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愉話§一日一句~今日も今日とて~ [俳句]

季語は・・・余花

余花落花 烏諍(いさか)う 日の盛り

【去年の今日】酔話§チェーン系の居酒屋考
タグ:俳句 余花
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異話§霜止出苗~七十二候~穀雨 [七十二候]

穀雨の次候“霜止出苗(しもやんでなえいずる)”である。

気持ちのいい気候である。表に出て行くのがまったく苦にならない、一年のうちでもそんな時季にあたっている。

4月のはじめ、桜の盛りが終わるのと入れ替わりに吹き出した若い新緑も、あっという間に緑の濃さを増してきた。

若い芽が出てきた頃は、桜にかまけてしまっていて、そんな隙にほんの数日ほどで木々に新緑が出そろった時には、自然の営みのスピードに舌を巻いたのだ。

老境の身には、そんな様子が何とも慌ただしいと感じられ……「そんなに急ぐことはないだろう」と呟くしかなかったのである。

それにしても今年の緑のスピードは速いと感じる。例年であれば、もう少しじわじわと2週間くらいかけて樹々の緑が出揃うのだが、それはもう温暖化のゆえということだろうか。

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知話§“観光旅行”はやめようか [海外旅行]

その場所を旅行するのは一回限りというのであれば、外から著名建造物の類ばかり見て回るのは、ある意味しかたないと言えるかもしれない。

だが、同じ場所に複数回通っても、相変わらずそんな観光旅行でお茶を濁すのであれば、それはやめておいたほうがいいだろうし、よく飽きないものだとも思う。

もちろん、それなりに由来については調べての上だとは思うけれど、表からだけ見物してはいおしまいというのは、天麩羅やフライの衣だけ食べているような気がしないでもない。

よもや、美術館の建物の外観だけを見てそれでよしとする人はさすがにいないとは思うが、旅行記みたいなブログの中に、オペラハウスのガイドツアーに行ってきた様子を書いている人がいて……いや、それだったら、やっぱりオペラやバレエの公演を観てほしいのだ。

我々が何度も何度も繰り返して同じところばかりに行くのは、そこで行われているオペラやコンサートといった生きたパフォーマンスを体験したいからで、それこそが建物が持つ本来の機能だと思っているからである。

旅先で知り合ったアメリカ人は旅行好きで、日本もしばしば訪れていたが、彼らの目的地は京都とかそうした有名観光地ではなく、瀬戸内海の島であったり、陶磁器の窯元であったりと、それはバリエーションに富んでいて、昨日今日の観光客とはひと味もふた味も違っていたのだった。

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