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愉話§一日一句~眼に眩しくて~ [俳句]

季語は・・・大根の花

大根の 花の白さや 日の盛り

【去年の今日】纏話§長文は書けない
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異話§玄鳥至~七十二候~清明 [七十二候]

清明の初候“玄鳥至(つばめきたる)”である。

ツバメが来訪してきたのをこの眼でしみじみと実感させられたのは、今から45年前、宮仕えがスタートし、3週間ほどの社内教習に続いて、外部研修と称し、各人がてんでんばらばらに“丁稚奉公”させられた時のことだった。

研修が始まって3日目くらいだっただろうか、職場の階段踊り場の窓の外を一羽のツバメが軽やかに飛び去っていったのを眼にしたのだ。

その様子があまりにも鮮やかだったので、半世紀近くが経った今でも、こうして記憶に残っているのである。

先々の会社生活など、漠然ともいえないレベルでしか考えられず……まして37年後に定年退職して高齢者と呼ばれる境遇になるなど、二十代前半の弱輩に想像などできるはずもなく、将来設計だなどと漠然とすら描けるものでもなかった。

23歳って……若かったんだよなあ。

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翔話§蚊~精密機械としての昆虫~ [昆虫]

ちょっと思い出したことがあったので、まとめておこうと思ったのだが……



……という昆虫についての話である。

彼らの数ミリ足らずの身体の中に、とんでもない機能が備わっていることに思い至るのだ。

↓ウィキペディアより
Aedes_Albopictus.jpg

蚊の機能を並べてみると、まず自在に飛べる。目標とする場所にちゃんと留まれる。それが暗い夜であっても、血を吸うために我々人間の皮膚まで正確に着地し、皮膚に針を刺して吸血するのである。

飛行機能、位置認知機能、暗視機能、吸血機能と、そんな優れた機能が数ミリ足らずの蚊の身体に装備されているのだ。そんな創造物を、人間が再現できるはずなどないだろう。

それだけの機能を盛り込んだロボットでも作ろうとしたら、その大きさは、とんでもないサイズになってしまうのではないか。

そうした機能の中でも、吸血機能が飛び抜けて優れていると思っているが、それはなぜかというと、針の直径が0.05ミリにもならないサイズで、それを人間の皮膚に刺して血を吸うのだ。血液は凝固する性質を持っているので、何もしなければ針の管の中で凝固してしまうから、凝固させないように体内に取り込んでやらなくてはならない……驚くべき性能である。

ただし、そんな蚊にも一点だけ大きな欠点がある。それはあの“ブーン”という飛行時の雑音で、それがゆえに時として我々人間に迎撃されてしまう。

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