語は・・・春来(きた)

春来る 鯵なめろうを 勧められ

【去年の今日】週話§土曜枯寂~磁気ネックレスなど~
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行話§東風解凍~七十二候~立春 [七十二候]

立春の初候“東風解凍(はるかぜこおりをとく)”である。

改めて明けましておめでとうございます……旧暦の新年である。

日の入り時刻は12月半ばから40分くらい遅くなって、17時半くらいまで明るさは残っているのがありがたい。

そして、寒い寒いと言いつつも、辛夷(コブシ)の綿帽子も膨らみつつあって3月上旬の開花が待ち望まれるようになった。

春が立つとは、そうした諸々のベクトルが春へと向かいつつあるのだと示唆しているのである。

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週話§日曜流転~マイライン終了~ [電話]

今月から固定電話の割引サービスであるマイラインが終了するとのことだ。

実は、サービス開始の時からよく理解できず、最初に登録していた業者が、いつの間にか変わってしまっていて、それがさらに転々として、終了のお知らせが届いた時には3社目に移っていたのである。

事前に取扱業者が変わるという通知を受けていたはずだが、とんと失念していて、請求業者の名前が変わっていて気がつくという始末だった。

もっとも、それくらい固定電話の利用頻度が減っていたということで、請求される通話料金も数百円足らず。結局、マイラインのメリットを感じられないまま、四半世紀でサービス終了となったのである。

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謔話§一日一句~はかなくて~ [俳句]

季語は・・・うすらひ(薄氷)

うすらひの 融けて一期の 無常かな

【去年の今日】懐話§昭和三十年代~傷痍軍人~
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週話§土曜流転~磁気ネックレス一年~ [健康]

磁気ネックレスを取り寄せたのは、一昨年の暮れのことだった。そして一年が過ぎた現状はというと、顕著な肩の凝りが生じたことは、一年の間に一度もなかった。

何度か、朝起きた時に少しばかり凝っているようなことがあって、それでも磁気ネックレスを身に着けたら午前中にはそうした感じが消えたのである。

“鰯の頭も信心”くらいのつもりで、いくばくかを投資して購入したのだが効果があるということは、普段の肩凝りもこの程度の処置で解消してくれるということか。

ちなみに、SNS繋がりの―特に名を秘す―某物理学者氏も愛用中であると告白していたので、それほどひどい凝り性でなければ効果はありそうだ。

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謔話§一日一句~あれはシリウスか~ [俳句]

季語は・・・凍星

凍星の果て ムックリの音よ届け

【去年の今日】過話§上京五十年~転居~
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睦話§2024年1月の天気模様を振り返る [天気]

2024年1月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

このリンクの日付をクリックすることで、各々の日のアメダスが確認でき、より詳細な気象状況をチェックできる。

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冬らしい寒さにはなったように感じるが、それでも最高気温が一けたを記録したのは7日ほどに留まった。何日か雨模様の日はあったが、やはりというか、太平洋側の冬お約束の青空の日々が続いていた。

そして1月13日は、初雪が舞う中、国立競技場でラグビー大学選手権決勝が明治と帝京の対戦で行われ、34対15で帝京大学の優勝。帝京大学主将の江良颯と、明治大学主将の廣瀬雄也が、揃ってクボタスピアーズ船橋・東京ベイに入団するというサプライズも……1月はラグビー・ネタで締めておく。

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私話§運がいいとか悪いとか [私事]

たぶん、人生の終わりの会計帳簿には、運がいいのと悪いのと、五分五分の決算が記入されることだろう。

七十年生きてきて、運がよかったことと運が悪かったことと、思い返しては見るけれど、個人的にはまあ……ほんの少々だが黒字に振れているような気がしないでもないとは、手前味噌ではあるけれど。

30年くらい前、自分ではどうにもできない不運な状況が何年か続いたことがあった。数年で状況は好転してくれたが、あれが続いていたら、今のような淡々とした余生にはなっていなかったかもしれない。

不運な状況については、自分の不徳もあったことは間違いないが、それ以上に内部環境的な問題も大きかったと思われる。結局、自分一人の力で解決できるような問題ではなかったのだ。

それ以前にしても、まあ……高校の数学Ⅰで挫折して落ちこぼれてみたり、現役で大学に入り損ねて浪人することになって、親に迷惑をかけたりしたけれど、大学を卒業したその先は、まあまあ何とかレールを外れることもなく多少きつい仕事ではあったが、何とかやりおおせてここまで来たのだった。

とはいえ、この先もう少し残っている人生の間に何が起こるかわからない。

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謔話§一日一句~そしていそいそと~ [俳句]

季語は・・・春隣

呑み会や 断り切れぬ 春隣

【去年の今日】如話§2023年2月の予定あれこれ
タグ: 俳句 春隣
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告話§ビッグイシュー472号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー472号は2月1日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。サヘル・ローズが表紙。

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表紙&スペシャルインタビュー サヘル・ローズ

リレーインタビュー 丸山俊郎(白馬村長)

特集 マンガで、社会の問題を読む

文学作品に比べ、マンガは単なる暇つぶしと思われている節があります。

しかし、20代の終わりに大学院で研究テーマを近現代文学からマンガに変更、その後15年近くマンガを読み続けてきたトミヤマユキコさん(東北芸術工科大学芸術学部准教授)は「マンガがくれる感動や発見が文学に劣るということはない。マンガを人生の参考書にしないなんてもったいない!」と言います。また「マンガの読み筋は決して一つではない」として、著書では10代の悩みや女性の労働を切り口にマンガ作品を紹介しています。

トミヤマさんに、労働問題や社会の問題という視点から、読んでおもしろく興味深いマンガ作品の紹介をお願いしました。

今、多くの若い才能が集中し、多岐にわたるマンガ作品が生まれる日本で、マンガを多角的な視点から読む魅力に迫ります。

[国際記事]
路上生活を解消する、小さな一戸建てコミュニティ

[国内記事]
今、縄文の森へと回帰。冬でも緑の大文字山

香山リカ むかわ町穂別診療所の四季・冬 大きなエゾシカ

[連載記事]
原発ウォッチ 能登半島地震 ずれた150kmの断層

浜矩子の新ストリート・エコノミクス 好循環はいつまでも好循環なのか

雨宮処凛の活動日誌 コロナ5類移行後、初めての年末年始

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
              知人に誘われたジムをやめたい☆水餃子鍋☆

池内了の市民科学メガネ 寒い夜、健やかな眠りのために

生存の危機まで追い詰められ、ホームレス化する仮放免者 大澤優真

販売者に会いにゆく 『ビッグイシュー・オーストラリア』ロン・K
                              [その他]

《ビッグイシューのトピックス一覧》
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如話§2024年2月の予定あれこれ [日常]

月初めにつき、東京の一か月間の日の出&日没時刻を。

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2月1日の日の出は6時40分で日没は17時10分、月末の日の出は6時11分で
日没は17時38分。月末になると、朝も6時前には明るくなりつつある。

さてさて、今月もクラシックのコンサートはなし。歌舞伎は十八世中村勘三郎十三回忌追善と銘打たれた猿若祭二月大歌舞伎で、昼の部は『野崎村』で鶴松がお光を務める抜擢があり、さらに『籠釣瓶花街酔醒』では、勘九郎が佐野次郎左衛門を、七之助が八ツ橋を務め、仁左衛門が繁山栄之丞に付き合う豪華版。

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夜の部は、勘九郎が親獅子、長三郎が仔獅子の『連獅子』と賑やかである。

ラグビーは、2月前半のリーグワン休息週を利用してクロスボーダー・ラグビーが行われる。スーパーラグビーのギャラガー・チーフスとブルーズが来日してリーグワン前シーズンのプレーオフ進出4チームと2試合ずつを戦うというもの。2試合くらいは観に行きたいものだ。

2月後半はリーグワンが再開するので、一試合は観に行く予定だが、さて。

《日常のトピックス一覧》
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