貧話§ブレイブルーパス対ブラックラムズ[第2節] [ラグビー]
クリスマス・イヴ……寒々しい試合を観てしまった。熱気に欠けた客席は、あたかもシーズン終了間際の消化試合と見紛うが如く。
ブレイブルーパスのホームゲーム……耳を疑うようなセンスとしか思えない今シーズン発表されたチーム歌、先着5000人に配られたポンチョの貧弱さ、メンバー紹介で流された選手一人一人の一言メッセージ、すべてが前時代の遺物であるようなセンスに欠けたプレゼンテーションだった。
5518人という観客数もまた……そして客席の熱気もまた、前週のサンゴリアス対スピアーズ戦とは比べものにならない冷え冷え感。
それと比例するように寒々しい試合で、17対7でブレイブルーパスが勝利はしたものの、寒さを吹き飛ばして目を奪うようなプレイ、見せ場もないままの80分。あれだけ攻め込んで圧倒的なポゼッションだったのにトライ2つだけというのもお粗末と言えよう。
攻めあぐねるブレイブルーパス、攻め手を欠くブラックラムズ……どっちもどっちのゲームだったが、これで30点差くらいつけられたりしてもいたら、途中で帰ってしまったかもしれないところ。いいゲームをすれば客は呼べるとかいう以前の問題ではないか。今シーズンに関して、先々に味の素スタジアムで行われるブレイブルーパスのホームゲームには行かないと決めた。
16時半過ぎにスタジアムを出て、この日も調布で途中下車。買い物と焼き肉など……こうしてクリスマス・イヴは終わったのである。
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ブレイブルーパスのホームゲーム……耳を疑うようなセンスとしか思えない今シーズン発表されたチーム歌、先着5000人に配られたポンチョの貧弱さ、メンバー紹介で流された選手一人一人の一言メッセージ、すべてが前時代の遺物であるようなセンスに欠けたプレゼンテーションだった。
5518人という観客数もまた……そして客席の熱気もまた、前週のサンゴリアス対スピアーズ戦とは比べものにならない冷え冷え感。
それと比例するように寒々しい試合で、17対7でブレイブルーパスが勝利はしたものの、寒さを吹き飛ばして目を奪うようなプレイ、見せ場もないままの80分。あれだけ攻め込んで圧倒的なポゼッションだったのにトライ2つだけというのもお粗末と言えよう。
攻めあぐねるブレイブルーパス、攻め手を欠くブラックラムズ……どっちもどっちのゲームだったが、これで30点差くらいつけられたりしてもいたら、途中で帰ってしまったかもしれないところ。いいゲームをすれば客は呼べるとかいう以前の問題ではないか。今シーズンに関して、先々に味の素スタジアムで行われるブレイブルーパスのホームゲームには行かないと決めた。
16時半過ぎにスタジアムを出て、この日も調布で途中下車。買い物と焼き肉など……こうしてクリスマス・イヴは終わったのである。
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街話§神保巷塵[95]古賀書店が閉店しました [神保町]
[承前]
12月24日、神保町2丁目南側にあって、主に音楽書を扱っていた古賀書店が閉店した。50年近く通った店がなくなるとは……こういうことか。
↓閉店3日前の古賀書店、そして2冊のスコア
何とも惜しく寂しいことである。そうして、古賀書店にはずいぶんとお世話になった。我が家にあるポケットスコアや楽譜の多くは古賀書店で見つけて買ったものだし、音楽の友やレコード芸術のバックナンバーで気になっていたのも古賀書店で買っている。
大学時代から通っていたのが、就職した仕事場が神保町だったので、飛んで火にいる夏の虫ではないが、時間がある時にはちょくちょく覗きに行っていたのだ。
一番の思い出としては、何とも品のいい先代の夫人が帳場に座っていた時にリヒャルト・シュトラウスの『ばらの騎士』のスコアを見つけて、買おうと思ったら手持ちの金が足りず、前金を少し払って取り置きをしてもらったことがあった。
店そのものはさほど広いわけではなかったが品揃えは充実していて、これはという本を見つけられることが少なくない店だったのである。
個人的には神保町に出向く頻度も少なくなり、スコアや楽譜の類もこれ以上買うこともないだろうからいいけれど、まだまだ古賀書店を必要としている好事家や学生さんも少なくはないはずで、先々音楽系古書がどのような道筋をたどるものか、気になることではあるが。
追記:閉店の3日前に、神保町に出向く用事があったので、タイミングよく古賀書店に行き、モーツァルトの協奏曲のスコアを2冊見つけて、最後の買い物ができ、店主にもお礼とお疲れ様の挨拶もできた。
[続く]
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12月24日、神保町2丁目南側にあって、主に音楽書を扱っていた古賀書店が閉店した。50年近く通った店がなくなるとは……こういうことか。
↓閉店3日前の古賀書店、そして2冊のスコア
何とも惜しく寂しいことである。そうして、古賀書店にはずいぶんとお世話になった。我が家にあるポケットスコアや楽譜の多くは古賀書店で見つけて買ったものだし、音楽の友やレコード芸術のバックナンバーで気になっていたのも古賀書店で買っている。
大学時代から通っていたのが、就職した仕事場が神保町だったので、飛んで火にいる夏の虫ではないが、時間がある時にはちょくちょく覗きに行っていたのだ。
一番の思い出としては、何とも品のいい先代の夫人が帳場に座っていた時にリヒャルト・シュトラウスの『ばらの騎士』のスコアを見つけて、買おうと思ったら手持ちの金が足りず、前金を少し払って取り置きをしてもらったことがあった。
店そのものはさほど広いわけではなかったが品揃えは充実していて、これはという本を見つけられることが少なくない店だったのである。
個人的には神保町に出向く頻度も少なくなり、スコアや楽譜の類もこれ以上買うこともないだろうからいいけれど、まだまだ古賀書店を必要としている好事家や学生さんも少なくはないはずで、先々音楽系古書がどのような道筋をたどるものか、気になることではあるが。
追記:閉店の3日前に、神保町に出向く用事があったので、タイミングよく古賀書店に行き、モーツァルトの協奏曲のスコアを2冊見つけて、最後の買い物ができ、店主にもお礼とお疲れ様の挨拶もできた。
[続く]
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